塾講師のバイトなんてやってちゃだめだよ

「塾講師のバイトなんてやってちゃだめだよ」

と、アルバイトに来ている東大生に言ってしまう塾って。。。

(もちろん、そこで言う「塾」に、うちは入っていないつもりなのですが)



特に、東大生なんかで、「塾講師、家庭教師のバイトやってます」って言ったら、

世間一般はどう感じるか?

  「あー、この人は楽で、割のいい仕事が好きなのね」

本当ですよ。



だからぼくは、いつも言っています。

君たちは、決して頭がよくて東大に入ったんじゃないんだよ。

人よりも、新しいことに順応して、うまく適応出来たからなんだよ。

だから、これから将来においても、

  「新しいことに、人より早く、的確に、適応できるというポテンシャルは高いはず

  そこを履き違えないでね」



そして、とても細かいレベルで、「生徒さんを観察すること」を要求しています。

  ・ 鉛筆の持ち方はどう?
  ・ 目線はどうなってる?
  ・ 間違えるときの、手と目の動きはどうなってる?
  ・ 「わかった」瞬間をどうやって見極める?
  ・ 「わかる」から「できる」まで、どうやってリードしていく?
  ・ 口癖は何?
  ・ 表情、姿勢に変化が出るのはどういう時?

などなど。

ぼくは、それらの報告を基に、保護者さまにメールを書いたり、

また総合的に判断し、その子の今後の進め方、指導方針などを考えています。



こういった経験は、彼らが就職した後、必ず活きてくるはずです。

  ・ 人それぞれどんな癖があるのか
  ・ どうやったら人は動くのか
  ・ 心と、頭と、体の関係

そんなことに関する膨大な経験値が積まれるのです。


ただ漫然と、数学や英語を教えるのはやめてください。

相手に合わせて、相手の後ろ側から、対象を見つめ直してください。



ぼくも、そういうバイトをしておけばよかったなあ。



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