20年後の未来のために、青山プレップスクールです。
年末年始は、家族で過ごす時間がたくさんありますよね。
ということは、子どもたちにとっては、
学ぶチャンスがたくさんある、貴重な時間です。
机に座ってするのが、勉強ではありません。
家族で話をして、ゲームをして、かるたをとって、
年賀状を数えて、お餅を焼いて、お年玉を数えて、、、
幸せな気分の中で学んだことは、決して忘れない。
楽しい気分の中で体験を通して学んだことは、
目に見えない学力となって、ずっとあとあとまで残っていきます。
そういう意味で年末年始は、
受験生だけでなく、すべての子どもたちにとって、
絶好の学びの時期です。
2013年12月17日火曜日
(書籍)『レイヤー化する世界』 ーー こんな風に、歴史を俯瞰するといいね
20年後の未来のために、青山プレップスクールです。
ぼくの読書も、少しずつ、種類によって
電子化しています。
置き場に困らないのはいいけど、
重さがないのがちょっと寂しい。
そして、もっと編集できる機能がついてくると、
もう少しぼくの電子化も進むだろうなと思います。
本書も、そういう内容です。
==== 目次 ====
プロローグ 現代 - 第三の産業革命が起きている
第一部 中世 - 多くの民族がともに栄えた帝国の時代
第一章 かつてヨーロッパは辺境の地だった
第二章 なぜ中世の帝国は滅んだのか
第二部 近代 - 私たちが「国民」になった時代
第三章 「国民」は幻想からやってきた
第四章 「民主主義」という栄光
第五章 崩壊していく民主主義と国民国家
第三部 未来 - <場>の上でレイヤー化していく世界
第六章 すべては<場>に呑み込まれる
第七章 レイヤー化する世界
第八章 「超国籍企業」が国民国家を終わらせる
第九章 新しい世界システムと私たち
============
ぼくの読書も、少しずつ、種類によって
電子化しています。
置き場に困らないのはいいけど、
重さがないのがちょっと寂しい。
そして、もっと編集できる機能がついてくると、
もう少しぼくの電子化も進むだろうなと思います。
本書も、そういう内容です。
==== 目次 ====
プロローグ 現代 - 第三の産業革命が起きている
第一部 中世 - 多くの民族がともに栄えた帝国の時代
第一章 かつてヨーロッパは辺境の地だった
第二章 なぜ中世の帝国は滅んだのか
第二部 近代 - 私たちが「国民」になった時代
第三章 「国民」は幻想からやってきた
第四章 「民主主義」という栄光
第五章 崩壊していく民主主義と国民国家
第三部 未来 - <場>の上でレイヤー化していく世界
第六章 すべては<場>に呑み込まれる
第七章 レイヤー化する世界
第八章 「超国籍企業」が国民国家を終わらせる
第九章 新しい世界システムと私たち
============
ぼく自身としては、問題意識を共有していそうな、
共感できる内容の多い本は、実はあまり読むことはありません。
そういう著作をされる方々の普段の発言を、
Twitterなどで、普段から接することのできる世の中なんですね。 すばらしい。
むしろ、「何?」と思うような本を手に取ることが多いです。
そこから、新しい興味が広がる楽しさのために。
============
そういう意味で、本書を読んだのは、少し特別でした。
歴史というもの、時代というものを、こんな風に学んだらいい、
ということが、書いてあるだろう。
それを、うちに通ってくれている、高校生や大学生が、読んで考えたらいいんじゃないか。
高校生や大学生にお勧めできるかな、と思って読みました。
授業という限られた時間では伝えきれないものを、書いててくれるんじゃないかな。
一読しての感想は、期待通り、期待以上でした。
== 1.歴史の流れを俯瞰する ==
学校の授業も、このくらいコンパクトに歴史の流れをまとめられたらね。
今、ぼくたちの考える「国」という概念は、決して新しいものではない、
むしろ近代に人工的に作り出されたものである。
その枠組みが、近年崩れつつあるよ。
▼ 先輩がこう言っていた
▼ 寄らば大樹
もっと歴史を俯瞰すると、【閉塞感】なんて持つ必要がないというか、
持ってる暇がないというか。
時代や民族を超越する視点は、やっぱり持てた方がいいと思います。
== 2.レイヤー化する世界 ==
ぼくも常々、【断片化】という言葉を使います。
いろーんなものが、もっともっと、細切れで売られていく方向に、時間は流れています。
冒頭で述べた、書籍についてもそう。
せっかく電子化しているんだったら、自分で編集したい。
読みながら、まとめが作っていけるように。
すべてのテキストが、断片化され、再編集され、蓄積され、
新しいアイディアを生み出していくことでしょう。
そして断片化するときに大事になるのは、インターフェース。
これからは、インタフェースの時代でもあると思います。
知ること、理解すること、新しく発想すること、、、
知にまつわるこれらのことは、激変することでしょう。
その流れに、易々と、嬉々として、乗って行ける人たちが、
育っていって欲しいなと思っています。
ということで、高校生の冬休みの課題図書はこれにします。
登録:
投稿 (Atom)
週1,2時間で結果を残す、当たり前 (つづき2)
3.長期的な視点、流れのパターンを見ること 時間の話をするのは、とてもとても時間が掛かります。 だから個別に丁寧に、進めていくのが良いだろうと思います。 まずは自分のことから。 どうして、お父さん・お母さんは、この名前を付けたんだろうね。 この名前ってどんな意味なんだろうね。 ...

-
勉強って面倒くさいですね。 そしてそれに付き合うのも、同じくらいかそれ以上に面倒くさい。 ===== やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ ===== この仕事を始める12年前 あー、なんて面倒くさいんだ。ぼくには絶対にでき...
-
毎日の報道や国会中継など 数少ない情報源として触れますが、 正直うんざりする気持ちを抑えるのが大変ですね。 今回のコロナ騒動は、これからの世の中にさまざま影響を及ぼすことは間違いないとして、ぼくが今(以前からですが) 子どもたちに強調しているのは、 事実を根拠とし...
-
こんな時代に、天然知能に振り切っている青山プレップスクールです。 もうそこそこ長くこの仕事を続けてきて、経験的にわかっていること、それでもまだまだわからないこと、あります。 テストで点数が取れるようにすることは難しくない。入試だって、まあその延長です。 しかし、もっと本質的に、そ...
