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3月, 2023の投稿を表示しています

「学び」を中心に関係を構築する

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毎日、1 on 1で子どもたちに、(表面的には学校の勉強を扱っていますが) 理解の仕方、学び方の方法論をお話ししています。 彼らがおとなになる頃は、今よりもさらに学ぶことが増えているはず。 学ぶことが楽しく、前向きに取り組めて、そして上手。 そういうおとなになっていこうね。 子どもたちだけでなく、お父さまやお母さまとお話しすることも少なくありません。 (食事をご一緒しながら、ということもしばしば) 子どもの勉強に関することだけでなく、子育て全般や親子関係、子どもたちの将来についてだけでなく、 時には、お勤め先での課題(多くは人間関係)など。 世間知らずな私にとって、とても勉強にもなります。 最近よく話題にのぼるのは、chatGPTをはじめとしたAI関連の話と、若手社員との接し方の話。 新しい技術が次々と現れて、これからどうしたらいいのか。 多様性が尊重される時代において、価値観と異なる他者を理解しなければならない。 □ 自分の持っている固定観念を知ること □ 常に視野を広げる方向に、圧力をかけておくこと(自然状態では広がらない) □ 次から次へと出てくる情報の、本質を探ること □ そして、新しいことを理解するための方法論を確立すること(それによって気軽に学べるようになること) 「勉強」というと、入試や資格試験を思い浮かべたり、大変であったり苦痛であったり、 学校に通ったり、先生に教わったり、というイメージも未だにあるかと思いますが、 (お金と時間がある人はそういう形でもよいかもしれませんが) もっと主体的で、自由で、対等で、誰でもできて、楽しいものだと思います。 ゆかいでユニークで、かしこくてかろやかで、しなやかでそしてしたたかでもある若い人たちと一緒にいられると、なんとも幸せです。

はじめにの読書会(136~138)『数学の真理をつかんだ25人の天才たち』『宇宙を解くパズル』『現代美術史』

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次回、「はじめにの読書会 136~8冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 3/24(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『数学の真理をつかんだ25人の天才たち』 https://amzn.to/3T9jx1d 3.『宇宙を解くパズル』 https://amzn.to/3YZ5Wuu 4.『プレゼン力』 https://amzn.to/3JMmEce 5.『現代美術史』 https://amzn.to/3RkqmMn 6.『日本の助数詞に親しむ』 https://amzn.to/3FcC2My 7.雑談回 1.複数本が選ばれ、参加者の希望に沿って、 2.『数学の真理をつかんだ25人の天才たち』 3.『宇宙を解くパズル』 5.『現代美術史』 が選ばれています。準備大変だ! +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』   『アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えてきた』   『人物で語る化学入門』   『ヒトの言葉

はじめにの読書会(135)『ビデオゲームの心理学』

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 次回、「はじめにの読書会 135冊目」(手ぶらでかんたん読書体験) 3/17(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『数学の真理をつかんだ25人の天才たち』 https://amzn.to/3T9jx1d 3.『アカデミック・フレーズバンク』 https://amzn.to/3WF6DZV 4.『ビデオゲームの心理学』 https://amzn.to/3J8pkj0 5.『現代美術史』 https://amzn.to/3RkqmMn 6.『日本の助数詞に親しむ』 https://amzn.to/3FcC2My 7.雑談回 4.『ビデオゲームの心理学』が選ばれています。 ゲームをしているときに、頭の中では何が起こっているのか。 制作者はそれをどのように利用してゲームを作っているのか。 など。勉強にも応用できるよね、と思います。 (国語からっきしだった子が、国語・英語と読解系が伸びて 共通テストで9割とれるようになったりもしています) +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数

結ぶ活動(その1:高校生がソムリエに?)

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ソムリエになるわけではありませんが、ワインに関するビッグデータ解析チームに 一人の高校生を混ぜていただけることになりました。(ありがとうございます!) もちろん、自分が飲めるわけでもないので、まず興味をもってもらうことから。 □ 香りや味に関するデータ分析のおもしろさ □ ワインの知識もあるとあとでちょっといいかもね □ その子だけのためのセットアップ □ ワイン知ってる高校生なんて、かなり珍しいよ 〇 今の勉強とのつながり 〇 推薦入試のネタにも使える 〇 実社会の空気を味わう(とてもいいメンバーに囲まれてラッキーですね!) 学校の勉強は、論理中心。積み上げ思考ですが、 こういうプロジェクトでは、確率中心。不確かさの中での柔軟な対応が大事になってくる。 10代のころから、学校以外の世界観に触れておくことは、彼の将来に大きな意味を持ってくると思います。 めっちゃおもしろいよ! === 以前は「あとはお任せモード」(その方が鍛えられるかな)でやっていたのですが、 もう少し細かくフォローしたほうがいいのかなと方針を変えることにしました。 (細かな擦り合わせや通訳が、お互い結構な負担になるので)

新受験生へ:問題集を解くのは何のため?

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最近の新受験生は動きだしが早いですね。もちろん、スタートダッシュが決まれば受験も優位に進めることができます。 気になる点もある ところで、では具体的に何をやるの? と見ていると、だいたいみんな問題集を解いている。大量に「こなす」ことを目標としている子が見られます。おそらくは、過去にそれでやってきた「成功体験」があるのでしょう。 問題は何のために解いているの? 「解けるようになるため」 その問題は覚えるほど繰り返せば解けるようになるけれど、同じ問題は出ないよ? 「じゃあ、もっとたくさん解きます」 受験勉強のように範囲が限定的ならば、それでもうまくいくと思います(そう指導されてきたのでしょう)。 しかし、それを成功体験としてしまうと、やみくもに量をこなす作戦しか、芸がないことになるよ。たとえば、将来、何かを調査または実験するとして、やみくもに量だけこなすかな? 情報が増えた現代において、ひたすら量だけこなすかな? 終わらないよ。 コンピュータに任せるという方法もあるのだけれど、そうだとしても人間がやみくもにやるわけではないと思うよ。 自転車が壊れたとして、やみくもにガチャガチャやるかな? 少しエンジニアリング的な考え方も、ついでに身につけてしまおう。(一石二鳥のチャンスを常にうかがうよ。バラバラにしない、統合する) 自分を1つの機械と見立てると、問題集を解くという行為は、自分で自分をテストしていることになる。 テストだと捉えると、 × テストすることが目的ではなく、 〇 解くことで弱点を暴き出して、その後の対策に役立てるのが本来の目的 問題中の何に気づけばよかったか。なぜ気づけなかったのか。 気づいていたとしたら何を発想すればよかったか。 処理でミスをしたのか。具体的にどのような処理でミスったのか。それを防ぐ手立てはあるか。そのミスがなければできていたのか。 手も足もない時に、では何をするか?(何を実験すれば、何がわかるか) 自分が弱い個所はどこなのか。それはどのようにすれば克服できるのか。 そういうことを、一緒に考えながら進めています(メタ認知にもつながる)。 いったん「そういうことか!」とわかると、メキメキメリメリできるようになっていって、見ているこちらも楽しいです。 また、「こなしている子」にありがちなのは、問題をよく見ていない。 連続してやっていればできるけれど

「井上さんは考えたりするの趣味だから、何でも聞いたらいいよ」

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面談でのお母さまの一言でした。 「井上さんは、考えたりするの趣味だから、勉強だけじゃなくてパズルでもクイズでも、宇宙のことでも、歴史のことでも、何でも聞いたらいいよ」 お兄さんが通われていて、お母さまとは長い付き合いです。 自分の趣味などは考えたこともなかったのですが、言われてみればそうかも。 違う言い方をすると、「勉強」と「遊び」の間に線を引かない、という意識は明確にあります。そこを分けるから、話がややこしくなる。 学生の期間(特に小学校~高校)は、それほど専門性の高いことをやるわけではなく、いわば学習の基礎を作っている段階です。スポーツで喩えるならば、基礎体力や基本動作、体幹、バランス感覚、ボールの扱いなどを身につける時期。「バスケだけ上手になる」ようなことは逆に難しく、このレベルであればバスケがそこそこできるなら、バレーボールやテニスなんかもそこそこできても何ら不思議はないはず。 算数だけできるようにしよう、英語だけ頑張ろう、という方が、よほど不自然ではないでしょうか。 共通する頭の働かせ方、モノの見方、理解の仕方、記憶の仕方。。。そんな基礎力を鍛えつつ、結果として各教科もできてしまうよね、という形が理想であり、多くの子どもたちがそれを自然にマスターできていると思います。

はじめにの読書会(134)『令和反逆架空六法』

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 次回、「はじめにの読書会 134冊目」(手ぶらでかんたん読書体験) 3/10(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『令和反逆架空六法』 https://amzn.to/3JqvI6x  3.『アカデミック・フレーズバンク』 https://amzn.to/3WF6DZV 4.『北田暁大 実況中継・社会学』 https://amzn.to/3Clzs5j 5.『現代美術史』 https://amzn.to/3RkqmMn 6.『日本の助数詞に親しむ』 https://amzn.to/3FcC2My 7.雑談回 2.『令和反逆架空六法』が選ばれています。 6つのパラレル・レイワ、6つの架空法律で、現行法と現実世界にサイドキック! リーガルSF短編集 +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』   『アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えてきた』   『人物で語る化学入門』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『人物で

天才にはなれない、秀才にはなりたくない、そんな子は目指してほしい結才(ゆいさい)

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どうして勉強なんてするんだろうね。 天才になるため? 天才なら、すでに才能があふれ出してる。運もある。 でも、近くの人にとっては奇人変人だよね。ものすごい努力もしていて、才能に人生を捧げている。 なろうと思ってなれるものではなく、気がついたらそうなっているものでは? 秀才になるため? 秀才ならば、今の教育システムの中でたいてい誰でもなれる。 だけど、秀才って冷たいイメージがない?場合によっては計算高いというか、利己的というか。 「正解」を求めすぎた世界に順応しすぎると、「自分が正しい」という考えに陥りがち。意見が対立した場合、「自分が正しい=相手が間違っている」。この発想はちょっと限界を迎えているのです。 天才でなく、秀才にもなりたくない人はどうするんだろうね? (私がそうなわけですが) 私は、自身のことを(そして人間一般にも当てはまると思いますが)これまで出会ったたくさん人や知識の「結び目」なのだろうと思っています。そして、知識と知識や、人と知識、人と人を、つなぐことができたら最高に幸せだなと思ってがんばっています。 ★ 人と人: 私がいなかったらあり得なかった出逢い、プロジェクト、ビジネス ★ 人と知識: あの人がこの知識に触れたらどんな化学変化を起こすだろう! ★ 知識と知識: このアイディアとあの技術を組み合わせたら? 発明、創造系の全般 結ぶ才能、結才(ゆいさい)を磨こうと、今でもがんばっています。 そのためには、 □ たくさんの知識や人のつながりがあった方がいい □ 物事をすっきりと理解する方法論を身につけておいた方がいい □ 知らない人に、知らないものを紹介する、表現力も磨いた方がいい そうすることで、自分と違う人のことも理解できるようになるし、 それが広がれば、世界はもっと平和になれると思っています。 そして、結才ならば、誰でも意識すれば持つことは出来るし、 どんな人でも、みんな持っている知識や人脈は違うわけだから、 唯一の存在であり、唯一のつながりを作り出せる。 たくさんのことを知るために、そしてそれらを結んでいくことで、 世界がよりよくなるように、勉強しているのだと、私は思っています。 ==小学生から大学生・社会人の方にも、はじめてもらっています 興味を広げ、そのことを楽しみながら、頭を自在に動かす練習(くえるかプロジェクト(仮称)) 私が、うち

はじめにの読書会(133)「くえるか(仮称」 (興味ないものも、わかると楽しい)

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次回、「はじめにの読書会 133冊目」(手ぶらでかんたん読書体験) 3/4(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『令和反逆架空六法』 https://amzn.to/3XV76rn 3.『アカデミック・フレーズバンク』 https://amzn.to/3WF6DZV 4.『北田暁大 実況中継・社会学』 https://amzn.to/3Clzs5j 5.『現代美術史』 https://amzn.to/3RkqmMn 6.『ambitions』 https://amzn.to/3YU1NZN 7.雑談回 の中から、 7.雑談回が選ばれています。 今私が取り組んでいる、「くえるか(仮称)」 (興味ないものも、わかると楽しい、好きになる) □ 興味を広げ、それ自体の楽しさを知る □ 知らないことをわかるようにする、メソッドを身につける +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』   『アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見