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はじめにの読書会
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最近の新受験生は動きだしが早いですね。もちろん、スタートダッシュが決まれば受験も優位に進めることができます。
ところで、では具体的に何をやるの? と見ていると、だいたいみんな問題集を解いている。大量に「こなす」ことを目標としている子が見られます。おそらくは、過去にそれでやってきた「成功体験」があるのでしょう。
問題は何のために解いているの?
「解けるようになるため」
その問題は覚えるほど繰り返せば解けるようになるけれど、同じ問題は出ないよ?
「じゃあ、もっとたくさん解きます」
受験勉強のように範囲が限定的ならば、それでもうまくいくと思います(そう指導されてきたのでしょう)。
しかし、それを成功体験としてしまうと、やみくもに量をこなす作戦しか、芸がないことになるよ。たとえば、将来、何かを調査または実験するとして、やみくもに量だけこなすかな? 情報が増えた現代において、ひたすら量だけこなすかな? 終わらないよ。 コンピュータに任せるという方法もあるのだけれど、そうだとしても人間がやみくもにやるわけではないと思うよ。
自転車が壊れたとして、やみくもにガチャガチャやるかな?
少しエンジニアリング的な考え方も、ついでに身につけてしまおう。(一石二鳥のチャンスを常にうかがうよ。バラバラにしない、統合する)
自分を1つの機械と見立てると、問題集を解くという行為は、自分で自分をテストしていることになる。
テストだと捉えると、
× テストすることが目的ではなく、
〇 解くことで弱点を暴き出して、その後の対策に役立てるのが本来の目的
そういうことを、一緒に考えながら進めています(メタ認知にもつながる)。
いったん「そういうことか!」とわかると、メキメキメリメリできるようになっていって、見ているこちらも楽しいです。
連続してやっていればできるけれど、急に聞かれたらできない。「忘れたー」
問題をよく見よう!
▼ できない子は、答えを見る
〇 できる子は、問題を見る
答えは問題の中にある!
できた問題とよく見比べよう! (対応を取って比べる)
受験が終わった後にこそ、輝く人になっていこうね!!!