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6月, 2023の投稿を表示しています

高得点は人のため、省エネ・時短・楽しむことは自分のため

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「勉強は自分のためにするものですよ」というのはよく言われることです。しかし本当にそうなのでしょうか。「ぼくのことなんだったら、放っておいてくれ」と言っても通用しません。テストで良い点数だったときに先生やお母さんが喜んでいるように見えます。悪い点数だったときには、先生が怒っていたり、お母さんががっかりしていたりします。 テストで良い点数を取るのは、他人のためだと私は考えています。具体的には、先生や保護者、一緒に頑張った友達などテストで関わった人たちのためです。先生にとっては、伝えたことがちゃんと伝わっていることが確認できたり、質問に対して真摯に向き合ってくれたことがうれしいのです。お母さんにとっては、子どもの努力が形として示されたことがうれしいのです。一緒に頑張った友達は、それがいい思い出として残ることが嬉しいのです。そしてそんなことで人を喜ばせることができると知ることは、やはり大切なことです。 ところがこれが行きすぎてしまうと、一体何のために勉強しているのか悩みが出てきたり、人から認められないといけないという強迫観念が強くなって、だんだんと苦しくなってきます。「結果」を出すためには相応の「努力」を要しますが、周りの人は「結果」部分だけを見て好き勝手言っているように思えてきます。これが、小学生の時は真面目で優秀だった子が中学や高校で伸び悩んでしまう原因です。 私は次のような言い方をしています。 「”結果”は他人に捧げるもの。”過程”は自分が楽しむもの。両方とも大事ですよ」 省エネ・時短を追求するのも一つですし、余計なとこまでやってみるのもまた一つ。ルールの中でどのように遊び、ルールを最大限に活かして楽しむか。それはそれぞれの個性と創造性に委ねられます。やりすぎて失敗することはあるでしょう。それもいいですよ。答えだけ覚えておけばいいじゃん!、テストにはほとんどでない三国志を調べすぎた、など。過程を楽しむことができれば、それが自分にとっての財産となっていきます(だから、答えだけ覚えたりするのは、あんまり楽しめていないと思います)。 他人も喜ぶし、自分も楽しい、そういうやり方をいつも考えるようにしようね。

はじめにの読書会(153)『宇宙はなぜ美しいのか』

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 次回「はじめにの読書会 153冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 6/30(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『山でクマに会う方法』 https://amzn.to/3NKQwYF 3.『13歳からの地政学』 https://amzn.to/44jWyF9 4.『宇宙はなぜ美しいのか』 https://amzn.to/3CNEBD7 5.『芭蕉の風雅』 https://amzn.to/43fYaim 6.『超、思考法』 https://amzn.to/3JdaDMw 7.雑談回 4.『宇宙はなぜ美しいのか』が選ばれています。 都会の子は、夜空が狭くて明るいので、星を見ることが少ないのではないかと思います。だけど、人間の想像を絶するほど美しいですよ。美しいものにたくさん触れてほしいです。 +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』   『日本の助数詞に親しむ』   『タコの心身問題』   『国語辞典を食べ歩く』   『ムラブリ』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペンギンが教えてくれ

はじめにの読書会(152)『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』

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次回「はじめにの読書会 152冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 6/23(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『今日から使える微分方程式』 https://amzn.to/3P160sB 3.『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』 https://amzn.to/3nSNnM7 4.『最澄と徳一』 https://amzn.to/45var4B 5.『芭蕉の風雅』 https://amzn.to/43fYaim 6.『超、思考法』 https://amzn.to/3JdaDMw 7.雑談回 3.『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』が選ばれています。 一九世紀後半の作曲家たちがヴィオラ・アルタを通して表現しようとしていた音色とはどんなものだったのか。クラシック音楽の魅力と謎解きの楽しさに満ちたノンフィクション! +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』   『日本の助数詞に親しむ』   『タコの心身問題』   『国語辞典を食べ歩く』   『ムラブリ』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペン

解答の0行目(解き方よりも答えよりも大事)

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質問が変化してくるのがいいですね。   通い始めの子や、MBAのGMAT対策の方はよく、 「答えを教えてほしい、解き方を教えてほしい」というのですが、もちろん、それは教えるのですが、 でも今私はお話ししたことは、ここにこう書いてありますよ、または例題ではこうやったのだから、それと見比べれば・・・ もう少しみんな慣れてくると、 「解答のここはわかるけれども、この部分がどうしてそうなるのかがわからない」と。 こうなってくると、学校の成績なんかはもう安心して見ていられます。 〇 自分が何がわかって、わからないのかが明確になっている。 〇 そもそも主体的に取り組み始めている もう少し慣れてくると、 「解答に書いてあることは全部わかるし、確かにそうやれば答えは出るんだけど、この問題を見て、どうしてそれをしようと思ったのか、それがわからない」 私はそれを、「解答の0行目」と呼んでいます。 こういう質問が出てくれば、たとえ入試で難関校志望だとしても、もう大丈夫だなと。 問題文を読んで、何がヒントになっているか、言葉に注目したり、形に注目したり、問題の流れに注目したり・・・そうやっていろいろな角度から考える練習をしていると、見たもの・聞いたことから受け取れる情報が豊かに広がります。 脊髄反射的に反応するだけでなく、じっくり考えることで見えてくるものの豊かさに気がついてくと、毎日の楽しさが少し上がるはずです。 みんななんだかんだ楽しそうにしていて、それが一番です。 今日はウソみたいな青い空でしたね。

きみらは、なにもかもがこれからだ。

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『#ちはやふる』の原田先生の言葉です。 数学は私向いていない、と言い切る高校生がいます。 英語なんておれ関係ないから、という中学生がいます。 漢字きらい、社会きらい、という小学生がいます。 きみらは、なにもかもがこれからだ。 急に大好きにならなくてもいいですよ。 だけど、これまでの経験から生まれた感情はいったん横に置いておいて、 何もかも忘れて、純粋に目の前のものに向き合ってみよう。 無垢な目で、よく見てみよう。 何もそんなに無理なことはやってないし、 考えてみれば確かにそうだね、と思えると思いますよ。 さらに、いろんな楽しみ方もあるものです。 勉強の中身の話は、その後です。 まずは、先入観を捨てて真っ直ぐ向き合えるか。 それが難しいわけですが、一緒にやるから大丈夫。 完璧主義じゃなくていいし、いろいろな楽しみ方があるものですよ。

はじめにの読書会(151)『ムラブリ』

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 次回「はじめにの読書会 151冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 6/16(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『今日から使える微分方程式』 https://amzn.to/3P160sB 3.『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』 https://amzn.to/3nSNnM7 4.『最澄と徳一』 https://amzn.to/45var4B 5.『芭蕉の風雅』 https://amzn.to/43fYaim 6.『ムラブリ』 https://amzn.to/3LWSaEk 7.雑談回 6.『ムラブリ』が選ばれています。 就活から逃げ出した言語学徒の青年は、美しい言語を話す少数民族・ムラブリと出会った。文字のないムラブリ語を研究し、自由を愛するムラブリと暮らすうち、日本で培った常識は剥がれ、身体感覚までもが変わっていく……。 言葉とはなにか? そして幸福、自由とはなにか? ムラブリ語研究をとおしてたどり着いた答えとは……? 人間と言葉の新たな可能性を拓く、斬新極まる言語学ノンフィクション。 +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』   『日本の助数詞に親しむ』   『タコの心身問題』   『国語辞典を食べ歩く』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』

友として、親戚の叔父さんとして、10年後のその子自身として

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いつも3つの立場を意識しています。 子どもたちに言うと笑われてしまうのですが、「ぼくは〇〇くんのことを友達だと思っていますよ」。 勉強のことは教えたりもするけれど、学校や家では言いづらいようなこと、共通の知り合いもいないから安心して?話してくれますギョッとするようなこともありますが(笑)、すべてオフレコです。 もう一つは、「親戚の変わった叔父さん(またはおじいさん)」。 何かちょっとしたきっかけをくれたり、変なことに興味を持っている、どこか無責任な存在。「また変なこと始めたよー」といじられています。 最後は、「10年後の〇〇くんとして」。 客観的に考えて、私のほうが少し視野が広く、少し先まで見えています。今の延長線上にある未来、今の延長線上にはない未来。 結果から考えれば、〇〇くんに応じた通り道が見えてくる。今どうしても頑張ってほしいこと、その代わり手を抜いていいところ。 みんな性格も違うし、育ってきた環境もそれぞれ。10年後は驚くほどバラバラ。 今は、家と学校が世界のほとんどに見えていると思うけど、思ってもないようなことが次々と現実になるよ。 みんなに共通して願っていることは、「頭がフッカル」、そしてゆかいに、かしこく、しなやかな若者になってほしいと思っています。

はじめにの読書会(150)『サンキュータツオ 国語辞典を食べ歩く』

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 次回「はじめにの読書会 149冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 6/9(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『国語辞典を食べ歩く』 https://amzn.to/3oD6I4y 3.『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』 https://amzn.to/3nSNnM7 4.『最澄と徳一』 https://amzn.to/45var4B 5.『芭蕉の風雅』 https://amzn.to/43fYaim 6.『ムラブリ』 https://amzn.to/3LWSaEk 7.雑談回 2.『国語辞典を食べ歩く』が選ばれています。 150回の区切りは、東京ポッド許可局などで大好きなサンキュータツオさんの本です。食べるということをテーマに、国語辞典を見比べていきます。言葉や辞典ってかなりおもしろいよ。 #はじめにの読書会 #サンキュータツオ #国語辞典を食べ歩く #青山プレップスクール +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』   『日本の助数詞に親しむ』   『タコの心身問題』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』

月がきれいですね

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 昨日の雨がうそのように今日は気持ちのいい風。 「6時なのにこんなに明るいね」と小学生。 「そうだね。冬のときはもっと暗かったよね」 今日は満月でしょうか。 この時期の満月は低くて見やすいですね。

はじめにの読書会(149)『ワンルームから宇宙をのぞく』

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 次回「はじめにの読書会 149冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 6/2(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『ワンルームから宇宙をのぞく』 https://amzn.to/41TsKgM 3.『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』 https://amzn.to/3nSNnM7 4.『最澄と徳一』 https://amzn.to/45var4B 5.『芭蕉の風雅』 https://amzn.to/43fYaim 6.『ムラブリ』 https://amzn.to/3LWSaEk 7.雑談回 2.『ワンルームから宇宙をのぞく』が選ばれています。  もうすぐ150回です。150回イブは、イブの夜にふさわしい、とても情緒的なすてきな本です! +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』   『日本の助数詞に親しむ』   『タコの心身問題』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』   『アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えてきた』   『人物で語る化学入門