ドラえもん待望論
ドーラーえーもーーーーーーーん !! 2011年も、大晦日です。 毎年、いろいろなことは起こりますが、 2011年はぼくたちにとって、特別な年になってしまいました。 恒例となった、今年の漢字。 「絆」 今年ほど、絆の大切さ、力強さを感じた年もありませんでした。 それは、ある意味で大変悲しいことですが、 常に現実から出発し、明日を創っていかなければならないのが、 ぼくたちの宿命です。 ぼくはこの年、 2030年デザイン事務所 という活動を、始めました。 2030年をぼくたちの手でデザインするというものなのですが、 ぼくが今思っていることは、 「縦の絆」 空間的なつながりは、ネットワークが発達した現代において、 驚くほどの広がりを見せています。 一方では、目まぐるしく変わる日々の状況、 目の前のことに対処することに終われ、 10年先、20年先、、、 縦の絆が、ズタボロに分断されていないか? 絡み合いすぎてほどけなくなっていないか? ちゃんとつながっているのか? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ぼくは日々、ぼくにしてはたくさんの 生徒さん、学生さんたちと直接顔を見て、話をして、課題を共有し、その解決策を検討しています。 そんな日々で感じることは、 みんな、たくさん、たくさん、たくさん 話したがること。 もうそれはいいよ、ということまで、 何度でも、どれだけでも、いつまででも。 そんな時、ふと感じるのは、 <かなり飛躍しますが> 気取り澄まして、きれいな言葉しか並べない 安全/清潔/無菌 思考を押し付けられるばかりでは、 人は人らしく生きていけないのではないかと。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どうしてそんな飛躍が起こったのかというと、 去年の年末に、母から『ドラえもん』をプレゼントされました。(なんじゃそりゃ!) ぼくが小学生のころ読んでいたもの、もっと古いもの。 最初のころのドラえもんは、すごいなと改めて感じたのであります。 未来の国からやってきた、スーパーエリートでも優等生でもありません。 むしろ、ぼくたちよりもずっと、 友達のために、常軌を逸した行動に出たり、 ネズミ退治に、核爆弾