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うちに来ている全女子に読んでほしい本『キリン解剖記』(2019ベストブックぼくの)

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去年から、うちの子どもたちに薦めまくっている 『キリン解剖記』 帯を読むと、「研究者たいへんだけど楽しい」本のように思いますが、 内容はそれだけにとどまりません。 むしろぼくが子供たちに読んでほしいと思っている点は、 ○ 成長物語として ○ ミステリーとして ○ 子育てのヒントとして 等身大の著者が、進路に悩みながらも、 何かに導かれるように道が開けていく。 目の前の1つ1つの出来事が、縁を呼び、運を開いていくあたりは、 特に著者が女性であることもあり、全女子にお勧めしているポイントです。 キリンの首の骨のなぞについて、 定説があり、しかしよく考えると謎があり、 その謎を仮説と観察、実験によって解明していくあたりは、もうミステリー。 そして最後にちらっと触れられているお母さんのこと。 キリン研究者の作り方は、とても参考になりました。 買っては、貸すかあげているので、今手元にありません。 郡司さんには、また本を書いてほしいです。

小学生から宿題を出されたので、お手本を示したよ。宿題は「学べ高」に注目しよう

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小学生から、「どうしても観てほしい」と宿題を出されました。 「あるテレビ番組を、来週の月曜までに、少なくとも4話は見て、感想を述べること」 今週末は、大学入試センター試験とかもあって、時間取れないんだよー。 とはいえ、ここで逃げていては示しがつきません。 算数の課題をバーターにして、請け負うことにしました。 ところが進めているうちに、 「ふむふむ、勉強になるなあ」と、メモを取り始めて、 さらには、 「あれ、これって宿題の進め方のサンプルになるのでは?」と。 結果、右の写真です。 【宿題の進め方の未来の4常識】 0. 宿題はやることが目的じゃないよ。    それを通して何をどれだけ学べたか?に注目。    「学べ高」 1. 期限よりもずっと早く終わらせる    どうしても期限が迫ると、終わらせることが目的になってしまいます。    それでは「学べ高」が下がってしまいます。    ぼくの場合も、明らかに週末に時間がなかったこともあり、    出された日から3日くらいで、一通り終わらせました。    ここから、軽く全体を見渡しながら、「収穫」です。 2. 出された以上にやる    相手の期待や想定は、「超えるもの」だと思ってね。    ぼくの場合も、4話までの約束でしたが、見られるだけ(26話)まで見ました。 3. メモを取りながら進めること    宿題を通して、自分が「勉強になったなー」と思ったことをメモしていきましょう。    写真は、そのメモです。    「勉強になるなー」というセリフを片っ端からメモしていきました。 4. 学んだことは、早速使ってみる    そして、早速使ってみましょう。    イメージが持てて、自分の血肉になったときが、「学べたとき」だからね。    ということで、しばらく発言がおかしいです。 宿題はこんな風に進めてね。 参考までに、ぼくがピックアップしたセリフ一覧。 (ごく個人的な、さらに特別お気に入りは、赤太字(笑)) □ 生殺与奪の権を他人に握らせるな □ みじめったらしくうずくまるのはやめろ □ 時を巻いて戻す術はない □ 人に聞くな、自分の頭で考えられないのか □ 判断が遅い □ 呼吸を整えて、わなの匂い

勉強は受験生だけのものではない(という文化)

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2020年(令和2年、やっくる3年) あけましておめでとうございます。 大晦日までやって、2日からやっていますというと、「受験だから大変ですよね」とよく言われます。 だけど事実としては、 □ 年末年始も来ている子の半分以上は、非受験生 □ 多くの子は、週に1,2時間来るだけ □ ぼくも、日曜以外の休みは元日だけなので、むしろ少し楽 体の健康のためには栄養が必要です。だから毎日食事をします。運動も必要です。 そしてそれらを、単なる必要のため以上の、楽しみとすることができます。 同じように、 頭の健康のために栄養を補給したり、エクササイズをしたり、そしてそのこと自体を楽しめるようにする。 カビの生えたような知識、日常範囲のみの経験、 もっさり・ぶよぶよたるんだ思考力では、 ちょっと心もとない。 さまざまな「余白」を身に着けておくことは、 単に生きる以上のものを人生にもたらすのではないかな。 「試験」や「試合」というのは、 あくまで「試」であって、評価そのものではないはずです。 甲子園の優勝投手が、プロでナンバーワンになるわけでもありません。 そもそも試合前にあわてて猛練習とか、あるレベル以上はしないと思います。 「試験」も同じではないでしょうか。 全員でなくていいのです。食事や運動と同じように。 ちょうど昨日の月のように。