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5月, 2023の投稿を表示しています

『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』

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『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』(渡辺佑基) 動物にちょっとだけ興味あるよ、という子に読んでみてほしい。好きなところだけでいい。ペンギン、アホウドリ、クロマグロ、ホオジロザメ、マッコウクジラ、ゾウアザラシ・・・。 興味の深め方、広げ方がわかるはず。やってみるから楽しいし、考えるからおもしろい。失敗するからへこむけど、初めてなんだから当たり前。いつか自分だけの偶然の発見が訪れるかも?点と点をつなげる。近くに打つか、遠くに打つか。 #ペンギンが教えてくれた物理のはなし#渡辺佑基 https://amzn.to/42fV0ul 「 #くえるか 」では、興味の広げ方の練習をします。 □ 興味のないことに興味を持つ、それを楽しむ□ 知らない情報に触れる際の、情報の捌き方(整理、分類、構造化)□ 毎日15分、取り組み続けると、数カ月で結構すごいことになる

はじめにの読書会(148)『ホモ・ルーデンス』

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 次回「はじめにの読書会 148冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 5/26(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『ワンルームから宇宙をのぞく』 https://amzn.to/41TsKgM 3.『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』 https://amzn.to/3nSNnM7 4.『ホモ・ルーデンス』 https://amzn.to/3oX6oNw 5.『芭蕉の風雅』 https://amzn.to/43fYaim 6.『ムラブリ』 https://amzn.to/3LWSaEk 7.雑談回 4.『ホモ・ルーデンス』が選ばれています。 遊びが人間の本質であること。そこから文化などを考えていく、というテーマです。 勉強も遊びの一種だと私は思います。 +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』   『日本の助数詞に親しむ』   『タコの心身問題』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』   『アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えてきた』   『

ルービック・ウニ

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ルービックキューブで遊んでいるうちに、自分で考えたくなった子がいたので、一緒に考えてみました。 まずは、より少ない2x2から。 同じ赤でも区別がつくように番号を付けたら、 ウニみたいになってしまいました。 動かし方は、3種類。それぞれにつき、1つ動かすか、2つ動かすか、3つ動かすか。 実はこの組み合わせしかないね。 それを展開図で表すとこんな感じ。 今日はここまで進みました。 さあ、ここからどうする? (実は、私は数年前にも他の子とやっていたのですが、すっかり忘れてしまいました。フレッシュな気分で取り組んでいます)

大人も算数(算数erにも、いろいろありまして・・・強算数er、派手算数er、うま算数er、まじめ算数er、暇つぶし算数er、やらされ算数er・・・)

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MBA留学のためのGMAT対策、また、お子さまに教えるためとして、お父さまやお母さまが算数の学び直し(と教え方)を教えてほしいというご相談もちらほらと。大学生が「数学わからん」とやって来ることもあります。 算数erにもいろいろありまして。 ゴールのイメージを持つことをまずはお勧めしています。 1.強算数er 高速・正確・テストに強くなりたい 2.派手算数er いろんな技を繰り出して、華麗に解きたい 3.うま算数er 柔軟な発想で、美しくまたはおもしろく解きたい 4.まじめ算数er 試験範囲の内容を、ちゃんと理解したい 5.暇つぶし算数er 暇つぶしとして、ずーっと遊んでいたい 6.やらされ算数er 何か知らんけど、やれと言われるから仕方なく これらによってアドバイスの内容や、解法の説明も変えています。 理解のための5ツール(意味、論理、式変形、イメージ、パターン) 1.強算数er志望 いかに最短で、目標点数を取ってしまうか。また、問題を解くときも、速く確実に。頭の回転が速く、細かいことまで考えられて、手先が器用な人が向いています。 *論理と式変形を鍛えましょう。それで勝てます 2.派手算数er志望 必要以上に、派手な点数を取りたい。また、問題を解くときも、型にはまればめっちゃ強い。記憶力が優れていて、また失敗を許容できる性格の人が向いています。 *イメージとパターンを重視してアドバイスします 3.うま算数er志望 どうせやるなら楽しまないと。結果はおのずとついてくる。また、問題を解くときも、新しい方法にチャレンジしたい。人と違った考え方をしたい人が向いています。 *意味とイメージを重視してアドバイスします 4.まじめ算数er志望 確実に成果を上げたい。また、問題を解くときも、とにかく型通り進めたい。細かいところもいい加減にできない性格の人に向いています。 *意味と論理と式変形を重視してアドバイスします 5.暇つぶし算数er志望 成果とかどうでもよい。また、問題を解くときも、できてもできなくてもいい。ずーっとやっていたい。算数沼で遊びましょう。一生掛かっても遊びきることはできません。贅沢です。 *好みに応じてアドバイスします 6.やらされ算数er志望 やらされたい!と思っている人は稀だと思いますが、結果としてやらされているという気分にしかなれないという方は少なくないの

心から好きだと思えた本(ムラブリ)

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予想通り、想像以上( #ムラブリ ) きっかけは、『ゆる言語学ラジオ』でした。いつもの通り、お二人の楽しい話のあとで、著者の伊藤雄馬さんが登場。話もおもしろかったのですが(タイムカードが押せない話など)、わたしが「!!!」と思ったのは、「メーアウユークレ」と伊藤さんがムラブリ語で話しかけてくれた時。なんとも力の抜けた、優しい、やわらかい言葉だと思いました。そして美しいと思いました。本書は、 第1章 就活から逃走した学生、「森の人」に出会う 第2章 駆け出しの言語学者、「森の人」と家族になる まではおもに、伊藤さんがムラブリの世界に入っていった研究者の苦労話(苦労話はおもしろい)。二文字屋さんという、自分とはまったく違うタイプの人からの学びなど、たくさんの運に恵まれたと伊藤さんは繰り返します。 第3章 ムラブリ語の世界 第4章 ムラブリの生き方 一番おもしろかったのは、このあたりです。現代の一般の日本人とはまったく異なる概念世界に生きる人々をどのように理解するか。「真に受ける」ことは言葉で言うほど簡単なことではないと思いますが、間隔として体に入れることは、普段わたしが算数などを教えているときも、重きを置いていることです。 第5章 映画がつなぐムラブリ、言語がつなぐ人間 第6章 ムラブリの身体性を持った日本人 後半はさらに、ドラマチックな展開から、よくわからない方向に(笑)。身体と言葉の関係など、繊細な領域に話は進みます。 総じて、わたしと似たような人が現代日本にもいたのだなと、心が下がりました(心が下がるについては、第3章)。そして、カラム・ドゥ・モイ。心から好きだと思える本でした。

はじめにの読書会(147)『タコの心身問題』

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 次回「はじめにの読書会 147冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 5/19(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『知の編集工学』 https://amzn.to/3UYoNFC 3.『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』 https://amzn.to/3nSNnM7 4.『ホモ・ルーデンス』 https://amzn.to/3oX6oNw 5.『タコの心身問題』 https://amzn.to/3mFU7fF 6.『ムラブリ』 https://amzn.to/3LWSaEk 7.雑談回 5.『タコの心身問題』が選ばれています。 心とは何でしょう。タコに心はあるのでしょうか。あるとすると、どんな心なんでしょうね。 +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』   『日本の助数詞に親しむ』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』   『アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えてきた』   『人物で語る化学入門』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『人物

派手な「教育」と地味な「学び」

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今年最初の朝顔が咲いたので。 (朝顔を始めたのは、東京オリンピック開催決定後、2014年春からでした。7月後半から8月前半に満開になるにはどのタイミングで育てれば良いか、毎年実験を繰り返していました) 派手と地味 大きなイベントもそうですし、その舞台に立つアスリートたちも、キラキラ輝いています。その姿に夢を抱いたり、勇気をもらったり、遠い昔を懐かしんだり。 一方でそこに至るまでの道のりは、地味です。一歩一歩の地道な積み重ねも、必ずしも結果につながるとは限りません。努力は確実に成果につながるわけではなく、少しずつたまっていくエネルギー。ある時爆発するように見えます。爆発の瞬間は、派手です。記憶にも残りますし、人にも伝わりやすいです。だけど地味は・・・ 派手な教育 「教育」というと、やはり派手です。 名門校だ、偏差値だ、MBAだ、ロボットだ、宇宙だ、英会話だ、プログラミングだ、STEAMだ、アクティブラーニングだ、インクルーシブだ、、、派手です。駅のポスターを見ても、TVや動画に流れるCMを見ても、そこには子どもたちの輝く笑顔が溢れています。キラキラしています。夢だ、希望だ、未来だ・・・ しかしそこに至る道のりは、やはり地味です。小さな努力の積み重ね。成果の出ない日々。不安と諦め。周囲との軋轢。ただただやる気が出ない・・・地味です。 よーーーーく見る わたしはその「地味」を大切にしています。愛でたいと思っています。少しずつエネルギーがたまっていく様子は、よーーーーく見ないとわかりません。結果が出なくて苦しいとき、モヤモヤして集中できないとき、もう諦めたくなるとき、目に見える「結果」で評価される社会の中で、違う視点でよーーーーく見てくれてる人がわたしにもいてくれたから。 「気合いだ!」と叱咤激励するのとも違うし、ただただ優しく「そのままでいいよ」というのとも違う。「いいから俺の言うことを聞け」と忍耐を押し付けとも違うし、「わたしを信じなさい」と救いの手を差し伸べるのでもない。 よーーーーく見て、よーーーーく聞いて、そして一緒に考えています。 1.おもしろがる工夫 たとえ学校の勉強であっても、何かおもしろいポイントがあるはずだよ。自分なりのおもしろがり方を見つけられたらそれが最高。今、おもしろくないと思っているのは、過去に植え付けられた先入観のせいで、おもしろさを見つける工

どこからでも読める。(小学生~大学生の読み聞かせにとても良いです)

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『 #ワンルームから宇宙をのぞく 』 ( #久保勇貴 (太田出版)) リンク 授業の休憩として、ちょっとした時間に本の読み聞かせ?をしています。なるべく、本人は自分から手にとらないであろう本を選んでいます。世界には、まだ知らないおもしろいことがいっぱいあって、本はその知らない世界を覗くことのできる小さな窓だよ。 最近の私の中の大ヒットが、この本です。 パラパラと適当に開いて、そこから読み始めても、短い一段落だけでも、軽やかな文章で、ちょっと変わった世界に連れていってくれます。話題も多岐にわたっていて、広がりを感じ、のびのびした気分になります。 入門書の一歩手前。子どもの頃の話など、入門前の瑞々しい感覚が丁寧に描かれていて、声に出して読んでいると気持ちがいいです。決して堅苦しくはなく、しかしとても繊細な方なのかなーと。 どこから読んでもおもしろい、ありがたい本です。 (いい本は本当にたくさんあって、紹介が追い付かないですが)

読解力をあげる(主題歌:Dr.STONE)

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国語がどうにも苦手という子でも、何か手がかりはあるはず。 『Dr.STONE』が好きな子なので、今日はその主題歌を使って授業をしました。 第1シーズンの主題歌の冒頭。 「おはよう、世界。Good morning, world.」 わたし: これってどういう意味? 変じゃない? 変だよ! Aくん: 何が変?別にいいんじゃない? わたし: 実際に言ったら、変だと思うよ。「こんにちは、世界」だったら、譲れるけれど、おはようって使う場面が、決まってない? (中略) で、最終的には地球の自転や時差のお話を。 わたし: だから、「おはよう!」ってちょっと違和感あるはずなんだけど、このマンガの主題歌としては、最高だよね!! その次の歌詞。 「どれほど歩いただろう。足の痛みだけがその距離を物語る」 実際には対話的に話をしていますが、長くなるのでまとめると。 ここでは倒置という技法が使われていること、そしてこの歌っている人が、ほとんど手がかりのない状況で歩き続けていることがわかる。 その次の歌詞。 「長い夜を超えた絶景への期待が、今日、僕を生かしている」 ここでは、無生物主語が使われていますね。期待が人を生かすってどういうことかわかるかな? 「神々の霊峰、新緑の宮殿」 ここは、対句になっているだろうことはわかるんだけど、「宮殿」のところがとても聞き取りづらくておかしかったよね。絶対に、わかってないと聞き取れないよね。間違えまくって、とてもおもしろい!! 「岩窟の最奥、蒼穹の果て」 さいおうとだけ聞いても、意味がわからないよね。漢字って便利!! 蒼穹の果て・・・どこを旅しているんだろう? でも、ずっと旅しているところの話をしているよね。ずっとこの人は歩いているんだよね。絶景への期待を胸に。 歌詞を題材にお話をしていきました。 何がやりたかったのか、こちらの意図も最後にお話ししています。 普段、何気なく耳に入っている音楽も、意味があってよく聞くと面白いし、わかることが増えたりもする。また、いろいろな技(詩の技法)も駆使しているよ。そうやって歌はできているし、普段の会話の中にもおもしろいことは隠れているよ。 「なんとなく」で聞き流さずに、わからないことがあったら覚えておいて質問してね!! 国語が苦手、読解力が弱い子の多くは、言葉に対する興味がない場合が多いです。 でも、興味がないというのは

幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語 よかった!

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『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』 平野真敏(集英社新書ノンフィクション(2013年)) 音楽や楽器に興味のない私ですが、興味がないから読んでみました。 文章がとても視覚的で、謎解きのスリルがあり、意外な発見ありと、心地よい読書体験でした。 著者のヴィオラ・アルタに対する愛の物語。これを高校生らにも伝えたいのですが、 「まあ読んでみ!」だけではなかなか読んでくれないのが現実。 謎の楽器との偶然の出逢い、徐々に明らかになる秘密、しかし行き詰る、 自分の過去との再会、思いがけない新しい友人、ワーグナーらが愛した音の再現、、、 「興味のないことを楽しんでみよう!」というのが、最近やっている「くえるか!」の精神です。 自分から楽しむ姿勢で取り組めば、興味ないことも楽しくなってくる。 楽しむ技を持っていると、人生何でも楽しめる。 「不正解」や「失敗」に脅えてばかりでは楽しめないですよね。 この本に出合うきっかけになった #ゆる音楽学らじお には本当に感謝です!

はじめにの読書会(146)『習慣と脳の科学』

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 次回「はじめにの読書会 146冊目」(手ぶらでかんたん、Zoom読書会) 5/12(金)21時~ 1.ラッキーチャンス! (複数本) 2.『知の編集工学』 https://amzn.to/3UYoNFC 3.『習慣と脳の科学』 https://amzn.to/3lHXvX4 4.『ホモ・ルーデンス』 https://amzn.to/3oX6oNw 5.『タコの心身問題』 https://amzn.to/3mFU7fF 6.『料理の四面体』 https://amzn.to/3HrAxei 7.雑談回 3.『習慣と脳の科学』が選ばれています。 どうしても変えられないのはどうしてか? (国語からっきしだった子が、国語・英語と読解系が伸びて 共通テストで9割とれるようになったりもしています) +++ はじめにの読書会では、 「はじめに」を一緒に読みます。「はじめにの読書会」。(準備不要。手ぶらでOK) 見知らぬ世界との出会いの場です。事前準備も本の準備も要りません。(興味を持ったら買ってください) □ 英語、言葉   『Harry Potter sorcerer's stone』   『FACTFULNESS』   『英語で考える力』   『ふだん使いの言語学』   『ピダハン』   『見えないスポーツ図鑑』   『博士と狂人』   『言語が消滅する前に』   『ヒトの言葉 機械の言葉』   『芭蕉の風雅』   『言語学バーリ・トゥード』   『類似と思考』   『すごい神話』   『情報の歴史』   『悪の対話術』   『脚本の科学』   『日本の助数詞に親しむ』 □ 数学、科学   『美しい数学の物語』   『数学、それは宇宙の言葉』   『数学ガール』   『数学をつくった人びと』   『生命はなぜ生まれたのか』   『量子とはなんだろう』   『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』   『エレガントな宇宙』   『新薬の狩人たち』   『シュレディンガー方程式』   『おバカな答えもAIしてる』   『理不尽な進化』   『世界史は化学でできている』   『計算する生命』   『銀河の片隅で科学夜話』   『数の発明』   『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』   『アインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えてきた』   『人物で語る化学

子育ての「正解」

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新世代を生き抜く3~5歳の子育て こういう記事や書籍などを読むたびにモヤっとしてしまいます。 □ 褒め方・叱り方に「正解」はあるのか? □ 褒め方・叱り方が上手になるような「褒め方・叱り方」をしているのか? □ 家族でさえも「機能」で判断するのか? 先日、『私のバカせまい史』という番組の「パラパラチャーハン裏技史」という特集を観ました。 とてもよかったです!! 機会があればご覧になってみてください。 https://tver.jp/episodes/epxt9glvcv パラパラチャーハンのつくり方に限らず、勉強、子育て、ビジネス、ダイエット・・・他のテーマでも「そーだ、そーだ!」と言いたくなります。 番組のネタバレはせずに別の観点で、「成功者」の語りは、話半分で受け取るのが適切ではないかとも思っています。 1.すごすぎて参考にならない たとえば大谷選手に、「野球がうまくなるにはどうしたらいいですか?」と小学生が聞いても、「体を強くして、道具を大切にして、声を出して、みんなに感謝して、野球を楽しもう!」くらいのことしか答えてもらえないと思います。それは大谷選手が不親切なわけではなくて、あまりにもレベルが違い過ぎて細かいことを言っても分からないし、そのレベルであればまずは基本が大事、ということだと思います。 2.n=1の話では?生存者バイアスでは? 前提条件も違えば、関連する要素はものすごくたくさんあり、再現性の確認がされているわけでもありません。それを信じるというのは、その人に対する妄信に過ぎないのではないでしょうか。(敢えて妄信する方法もありますが) 3.確率で示されても私の人生は一度きり たとえ9割当てはまることだとしても、私の今の状況に当てはまるかはわかりません。それについて責任取ってもらえるわけでもありません。 非常に普通の話ではあるのですが、 結局は、目の前のその子をよく観察して、こちらからの働きかけを受け入れる状態にあるのか・ないのかを見極めて、またその子に何が足りていて・足りていないかを過去の情報も含めて判断し、1回限りの今という時間を充実させるにはどうしたらよいかと悩み続け、行動し続けるだけではないでしょうか。成功も失敗もありません。時間は続いていくわけですから、たとえ何か不首尾なことがあっても、そこで終わりではありません。終わりがない以上、どんなこ

学びの旅のシェルパ(2023年5月7日)

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こんにちは。学びの旅のシェルパの響きです。 連休の最後はしっとりと。学校で天気を習ったので、今日の雨もよく理解できますよね。 今日は最初に、小学生を1名。英語の里にご案内する予定です。 まだ3年生なので、習うより慣れろ。今は動画などでネイティブの発音が聞けますし、音声入力を使えば発音のチェックもできますね。夏休みにアメリカに行くそうなので、習うより慣れろ。よく使う表現を練習していきます。 その後は、小学生と算数の森を散策。 GWの楽しい思い出の締めくくりとして、軽く頭も動かしておきましょう。 文章題を練習しましょう。計算のことは置いておいて、お話として理解できるかな?(学校や塾のテストなどは覚えれば乗り切れますがその能力を鍛えるわけではないよ) 大人にとっては当たり前すぎて気づきにくい、つまづきのポイントがたくさんあるので、私の注意しながらご案内します。 今日の最後は、小学生を1名、受験算数の地図上の旅をしてもらいます。 大手塾でのGW特訓の復習。ごく短時間でポイントのおさらいをします。長い時間を掛けて、高いお金を払って、疲れてモヤモヤしていたものが、あっという間にすっきりしてしまうのは不思議ですね。 私が魔法使いなわけではなく、やっぱり集中していることと、そのために楽しいことが大事。(ゆくゆくはなんでも楽しめるようになれば最強) また、 どんな説明がその子の腹に落ちるかは、意外と人によって違う 一時に吸収できる量には限界がある(理解を確認しながら、量的に絞って飽和しないように。飽和したらもうやらない) 夜は、『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』の世界へ。 お気に入りのポッドキャスト番組『ゆる音楽学らじお』で紹介されていて、ぜひ読みたくなりました。 今日もみなさんと学びの旅を楽しみながら、頼もしいシェルパと仲良しになりたいです。

学びの旅のシェルパと遊ぶ(2023年5月6日)

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こんにちは。学びの旅のシェルパの遊びです。今日もさまざまな旅にみなさんをご案内します。 今日は夕方からスタートにしてもらいました(お昼までは家族と南風に飛ばされていました)。昨日は近くの神宮球場でも風が強く、ホームランがたくさん出たようですね。今日はどうでしょう。 さて今日の最初は、小学生を1名、国語の森へご案内する予定です。 身近なコトバに改めて注意を向けてみましょう。いろんな発見があると思います。ちょっと国語は苦手・・・という子なので、大好きな『Dr.Stone』という森でコトバ探しをしてみたいと思います。 その後は、中学生を1名、オンラインで英語ワールドへ。 結局英語の勉強で一番難しいのは、中1の範囲だと思います。少し先取りですが、ここをうまく超えられたら、あとはどんどん楽しいですよ。 その後は、高校生を1名、オンラインで数学(統計分野)の自然遺産へ。 箱ひげ図とか、初歩的なところから。ところで偏差値の意味って塾とかはきっとわざと間違えて使ってるよね。ずるい。 その後は、明日の読書会の準備です。 「はじめに」だけを基本的に一緒に読むのですが、その情報から全体を予測したり、必要なことが書いてある箇所を特定する。「読む」力はかなり身に着くと思います。 が、今週は「雑談回」なので、課題本はありません。最新のAIの話なんかをする予定です。 夜は、『会話の科学』の世界へ。 ハウツー本のようなタイトルですが、実はかなりの本質本でないかと、期待しています! 今日もみなさんと学びの旅を楽しみながら、頼もしいシェルパと仲良しになりたいです。

学びの旅のシェルパの仲間の独り言(2023年5月5日)

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こんにちは。学びの旅のシェルパの遊びです。 清々しい風が吹いていますね。今日もさまざまな旅にみなさんをご案内します。 今日、子どもの日は午後から。(午前中は、ヤクルトスワローズの流れが悪すぎるので、気乗りしない家族を誘って厄払いに行ってきました) 今日は最初に、高校生を1名(オンライン)。小論文の里にご案内する予定です。 実際の体験が大事。実際に書くことが大事。そしてじっくり育てていきましょう。小論文はみんなすごくうまくなりますよ。「くえるか(興味ないことをむしろ楽しむ好奇心強化プログラム)」やってると情報の扱いが上手になるよ。 その後は、幼稚園生と一緒にパズル公園を散策。 よく見てね。よく見ることが結構難しいよ。あとはまっすぐの線を書く練習もしよう。これも難しいんだよ。 その後は、小学生を1名、英語の小道をご紹介いたします。 今日は短時間集中でがんばりましょう。英語の発音が上手になってきましたね。習うより慣れろ。実際の場面で使っているところを想像して、なるべくなら本当に使ってみてね。 その後は、小学生を1名、英語で算数の洞窟へご案内。 インターナショナルスクールではちょっと算数のレベルが物足りないかな。用語も大事なので、なるべく英語と日本語と合わせて進めています。 英語と日本語で、掛け算の考え方が違うところが、おもしろいけれど混乱しやすいところですね。 その後は、バリバリ大学受験をがんばる高校3年生を、数3の激流へ連行。 しっかりつかまって、むしろ激しい揺れや濡れを楽しんでいこうね。 今日の最後は、小学6年生を1名、受験算数+理科社会の小部屋へお招きする予定です。 本当は広いところで思いっきり楽しみたいところですが、受験という狭い世界のなかだけでも、それはそれで楽しめるものです。 夜は、『これ描いて死ね(1)(2)』、『天幕のシャドゥーガル(1)(2)』、『紛争でしたら八田まで(11)(12)』の世界へ。 最近溜まっていたマンガを一気に。 『1492』についても、振り返りでさっと読み返したいです。 今日もみなさんと学びの旅を楽しみながら、頼もしいシェルパと仲良しになりたいです。

学びの旅のシェルパの仲間(2023年5月4日)

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こんにちは。学びの旅のシェルパの遊びです。 暖かく心地よい風が吹いています。今日もさまざまな旅にみなさんをご案内します。 今日も午前中から、中学生を1名、英語の森にご案内いたしました。 中1の内容でまだまだ苦戦しています。曲者はbe動詞ですね。 be動詞の何が難しいかというと、beでもなければ、動詞でもない。 また、一見とてもやさしく見えるので舐めがち、というところも曲者らしいのですね。 曲者じゃー、 ここを過ぎれば、見晴らしのいい平坦なところに出ますよ。 午後からは、小学生を1名、国語と算数の山脈にご案内いたします。 毎日頑張ってます。今日はさらに3時間。学校だともっと長くいるけれど、ここではずっと頭使うから別の体験だと思います。 今では元気いっぱいですが、最初の頃は学校にもなじめず勉強もわからず、話をすることも難しかったですね。 昨日、将棋で負けたときに、ふとそんなことを思い出しました。 今日の最後は、高校生を1名、物理の谷にお招きする予定です。 大学受験を視野に入れているそうですが、学校は内部進学が前提のようなので、ちょっと困っているそうです。 進学のために勉強するわけではありませんが、勉強したい子ができない、というのは良い環境ではないように思います。 そのあとは、家族とお出かけをします。久しぶりに全員集合で、今これを書いているだけで感傷的になってします。 夜は、『1492』の世界へ。 昨日、読み終わりませんでした。今日で終わるかな?無理かな? 今日もみなさんと学びの旅を楽しみながら、頼もしいシェルパと仲良しになりたいです。 ★★★ あらためて、うちの最大の強みは、「お金のため」や「楽するため」にやっていないことだと思います。 世界中にたくさんの学校などがあり、たくさんの先生がいらっしゃると思いますが、 本当はもっとこうしたいのに、ということを純粋にできない方がたくさんいらっしゃると思います。 「あり余る才能で人に出来ないことができる」という生き方にも憧れますが(今だと大谷くんなど)、 私はなぜか昔から、「誰でもできることだけで、誰もやってないことをやる人」に魅かれています(マザー・テレサなど(ただし宗教的な面はよく知らない))。 子どもたちと本気でちゃんと話をして、本当にいいと思うことをするということも、誰でもできることです。

学びの旅(2023年5月3日)

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こんにちは。学びの旅のシェルパの遊びです。 爽やかな5月に風に誘われて、今日もさまざまな旅をみなさんにご紹介いたします。 今日は午前中から、中学生を1名、英語の泉にご案内いたしました。 英検2級の対策ということでしたが、音声読み上げアプリやスマートフォンの音声認識を使って、総合的に学びを楽しんでいます。 Did you enjoy -> 20円ちょい と認識され、スマートフォンから舐められていることもわかりましたね。 午後からは、高校生を1名、数学の雪山にお連れします。 数列(漸化式)は、ちょっとの気の緩みが命取りになってしまいます。心して掛かりましょう。 次に、小学生を1名、国語と算数の山脈にご案内いたします。 彼とは将棋もやっていて、だんだん本気を出さないと負けるようになってきました。 うちにしては長い2時間という旅ですが、頭を切り替えることで(ただ休むのではない)集中していつも取り組めていますね。 次に、小学生を1名、算数と図工の部屋にお連れする予定です。 掛け算に入るところですが、パズルのように楽しんでいきましょうね。 次に、中学生を1名、英語の森にお連れします。 最近ちょっと迷子になっているように思いますが、今日はパターンを見つけることだけに集中してみてください。 次に、高校生を1名、数学の多島海にお連れします。 昨日の三角関数の続きです。こちらも2時間の長旅ですが、たくさんの公式に惑わされず、一歩ずつ。 三角関数も、非常に遭難者の多い危険な地域です。 次に、中学生を1名、数学のお城にお連れします。 方程式のお城で、さまざまな謎を解決していきましょう! それと、せっかくなので憲法の話もしましょう。 最後に、大学生と、ChatGPTをはじめとした、生成系AIで遊びます。 こちらも昨日の続きです。昨日は、タイトルを決めて、それに合わせた歌詞を作って、 その歌詞から曲を作って、また歌詞にあうイメージ画像を作ってみました。 実作業はすべてAIくんにやってもらいました。 夜は、『1492』の世界へ。 今日でこの旅も終わりでしょうか。 今日もいい天気で、空気が美味しいですね。 風も気持ちが良い。 今日もみなさんと学びの旅を楽しみながら、頼もしいシェルパと仲良しになりたいです。

2023年5月2日:今日の学びの旅

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こんにちは。学びの旅のシェルパの遊びです。 今日もさまざまな旅にみなさんをご案内いたします。 今日は最初に、高校生を1名、小論文の世界にご案内いたします。 小論文と聞いて難しく感じるかも知れませんが、広いフィールドなので自由に遊べます。 自由だからこそ、何をどのように遊ぶか、頭の使いどころですね。 次に、小学生を1名、算数と英語のたびにお連れします。 今日はいろいろな図形とそれを量的に表す旅に出てみようと思います。 元気いっぱい、好奇心もりもりの子なので、楽しい旅になりそうです。 最近、将棋に興味があるそうで、その世界にも少し足を踏み入れるでしょう。 次に、小学生を1名、国語と算数の山脈にご案内いたします。 中学受験という山を目指しているそうですが、いろいろな発見をしながら一緒に登れば『〇月の勝者』みたいな殺伐とした世界でなく、楽しく登り切れますよ。 次に、高校生を1名、物理と英語の世界にお連れする予定です。 物理は、熱力学の単元に入ります。気体分子になって小さな部屋の中で暴れまわりましょう! 最近、量子力学に興味があるそうで、その世界にも少し足を踏み入れるでしょう。 次に、中学生を1名、英語の森にお連れします。 森の歩き方を覚えて、何に注意すべきかを、メモしてね。 最近、ファッションに興味があるそうで、その世界にも少し足を踏み入れるでしょう。 次に、高校生を1名、数学の多島海にお連れします。 三角関数のさまざまな見どころをご紹介します。 最後に、大学生と、ChatGPTをはじめとした、生成系AIで遊んでみようと思います。 夜遅いのですが、シェルパは元気です。そしていろいろな楽しみと学びを与えてくれるでしょう。 夜は、『1492』の世界に旅立とうと思います。 時代に変わり目にいる当事者たちの動きが具に描かれています。翻って、今を生きる私たちも、生身の人間としての生き方と、時代の当事者としての目線と、どちらも楽しめるといいなと思います。 空気もいいけど、風を読もう。 今日もみなさんと学びの旅を楽しみながら、頼もしいシェルパと仲良しになりたいです。