「井上さんは考えたりするの趣味だから、何でも聞いたらいいよ」

面談でのお母さまの一言でした。

「井上さんは、考えたりするの趣味だから、勉強だけじゃなくてパズルでもクイズでも、宇宙のことでも、歴史のことでも、何でも聞いたらいいよ」


お兄さんが通われていて、お母さまとは長い付き合いです。



自分の趣味などは考えたこともなかったのですが、言われてみればそうかも。

違う言い方をすると、「勉強」と「遊び」の間に線を引かない、という意識は明確にあります。そこを分けるから、話がややこしくなる。


学生の期間(特に小学校~高校)は、それほど専門性の高いことをやるわけではなく、いわば学習の基礎を作っている段階です。スポーツで喩えるならば、基礎体力や基本動作、体幹、バランス感覚、ボールの扱いなどを身につける時期。「バスケだけ上手になる」ようなことは逆に難しく、このレベルであればバスケがそこそこできるなら、バレーボールやテニスなんかもそこそこできても何ら不思議はないはず。


算数だけできるようにしよう、英語だけ頑張ろう、という方が、よほど不自然ではないでしょうか。


共通する頭の働かせ方、モノの見方、理解の仕方、記憶の仕方。。。そんな基礎力を鍛えつつ、結果として各教科もできてしまうよね、という形が理想であり、多くの子どもたちがそれを自然にマスターできていると思います。


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