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あれから1年

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 去年の5月後半。 急に両足が腫れ、痛みがひどくて歩行が困難な状態に。と思っていたら日々状況は悪化して、夜、眠るのさえ困難に。なんじゃこりゃ? 授業の合間を縫って病院を転々とし、刻々と変わる状況の中での判断を迫られることが多く、さながらドラマ『24』(!?)。 結局は、2日(月)に入院することになりました。 その日は、 前日に「もしかしたら」と連絡してあったものの、 初めて、私の都合で、全授業をお休みにしてもらいました。 病院での検査(病名すらわからなかったので、たくさん検査した)と診察とリハビリの合間に授業を組み入れて、生徒さんに連絡(これがまた大変)。 それ以外に、父の会社の決算や、相続のあれやこれや、塾以外の仕事の話を片付けつつ・・・そんな中、長嶋さんの訃報も届き・・・ 「これ、悪いケースはどこまで想定しておく?」 大変な時こそ、 状況を整理して、オペレーションをシンプルにする。 だけでなく、せっかくだからこれ自体も、チャンスに変えられないか?と考える。 □ オンライン授業の達人になる(子どもたちが) □ 随時、何でも質問できる窓口を設ける(入院中、暇な時間もかなりある)) □ 看護師さんや他の入院患者さんと仲良くなりつつ、病院や病気のことを知る(いつか誰かの質問に答えられるように) □ 諸行無常、時間は有限、そして人はいつか必ず死ぬ、ということを子どもたちに感じてもらう 子どもたちや家族にも助けられて、なんとか乗り切って、 少しだけ、良い状態になったでしょうか。 (ただし、入院生活で一気に老け込んではしまいました。  入院生活は、竜宮城だったのでしょうか?) この時は、 毎日がめいいっぱいで、「今が一番大変」と思っていました。 2か月後に、より悪い状況になることも知らずに・・・(笑) 退院後の杖生活は、一度でも転んだらアウト! と思って、 これまた緊張感の高いものですが、 今日まで、なんとか再発や余計な怪我がないというだけで、 なんてありがたいんだ! という毎日です。 なんとかするって、楽しいよね、 と子どもたちにも時々話しています。

自分のことばかり考えないほうが、自分らしく生きられるよ

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 好きなことをがんばることは、もちろん否定しません。 しかし、私がぜひにとおすすめしているのは、 「好きでもないこと」、「興味もないこと」、「全然知らないこと」に視野を広げることです。 一番の理由は、他者理解につながるからです。 好きなこと、得意なこと、できることしかやりたくない子は、 わたしの感触では、残念ながらコロナ以降、とても増えてしまったと思っています。 コロナの2年間の影響は少なくないと思います。 好きだ、嫌いだと、心は感じてしまいますが、 それって「たまたま」であって(たとえば、たまたま初めてやったときにうまく行った) 生涯にわたって忠誠を誓わなければならないものでもありません。 少しくらい、違ったことをするといいよ。 〇 知ってみたら、やってみたら面白かった!に出会える 〇 ↑の経験自体が、その後も未知のものへの抵抗を減らしていく 〇 それまでの自分の「常識」を覆される経験になる 〇 ↑他者理解につながる 〇 情報として整理する力がつく 〇 アイデアの引き出しが増える 〇 間違いや失敗を恐れなくなる(できなくて当たり前) 良いことはたくさんあります。 自己主張も大切ですが、同じくらい他者理解も大事。 とくにこれからは、そういう時代だろうと思うのですが、 できる子はとても少ないから、将来どこに行っても大事にされる。 私は一人一人に、「どこにでも行ける、何にでもなれるチケット」を手渡したいと思っています。 人類は、どうしても「心」に左右されていたんだけど、 それは避けがたいことですし、いい面もたくさんあります。 心を捨てるわけではありません。 ただ、心から半歩でいいから自由になれる技も身に付けておくと、可能性は爆上がりしますよ!

【テスト勉強で、プロジェクトマネジメント力を養う】(AI x テスト勉強)

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子どもたちが AI とどのように付き合っていくか、難しいですよね。 調べものの道具として AI を利用しているのをよく見かけますが、それだけはやめておきな、と言っています。内容が正しいかわからないのに、見た目だけがそれらしいから、簡単にできたような錯覚を起こしてしまうから。その上、何も学べないから。 × 正解を教えてくれる道具ではない ↑ これは、繰り返し繰り返し。 私は子どもたちに自由に使ってもらっています。 (何をやるかを、少しくらい一緒に考えたり、手伝いますが) ちょうどそろそろ、1学期の中間テストの期間ですので、 【テーマ】 テストの準備をうまく進めるために、AI を利用できないだろうか? 準備:テスト範囲に関連するもの(教科書、ノート、プリント類、テスト範囲票など 関連するものをすべて AI に渡して、AI と一緒に勉強の進め方を考えてもらっています。 ○ 典型的なひな型を作ることは上手なので、テスト勉強計画なんかはざっと作ってくれますね。ただし、実行するのは自分なので、計画が現実に沿うものになるように、調整をしましょう。 ○ 自分がやったこと(まとめノートや問題を解いてみた結果)もまた、AI に渡してしまって、評価や弱点分析、弱点を補うための追加の教材の作成、こんなことは、得意ですね。 ○ テストを1つのプロジェクトと見立てて、プロジェクト管理をする。全体の進捗を見て、遅れや不測の事態への対応を考える。実績を入れていくことで、計画とどのようにずれていくのか、プロジェクトのリスクがどこにあるのかを可視化していく。 実際のテスト問題や、自分の答案も読みこませて、次の計画に反映させる。 「正解を答えてくれる」わけではなくて、 自分が考えるときに、整理してくれたり、違った視点を与えてくれたり、全体の整合性を調えてくれたり、(必要に応じて)人に説明するために見栄えをよくしたり こんなふうに使ってもらっていますが、 正直、まだまだ AI が思ったように動いてくれないことも多いです。 その都度、一緒に対処法を検討しています。 そんなことしているくらいなら、勉強した方が早いのでは? と思うこともあります。 しかし、そこで安易な道に逃げてしまうと、成長はない。 敢えて面倒な(だけど、将来的には生産性が爆上がりする可能性がある)ことに、 時間をかけるようにしましょう。 子ど...

20年目のリブート(変わらないこと:観察から始めること。変わること:もっと自由に)

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今日から、20年目に入りました。 目の前の子ども一人ひとりの将来にとって、本当なことに集中する。 それ以外のいろいろなこと(表面的にできてる風にする、お金の計算、広告宣伝、規模を大きくするとか、名前が売れるとか…)は一切やらない。 と思ってスタートしました。 「18年くらい思いっきりできればいいか」 去年、緊急入院の当日に1日休んだのと、毎年の元日以外は、 毎日毎日、子どもたちと接する時間を大切にしてきました。 【観察から始める】 何も知らないところから塾を始めてしまったので、とにかく観察を続けました。 ○ どうしてこの問題ができない/できるんだろう ○ 今の仕草は何を意味しているんだろう ○ 今の発言の背後には、どんな気持ちがあるのだろう 【素直さ、明るさ、賢さ】 私自身がずっと子どもたちの横についていられるわけではありません。 ○ 学校で活躍してもらうには ○ テストでいい結果を出してもらうには ○ ピンチに陥ったときに、そこで崩れてしまわないためには いろいろな考え方があると思いますが、 わたしは、全体としては以下のような空気感を大切にしています。 ◆ こだわりは、ないほうがいい 何でも楽しさを見つけられるものです。たいていは、食わず嫌いをしているだけ。 今の「こだわり」なんて、将来ふり返ってみると「どうでもいいこと」だったりします。 少なくとも、自分の可能性にふたをしてしまうほどの価値はないと思います。 人間だからどうしたって、好き嫌いはありますし、やりたくないことはやりたくない。 だけど、その気持ちを乗り越える術を身につけておくと、将来、とんでもなく困ったことにはなりにくい。 そういう準備をしてもらうのが、大人の役割だと、私は思います。 ◆ 人の話を聞くこと/自分の意見を言うことは大事 言われたことは、まずはやってみる。こういう子は成長は早いですし、社会に出てからも可愛いがられます。 いろんな個性を認める時代だからこそ、 素直さと明るさと賢さは、できることなら身につけてほしいと思っています。 ◆ 「才能」は潰さないこと 才能が何なのかは、正直わかりませんが、 私がいつも自分に言い聞かせていることは、「才能」を潰さないこと。 伸ばすことなんて、烏滸がましいよ。伸ばす方は本人がリスクを取ってがんばれ! そのらいでないと、「才能」とは呼べないのではないかと。 だ...

正解を覚える勉強は卒業

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昨晩は、久しぶりに晴れ上がりました。 都心からなので、ものすごく綺麗なわけではありませんが 私としては、十分です! 人間が作ったもの、お金で買えるものにも素晴らしいものはたくさんあります。 しかし、自然は、なんかもう圧倒的で そして人間もまた自然なのだということに、少し勇気づけられますね 子どもたちも素直に心を動かされ 何か安心したような顔になっていきます

「のびしろ」の拡げ方

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  「のびしろ」しか育てない! 今の価値観を押しつけて、狭い範囲で「成功体験」を与えてしまうことは、 将来の可能性を削ってしまうことなのかもしれない。 □ 興味の幅を広げる □ 目の前の具体的なものに接するようにする □ 新しいことに挑戦する □ できないことも楽しむ □ できるようになる方法を見つける □ 形に残るところまで □ 別の「キャラ」を演じてみる □ 得られた感覚を言葉にする ▲ 得意なことは、よそでやってね ▲ 結果を評価しない ▲ ダメなことはダメ(見ない、聞かない、考えない) いろんなところに根っこを張り巡らせて、 どこからでも芽を出せる状態にすると同時に、 深い洞察によって、自滅しない心を育てる。 将来なんて、どうなるかわかりませんからね。

〇〇とハサミは使いよう

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  勉強や遊び、毎日を楽しくする道具として、 AI も使ってみましょう。 ChatGPT, Gemini, Claude, Copilot, Genspark, Manus, Perplexity, lovable, Cursor, replit... 私自身は、AI くんに、私の代わりに世界中いろいろなところに旅に出てもらっていますが、その他にも資格試験の勉強用アプリ、お小遣い帳、投資ゲームアプリなんかも作っています。 私の場合は、自分がそれがほしいというよりは、子どもたちに見せてみるのが目的。 ものすごく反応がよく、すぐに自分も始める子もいれば、 ふーんという感じで見ているだけの子もいます。 反応は人それぞれ。 だけど、何かものすごいことが起きそうな可能性を感じ取って、 自分で手を動かして、失敗しながら、習得していってほしいと思っています。 xxx カリキュラムを作って、みんなに同じようなことをさせるのは、 学校や普通の塾でやってくれればいいこと。 自分で考えて、失敗するのが、 私は一番大事だと思っています。

「まだまだわからないよね」←そんなの当たり前じゃない?

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 我がヤクルトスワローズが、開幕以来、快進撃を続けています。 海の向こうでは、村上選手もがんばっています。 ーーー 今年のシーズンが始まる前、それはそれはネガティブが情報で溢れていました。 プロの解説者によると、ほぼほぼ全員、最下位予想。 村上くんに対しても、「メジャーの速球には対応できない」 ーーー いざ、シーズンが始まって ヤクルトは、開幕3連勝! 村上くんは、3試合連続ホームラン! だけど、 「シーズンは長いんだから、まだまだわからないよね。これから対戦相手も研究してくるし・・・春の珍事とならないといいね」 ーーー 今日、4月20日時点で、 ヤクルトスワローズは、14勝5敗で首位。 村上くんも、22試合で8ホームランと活躍しています。 ーーー それでも、 「シーズンは長いから、良い時もあれば、悪い時もある。まだまだわからないよね」という論調が多いのです。 ↑ そんなの当たり前じゃないでしょうか。 ーーー 「結果」なるものが出てから、 「分析」と称してあれこれと言うことは、 まあ個人の自由ではあります。 しかし、私がわざわざ、モノ申したいことは、 「そんな空気を作るのはやめませんか?」ということです。 見えている結果を元に「正解」を語り、未来については「わからない」。 ↑ これって、「間違っちゃいけない病気」じゃないかと思うのです。 ただの娯楽であるスポーツに対してさえ、こうなのです。 ーーー 私は日々、子どもたちと接しています。 子どもたちは、「まだまだわからないよね」そのものです。 とても奥手だった子が、快活な若者に成長する。 神童と呼ばれた子が、しがないおっさんになる。 どうしようもない悪ガキが、立派な父親になる。 ふつうの子が、犯罪者になる。 ・・・ 「模試の結果が悪いから、このくらいの学校しか無理じゃない?」 「〇〇大とか、終わってるよね」 「どうせそのうちボロが出るよ」 ↑ 出ますよ。ボロなんていくらでも。 失敗もします。 うまくいくことなんて、ほとんどないです。 でも、だから何だというのでしょう? どの瞬間だって、 過去は変えられない。 未来はわからない。 だったら、ダッシュかますしかないでしょ。 死ぬ間際まで失敗して、「よーし、今度こそ!」と思っていたいし、 そういう子たちを、なんとしても応援します。

春のチキチキ祭り(勉強し放題)も、なんとか完走しました!

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  4/12(日) 春のチキチキ勉強し放題祭りの最終日でした。 単なる気のせいかもしれないのですが、 去年の入院で体力が落ちたのか、私はへとへとでした。 しかし、普段よりも長い時間できるという状況は、 私にとって大変ありがたいことで いつもは(時間的余裕がなくて)できないようなことにも手を出すことができました。 ーーー 時間的余裕がないと、 ▲ 納得するまで考えてもらう ▲ ミスが出なくなるまで練習する ▲ 脱線して、学問の最先端や実社会での話をする といったことが、制限されてしまいます。 私に与えられているのは、「起きている時間の1~2%」。 その短時間で、劇的な変化をもたらす。 かつ、それは私の力量ではなく、「子どもたち自身が、すでに知っていたこと」を引き出しただけと感じてもらう(←実際にも、その通りなのですが) ーーー 逆に余裕があると、もっと欲も出てしまい、 もっとできるようになってほしい。 いつかは飛び立っていく子どもたち。 難しいこと、教えてもらってないことでも、 楽しくチャレンジする若者としてデビューしてもらうために。

良い授業態度って、どんな態度ですか?

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  「テストの点は悪くないんですけど、授業態度が良くないということで成績がなかなか上がりません」 そもそも授業態度って、な んなんでしょうね。 そう思ってインターネットを検索したら、出るわ出るわ。 たくさんの「授業態度をよくする方法」が出てきました・・・ □ 姿勢を正して、先生と目を合わせて相槌を打つ □ 私語を慎み、よそ見をしない □ 積極的に手を挙げて発言したり、提出物をきちんと出す 途中から、気持ち悪くなって見るのを止めてしまいました。 たしかに学校って、そういう場所だったな・・・ そりゃ、仮にテストの点数が同じだったら、 普段からがんばっている子のほうを評価したくなるし、 もっと言えば、テストの点数だけがいい子よりも、 普段の学習態度を見ていて、「この子はやるな!」と思える子がいたら評価したくなる。 ーーー *所変われば品変わる お行儀よくだけしている態度って、たとえば外国人からはどう見えるんでしょうね・・・ ーーー しかし、大前提として、 「差をつけなければならない、良いものを選別して、悪いものをふるい落とさなければならない」という思想が根底にあるのでしょう。 人口がどんどん増えて、経済が発展する時代のシステムです。 今、それをやってる場合じゃないだろ、というのが、 私がマンツーマンで授業をしている理由です。 (大変なだけで、儲かることもないですが) ふるい落とすシステムではなくて、さまざまな才能を見つけて、それぞれに伸ばしていく時代に変わっていくと思います。 □ テストができるのも、ひとつの能力 □ じっくりものごとを考えるのも能力 □ 積極的に発言して、議論を巻き起こすのも能力 □ バカなことをやって怒られるのも能力 など どれも大切な能力だと、私は思います。 #青山プレップスクール #授業態度 #内申点アップ #内申点対策 #よい授業態度とは

現代最強の魔法? 量を減らす魔法

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どうして量を課すのだろう? 量に頼るのだろう? (いっぱいいっぱいになっている人の持っている技が「がんばる」だけだったら、仕事でも勉強でもとても苦しくなってしまいます) 真面目な子ほど陥りやすい「量でカバーする作戦」について。 ⚪︎ 量を減らす工夫 ⚪︎ 処理できる量を増やす練習 ⚪︎ それでも量をこなした方がいいこと いまだに、「勉強」の世界は、たくさんの時間をかけて、徹底的に反復練習をする(させる)ことが常識のようですが、 本当にそれでいいの? といつも思います。 1つのことにたくさんの時間をかけて、何度も反復してできるようにする。年齢が上がるにつれて、そんな余裕は無くなっていきます。 狭い範囲、短い期間だけで考えれば「正解」であっても、トータルで考えると非現実的です。 小学生の頃は勉強ができたのに、 中学・高校と進むについれて成績が下がっていく子がいます。多くの場合は、丁寧な勉強の仕方をしようとしている。しかし現実にはそれができなくて、どうして良いかわからなくなっている。 中高生で気づければ、まだ良いのかもしれません。「量でカバーする作戦」でなまじ「成功」してしまった方が悲劇かもしれません。いつか必ず破綻することが見えているので。 自分が破綻するだけなら、まだ良いのかもしれません。「量の信奉者」は、周囲にも量を求めがちです。また、自分がこんなに苦しいことを我慢してやってきたのだから・・・と、自分には逆に、甘くなりがちです。 こうなるともう・・・まあでも、実際いますよね。。。 情報量が爆発的に増え、みんなとても忙しくなっているのに、脳の容量など、生物的な制約には変わりはないのです。 必要なのは、アプローチの変更。 ⚪︎ 量を減らす工夫 全体のカバレージを落とさずに、全体量を圧縮するテクニック (やり易いところから手をつける前に、全体を見る) ⚪︎ 処理できる量を増やす練習 同じ脳でも、使い方次第で処理能力を向上させられます。 よいアルゴリズムを使って、処理能力を数倍にするテクニック ** ただし、数倍にしたところで、必要な能力にはなりませんので、量の圧縮は必須 ⚪︎ それでも量をこなした方がいいこと 上記のテクニックは、かなり「論理的思考」に似ています。逆に考えると、論理的思考の効果は、量を減らし、処理能力をあげることだと言えるかもしれません。 しかしこれにも重...

50代からのキャリア戦略+お子さまのキャリア準備戦略

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「これから先の人生において学びは欠かせない」 そんなテーマをいただき、対話しながら今日はイメージを膨らませて、実際少しやってみる会。 学びといえば、 基礎からコツコツ、実績を積み上げて… それはもちろん大切ですが、 今はトップダウン型の学びが非常にやりやすくなっています。 **トップダウン型の学び --- 目的や全体像からスタートして、徐々に細分化、具体化していく学び方。 具体的には書けないのでたとえばですが、エンジニアリングについて、長年エンジニアとして実践経験を積んでこられた方にはもちろん及びません。追いつけません。 しかし、そのレベルを100とすると、70くらいまではものすごく早く到達できる。すると対話ができるようになる。多くの仕事で必要になるのはこれ。必要に応じて深めていけば良い。 あとはスピードがあれば良い。 **そもそも今までの「学習」は、人口ピラミッドに合わせて選抜していく仕組みだったり、一つの技能を身につければ一生困らないだろうという前提の下で機能してきた。 **アメリカでは、コンピュータサイエンスやデータサイエンス、法学、翻訳などを勉強してきた大学生の就職口が減ってしまっていると聞きます。せっかく何年も勉強してきたのに…ミドルマネージャーくらいがAIを使うのが、一番効率は良さそうです。しかしそうすると、若手が要らなくなる。若手の中でも、いきなりマネジメントができる人はむしろ高待遇。幅広い知識と、それ以上に何にでも興味を持てる、尽きない好奇心が最高の武器かも。 ---------- AIはもちろん助けになりますが、結局処理しなければならない情報量が増えることには変わりない。 そこで、私が子どもたち向けにやっている ◻︎そもそもどうすれば理解しやすくなるの? ◻︎学習習慣を、自分の生活や特性とどのようにすり合わせるか? ◻︎一見遠い知識を結びつけて考えること を応用して、AI時代に順応した学習者?に! 久しぶり(入院後初)の社会人の方とのセッションは、私としても具体例がほしかった分野でしたので、なんかドンピシャでうれしい。

簡単に「心地好い」を手に入れる怖さ

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 「住みごこちのいい世界にしようじゃないか」 相対主義は独裁に行き着く だから「みんな素晴らしい!」には納得しかねる いろいろな経緯で見解の不一致や価値観の相違は、避けられないという前提に立って(つまり、話せばわかるというわけでもない)、 それでも殺したらダメ。排除したらダメ。 面倒くさいんだけど、思い通りにならないことだらけだけど、それが普通。 そんな無茶苦茶な中で、だからこそ逆に理想を持って、あれこれぶつかって失敗して考えて… そのこと自体を楽しむ気持ち。 「完璧」に育てられてしまうと、ここがなかなか難しいのです。 その道は…独裁者になるか、ストレスを抱え続けて生きていくか… いろんな想定外が起こるからおもしろい。 なんだよー、このゲーム! でも絶対にクリアする! クリアするどころか、何かのチャンスですらあるかもよ。 「結果」とか、ほんとにどうでもいい。この先どうにでも活かせる。 これから迎える 受験勉強でさえ、楽しめますよ。 青山プレップスクールは、未来のための準備を ゆかいに、かしこく、しなやかに進めていく、 学びを楽しむスペースです。

「人が大切」ということは、教えないとわからないんじゃないかな

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 国語の点数が低い、人に興味がない、共感できない、物語に感動できないみたい… このようなご相談は、まあまあよくあります。 テストの点なんて実際、大した問題ではありませんが、そもそも他人への興味がうすいのは特定の子だけに当てはまるわけではなさそうです。 自分が大事。 それは生物としての本能だと思いますし、今は特に、そのように育てられていると思います。誰もが「特別」な存在ではありますが、少子化、個性を重視する風潮、ちょっとした「異変」にもすぐに「病名」が与えられる・・・どうしても「自分」に目が行きがちです。 また、他人のことは結局どこまで考えてもわからないので、考えるだけ無駄! という無意識レベルの合理的判断もあるのかもしれません。 だからこそ逆に私は、「人って大切なんだよー」とことあるごとに、なるべく軽いトーンで伝えています。また、それが単に「きれいごと」と思われないように、他人ファースト、自分ラスト。 我が子にも、「あなたよりも友達が大事」と伝わるように、友達を人として尊重し、大切にしてきました(今でも仲良し)。 結果として、それはとても良かったと思っています。 どんなにどんなにがんばっても 人は自分が大事。 思考が内向きになる。 すると、現実との乖離に気づけない。 それが怖い。 去年入院したときも、周りの患者さんたちがみんな、自分のことしか考えていないように私には見えて、これはディストピアだと思いました(本人は大変快適ではあるけれど、看護師さんの負担がすごい)。 心も体も、動かさないと固くなります。 ちょっとあり得ない向きにも、ストレッチ! 痛気持ちいいくらい、ストレッチ! 伸ばして、伸ばして 勉強ってそんなものではないでしょうか。 時代と個性を編む仕事 未来は今の延長線上にはありません。 一人ひとりの個性と、時代が、絡み合ってうまく流れていくように。

脆くなった涙腺の活用法(オリンピックを観て号泣する大人を、ポカンと眺める小学生)

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冬季オリンピックをまったく観れていなかったので、今日のお昼に、小学生と一緒にご飯を食べながら。 女子フィギュアスケート・ショートプログラム 各選手のパフォーマンスに圧倒されて 途中からグズグズしだして 何に感動しているのかをその子に説明するたびに声が震えて。。。 それでも最後までがんばって、解説しました(笑)。 泣いてる姿を見せるのも良かろうと。 ーーー 観察と想像。 もし目の前で見たらどんな感じなのか。 あの舞台からはどのように見えるのか。 この場に至るまでのいろいろ、いろいろ。 滑り終えた時の気持ち。 アナウンサーも最後までがんばってた。 順位とかメダルとか国籍とか関係なく、みんなすごいね。すばらしいね。 わしらもがんばろう。

一人を育てるチームのメンバーとして (渦中にいるからこそ見えないこともある)

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一人を育てるチームのメンバーとして  (渦中にいるからこそ見えないこともある) 「孟母三遷」 「かわいい子には旅をさせよ」 「親はなくとも子は育つ」 古来、子育てに関してさまざまなことが言われてきました。 なかには矛盾するものもあり、 「結局、どっちなん?」 情報は増えに増え、いまや百家争鳴。

『世界は素数でできている』と『ラブ上等』

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『世界は素数でできている』 小島寛之 著              (と『ラブ上等』) 『世界は◯◯でできている』というタイトルの本は、たくさんあります。 経営、言葉、知財、密室、文学、e、……。 そのなかでも、 「そんなわけあるかーい」 の極北に位置するのが、”素数” ではないでしょうか。「私、素数でできてませんけど…」 ところが、読み進めていくうちに、 あら不思議。 あら不思議。 ぐいぐい引き込まれていく。 最終的には、素数に挑む人たちのことが愛おしく、 そして、素数を推したくもなるのです。負けるな! 素数!! (これは、並行して視聴していた『ラブ上等』とのコラボ効果という奇跡のおかげもあったのかもしれません) ________________________________ 本書の特徴(「はじめに」より) 2. 素数よもやま話をたっぷりと 3. 素数の歴史を網羅 5. 素数にハマった数学者の人生模様 7. RSA暗号の解説 11. 素数と物理 13. 素数の未解決問題 17. リーマン予想 19. 素数の最先端 (番号はすべて素数という細かな遊び) ________________________________ ラブと素数 登場人物:  ヤンキーと数学者 行動原理:  情と論理 見つめる先: 刹那と永遠 世界の中心: 俺と数式 仕事?:   喧嘩と因数分解 一見、 いや、何度見直しても、 真逆に思える二つのドラマ。 けれど、同時に読む(観る)と重なって見えてくるものがあるのです。 「正解」するとは限らない。 それどころか、正解など存在しないかもしれない相手に、 人生を賭けて、全力でぶつかっていく覚悟。 ーー素数の研究なんて本当にただの数字遊びかもしれないんですよ。自分でも自分が優秀であることがわかっている人が、そんなもの(⁉)に一生を捧げられるでしょうか? 一触即発! 少しでも目を離すと、 何が何だかわからなくなるスリル。 ーー式変形が難しいので、何度も立ち止まってゆっくり考えないとわからない(笑)。 ほんのちょっとしたこと―― 本当に、本当に些細な違いで、 未来がまったく別のものになってしまう不思議。 ーー素数出現のランダム性。また数学者たちの人生に感じる歴史の if 。 けれどその些細な違いは、 それまでの無数の要素の積み重ねでもある、というある意味残酷...

気のすむまで話を聞きますよ(受験直前の不安)

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 一発勝負の入学試験 不安に感じて当然です 今、この時間(授業時間)のなかで なにを話すか、どの順番で話すか、どんなふうに話すか。 ゴールは、今の不安を取り除くことではなく、 試験当日、ちょうど試験中に、実力を発揮できる心の状態になれること。 そのためにいろんな形で練習をしてきました。 □ プレッシャーのかかる場面 □ 時間がまったく足りない場面 □ 頭が真っ白で何も入ってこない場面 □ あれ? 簡単じゃね? と感じたのは場面 □ 寝不足、風邪気味、隣がうるさい、部屋が寒い/暑い でもどれだけやっても、所詮は練習。 99% うまくいくとしても、残りの 1% を引かない保証はありません。 いろんな想定で練習するなかで 私も学習してきました。 □ どんなときに、どんな反応を示すのか □ スピードや正確さの、上限値/下限値/中央値 □ 何が効きそうか/効かなそうか しかし、直前の2週間は、 全部忘れるようにしています。 真っ新な目で、目の前の子を見たほうが良い気がしていて… 「絶対」なんて求めるのではなく あらゆることが起こり得て ほんのちょっとしたことで、その後の展開がまったく異なることは、よくあるんだけど 成功も失敗も、ほんとうはそんなものなくて 常に今の状況を心から楽しめるか。 誰かが与えてくれる楽しさではなく 新しい局面に自分から臨んでいく楽しさ 受験制度を肯定はしませんが こんなことさえ楽しめたなら 未来は楽しいことだらけです♪

大人が驚く、不自由研究(情報を読みとり、知識ではなく関係性で遊ぶ)

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1.はじめに はじめに断っておきますが、 これは大人たちが喜ぶような、「体験学習」ではありません。 子どもたちが喜ぶような、「体験学習」でもありません。 約束された「成果」などありません。 失敗、回り道、停滞、離脱・・・だらけです。 好きなこと/興味のあることをやるわけでもありません。 特定の分野の知識を身につけることを目的としていません。 では何をやるのか。 一言で言うと、 「図表や文章を読み取り、情報の関係性で遊ぶこと」 です。 これだけ言われても、意味不明ですよね。 具体例をお話ししましょう。 2.ある小学生の「不自由研究」 今、ある小学5年生と取り組んでいるのは、 「ビジネスモデルの研究」 です。 (急にきな臭い感じがしますが、ご心配に及びません) このテーマは、私が提案して一緒に決めました(不自由です)。 何を研究するかというと、 情報を読みとりと、整理を研究します (不自由です)。 最初に1冊、私のほうで本を選定しました。 『会社四季報 もうけの仕組み』 https://amzn.to/4bEoZV3 別にその子が特に、「もうけ」に興味があるというわけではありません(むしろあまり興味ないと思われます。とても不自由です)。 この本を選んだ理由は、 たくさんのデータや図表、グラフなどが出ているので、 情報を扱ういい練習になるからです。   (ある程度できる子なので、ちょっと興味を持ちづらい分野を選びました。    一人ひとりに、「ギリギリ興味を持てるかどうか」といった分野を提案し、    話し合って微調整しながら進めています) 3.情報を読みとって理解することに集中 好き嫌い、興味のあるなしは、話題にしません。 そこに意識が行く前に、 「何が書いてあるのか、一緒に読んでいきましょう!」 (別に、役に立たなくても、おもしろくなくてもいいのですよ。大事なのは理解すること) たとえば、この表。 □ そもそもこれは、何の表? □ 縦軸は何? 横軸は何? □ わからない言葉はある? □ 上下/左右を見比べてわかることはある? では次に、このグラフ。 □ これは何のグラフで、 縦軸/横軸/円の大きさ は何を表している? □ 全体として読み取れることはあるかな? □ その全体傾向からすると、 「外れ値」 のようになっているのはどれだろう? □ さっきの ビジネスモデルの図...

2月の勝者(受験バカじゃないよ)

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今の入試制度が、決して素晴らしいものではないことは、多くの人が認めることでしょう。  しかし、現状に恨み言を言って背を向けていても、物事はあまり良い方向には進まないだろうと、私は思います。 バカげたルールでも、勝ってから文句を言う。改革する。 そうあってくれればと思っています。 (残念ながら、自分が勝ってしまうと変えたくなくなるようですが、それはまた別の話として) では、どうやって勝つのか。 私が大切にしているのは、大きく二つのアプローチです。 ■ 数理篇:論理と計算と確率思考 数理とは、簡単にいうと、考えて計算すればわかること。 正確に計算を積み重ねれば、とんでもないことができてしまう。現代の科学文明社会は、それで成り立っています。 早く、正確に、論理と計算を積み上げること。 テストでやっていることは、どの教科であっても、概ねこれです(知識や感覚ではありません)。 この力は、建設的な対話でいちばん効率よく鍛えられる(問題集を何周もする勉強よりも) —— 私はそう実感しています。 数理の中で少し特殊なのは、確率思考です。 「正解」が一つに定まるわけではない。ある程度の幅で考える必要があります。 人間社会や自然はあまりにも複雑で、正確に答えを出すことが難しい場面があります。 しかしまったくのランダムというわけでもなく、確率思考を積み重ねれば、小さな違いが大きな差になっていきます。 入試でいえば出題予想もそうですが、それよりも大事なのは、 「さっぱりわからない」ときにどうするか。 確証はないけれども、一歩前に進める。 ここで確率思考が効いてきます。 数理を自在に操ること。 まったく不可能と思えることも、よく考えればできてしまうという驚き。 もっと考えられるはずだ。もっと考えたい。 考える楽しさに触れることは、単に受験の勝者になること以上の価値があるでしょうね。 しかし、それだけでは困ったことに、合格率100%にはほど遠いのです(人をデータとして見る人にとっては、70、80%でも十二分なのでしょうが)。 一人ひとりの人生と直接関わっているので、その確率では十分とは言えません。 そこで、別の角度からも「勝つ」準備をします。 ■ 心理篇:人の心理と、自分の心理 心理にも二種類あります。 人の心理と、自分の心理です。 人の言動や仕草から、考えていることを予測して先手を打...