【山河有情】前検事総長・但木敬一 かげる日本人の教育熱

【山河有情】前検事総長・但木敬一 かげる日本人の教育熱


以下、抜粋ですが。

人こそわが国最大の資源である。

人という資源の質を高めるのが教育である。知的能力や技術はもちろん、新時代への受容能力や、人と人との良好な関係を築く感性などトータルとしての人間力を持った集団こそ日本の前途を切り開き、支え、発展させてきた力である。

日本人は昔から教育好きである。

最近どうも日本人の教育熱心さにかげりが見え始めている。新しい時代に立ち向かう気概が失われつつあるように思えてならない。付加価値を生み出せる人材、 創造性にあふれた人材、世界を見渡せる人材を必要としている時代になっているのに、相変わらず体育会系の勉強しない人材を珍重する企業が多く、いつの間に か低学歴国になってしまっているのに気づいていない。

世界は、科学の領域だけでなく、政治、経済、教育、行政、法律のあらゆる専門分野で大学院教育が盛んに行われている。他方、教育の基本という目から見ても、人間関係をうまく築くことができない子供たちの姿に、日本の教育の現状を見る思いがする。

受験産業が、いくら反映しようとも、お受験熱が高まろうとも、

いや、むしろそうなればそうなるほど、

小手先のテクニックばかりに注目が集まり、

本質的な教育の力が、弱ってしまっている。



テストで点を取るための勉強、合格するための勉強

が、何か本質を、決定的に失わせてしまっていると感じます。


かと言って、「象牙の塔」のような世界に染まるよう洗脳するのも変。




「どう生きるべきか?」


それにストレートに答えるものでなければならないと、

ぼくは考えています。





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