基本=基礎?

日常会話では、「基本」も「基礎」も、

ほぼ同じ意味で使われていますね。

  辞書を調べると。。。

  ★ 基本: 物事がそれに基づいて成り立つような根本。

  ★ 基礎: それを前提として事物全体が成り立つような、もとい。

  (広辞苑より)

はっきり言って、ぼくには区別はつきません。。。


じゃあ、同じものなの?

というと、そこに何らかの違いがあることを、僕らは潜在的に感知して、使い分けをしています。

  ○: 基礎体力
  ×: 基本体力

  ○: 基本を学ぶ
  ×: 基礎を学ぶ (「基礎○○」というものがある場合は除く)

何か、やはり違うんでしょうね。

感覚的には、

  基本: ある技術のもっともシンプルな形、型。

  基礎: 基本よりも、もっと深いもの、広いもの

そして、何が基本で、何が基礎なのか、は、人によって違いそうです。

たとえば、小学低学年の子にとっては、

  基本: 足し算、引き算、掛け算、割り算、

  基礎: 数の概念、文章が読めること、字が書けること。。。

  応用: 文章題など

高校生にとっては、

  基本: 各種公式の理解など

  基礎: 座標空間の考え方、文字式の扱い方

  応用: 大学入試問題など

社会人にとっては

  基本: ビジネスマナー、業界の基本的な知識など

  基礎: 感謝、責任、自己管理。。。

  応用: 提案をする、製品を作る、サービスを提供する。。。


年齢が上がったり、対象が難しくなるにつれて、

  応用: 難しくなる(レイヤが上がる)

  基本: 既に知っていることの上に、積み重ねられ、やはり難しくなっている(レイヤが上がる)

  基礎: より普遍的なものになっている(レイヤが下がる)

という風になっているように見えないでしょうか。



今、子どもたちを見ていて、最も足りてないと思うところ、

そして青山プレップスクールが最も力を入れているのは、

この「基礎力」の部分です。



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