専門用語の壁
数学で言えば、「解」、「垂線を下ろす」、「平方完成」。。。
英語で言えば、「三単現」、「不定詞」、「関係代名詞」。。。
これらは、他のところでは殆ど使うことのない、専門用語ですね。
国語も、助詞、助動詞、活用など。
社会や理科は、それこそすべて専門用語といってもいいでしょう。
そう、所詮学問は、専門用語の嵐(そういえば、今日もコンサート)であり、
それらを概念的に整理できるか?が結局は求められていることであります。
しかし、世の中のすべてのことは、概念が先にあるわけではありません。
たくさんの現実の自称を整理するときに、「概念」が生まれるわけです。
ただしくは、「生み出す」わけです。
そして、その「概念」を理解するためには、頭の中が論理的に構成されている必要があります。
ところで、中高生で学校で勉強している生徒さんたちにとって、
やはり、ここがひとつの関門になるわけです。
理由1: 概念のベースとなる経験が不足している
理由2: 脳が論理的思考段階に成長していない
ですから、生徒さんによっては、まったく専門用語を使わずに、
さらに、説明もとても短くして、
(つまり、とても大雑把で、不正確な場合もあるのですが。。。)
説明をする場合があります。
後々、「あの先生が言っていたことは、正しくなかったんだ」ということは、仕方ないと思っています。
むしろ、学問(科学)とはそういうもので、
後々、反例が出てくれば、新しい概念が必要になってくる、
この連続なのです。
変に学問チックに、「○○とは。。。」なんてことになっても、
結局は、生徒さんのためには大した勉強にはならないんじゃないか、
そんな風に思っています。