取捨選択

大学入試(に限らずですが)は、

マークシートの選択問題だから、

「考える力」がつかない


よく言われることですね。

近いところでは、ノーベル物理学賞の益川教授も、その様なことをおっしゃっていたような気がします。


今日ぼくが言おうとしているのは、

「選ぶ能力すら、弱っているのではないか」

ということです。


人生において、自分で0ベースで考えることももちろん重要ですが、

適切な選択肢の中から、より正しい選択をする

ということも、また必要な能力です。


情報を収集、分類整理して、取捨選択をしていく、

自分で考えるか否かは、最初の問題提起を自分でできるか、選択肢を自分で作れるか

を除いては、後は同じプロセスを通るのではないかと思います。


ところが、今の子どもたちは、日常生活においても

自分で選択肢を考えたり、それを(小さな)痛みを伴いながら、取捨選択していく

という経験が、足りないのではないかと思います。


何かを得れば、何かを失う

その痛みに耐えながら、得たものを大切にしていく


決して倫理的な話ではなく、いろんな場面で広く必要となる考え方ではないかと感じます。



ポチっとお願いします。


blogramランキング参加中!

明日もがんばります。

このブログの人気の投稿

「間違ってる」って言わないよ(「先生」にならないための対話)

はじめにの読書会(219)『子どもの絵の見方、育て方』

見る子は育つ(紫金山アトラス彗星を観察会)