2009年1月28日水曜日

キャリア教育について思うこと

青山プレップスクールが目指しているのは、人生を通して学び続けることができる力を養うことです。
そういう意味で、職業ということも範疇として考えていますし、
アルバイトをしてもらっている大学生の就職の相談みたいなことは個人的に協力しています。

また、13歳のハローワーク公式サイトでも、個人的にコメントさせてもらっています。(inoppi)


よくある質問としては、
  ・ ○○になるためには、どうしたらよいのか?
  ・ 自分は、○○が好きだが、適っている職業にはどんなものがあるのか?
  ・ 特になりたいものが無いが、どうしたらよいか?
このあたりが、多いようです。

「働いている時間」は、人生の時間の約半分にも達し、充実して「働くこと」が人生を豊かにすることに関しては、ぼくは激しく同意します。(もちろん、残り半分(睡眠時間を含めて)の時間もあり、それも大切な時間です)

ただし、職業=働くことではないと思っています。
お医者さんでも、いろんなお医者さんがいるでしょう。
弁護士さんでも、いろんなタイプの弁護士さんがいるでしょう。
それらの違いは、もちろん職場などの影響も受けますが、
結局は「自分がどういう人間なのか?」に最も影響を受けてしまうというのが、ぼくの経験であり、考えです。

極論してしまえば、職業とは、洋服のようなものだと言えると思います。
その洋服を着れば、他人からはある見られ方をするでしょうし、自分の気分も少し変わるでしょう。
でも、根幹の中身は、なかなか変えることができないのです。

だから、変に自分を限定することなく、あらゆる可能性を伸ばした上で、
どうしても自分が譲れない、変えられないところを削っていく。
また広げて、また削って。。。この繰り返しの中で、自分のスタイルが生まれ
スタイルのある働き方/または生き方ができることが、目的なのではないでしょうか?

誰にでもできる、誰がやっても同じ結果になる仕事なんてありません。
そういうものは、すぐに機械に置き換えられていきます。
あなたにしかできない仕事は、他に変えられないあなただからこそできるのです。


最初の質問に戻ると、
  ・ ○○になるためには、どうしたらよいのか?
    ○○になるには、こうすればいいですが、いったいどんな○○になりたいのか、
    もう少しイメージを膨らませてみましょう。そうすれば、必要なことがもっと明確になります。
    なるのは難しくないですが、なってから自分の価値をどうやって出していったらよいか?
    そのためには、学校の勉強だけではなく、いろんなことに挑戦し、自分の可能性を広げ、
    また自分の限界を知ることが、きっとものすごい財産になりますよ。

  ・ 自分は、○○が好きだが、適っている職業にはどんなものがあるのか?
    好きなことがあることは、とてもすばらしいと思います。
    好きをもっと追求することは、もっとすばらしいです。
    でも、決して自分を限定しすぎないこと!あなたにはもっといろいろな可能性があります。
    好き嫌いというのは、長い年月の中で、変わることがあります。
    その変わることは、もしかしたら挫折かもしれないし、浮気かもしれないし、、、でも、成長かもしれないのです。
    自分の成長の可能性は、あえて摘む必要はありません。
    いろんな好きなものを集めてみたら、その中にあなたの本質があるのかもしれません。
    今の好きはもちろん大切にして欲しいですが、それ以外にも目を広げ、柔軟に幅広く興味を持てるともっとすばらしいと思います。

  ・ 特になりたいものが無いが、どうしたらよいか?
    なりたい職業なんて、ある必要はありません。だから、心配しなくて大丈夫!
    今あなたが知っている世界は、おそらく全世界の1%にも満たないでしょう。ぼく自身そう思うくらいですから。
    そんな1%にも満たない世界で、自分の将来を限定してしまっていいのでしょうか?
    もっともっと、世界を知り、人間を知り。。。幅と深みをつけてから、判断すればよいのです。
    そういう意味では、学校選びも就職も、単なる通過点、ある仮説にしたがって実験してみる
    くらいのものです。
    大切なのは、どれだけ自分に幅と深みをつけられるか?
    そのために活かせることはたくさんあります。


好みは時間とともに変化します。
子どものころは、ハンバーグが好きだったけど、大人になるにつれ、ビールがうまいと感じるようになり、
和食がおいしいと思うようになり、、、
だから、好き嫌いは、確かにヒントにはなるけれど、それだけに偏らないでほしいと思います。
好きを極めた代表のように語られるイチロー選手であっても、ピッチャーをやったり、オリックスで二軍暮らしをしたり、4割を目指したり、、、そして目に見えることの無いプライベートな時間があり、
いろいろな幅の中で、今の姿があるのだと思います。


10~20代というのは、人生のグランドデザインを作っている時代だと思います。
あまりこじんまりとしたデザインにして欲しくないなあ。。。
それが、ぼくの希望です。



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