間違った目標の作り方

自学自習の青山プレップスクールです。

今回のタイトルは、「間違った目標の作り方」です。

なぜ、「正しい目標の作り方」ではないのでしょう?

それは、「正しい」なんて、わからないからです。

正確に言えば、「正しさ」とは、実行する人や状況によって、
変わってしまうのではないかと考えています。

でも、「間違った」の方は、もう少し一般的に言える、そう思って、このタイトルになりました。


★間違い1: 今度のテストで、80点とるぞ!

【意味】
どんな問題が出るかわからないのに、どうして80点なのでしょう?
たとえば、79点と80点と、何が違うのでしょう?
【結果に対する評価】
たとえば、80点が取れたとして、もし平均点が90点のテストだったら、それでもいいのでしょうか?
逆に、75点だったとして、平均点が30点だったら?
【アクションへのつながり】
じゃあ、80点とるために、何をしたらいいの?
それをすれば、80点取れるの?

【まとめ】
単に、結果を数値化したものを目標にするのは、難しいです


★間違い2: 今度のテストで、平均点以上取るぞ!


【意味】
学校の定期テストなど、同じメンバーで、同じようなことをこれまでも
やっているので、なんとなくの雰囲気はわかるでしょう
【結果に対する評価】
これもまずまずわかりやすいようです
【アクションへのつながり】
じゃあ、80点とるために、何をしたらいいの?
それをすれば、平均点以上取れるの?


【まとめ】
具体的なアクションプランにつながらない目標は、
スローガンになってしまいがちです



★間違い3: (今はクラスでビリだけど)、来年東大合格するぞ!


【意味】
東大合格に具体的な意味があればいいですが、
東大入ってから、自分を見失う人も多いですよ。
どうせなら、「どんな東大生になるか」の方が、よいと思います。
【結果に対する評価】
これはまあ、明確でしょう。
ただ、滑り止めで中途半端に早慶など受かった場合に、どうしましょうか?
【アクションへのつながり】
じゃあ、そのためのアクションプラン、どの程度具体的に思い描けているでしょうか。

【まとめ】
目標とのギャップがありすぎる場合は、具体性に欠け、「夢」でしかない場合が多いです



★間違い4: 医者になる! (弁護士でも、パン屋さんでもいいのですが)


【意味】
どうして医者になりたいのか?どんな医者になりたいのか?
をしっかり考え続けられればGOODだと思います。
【結果に対する評価】
これもまずまずわかりやすいようです
【アクションへのつながり】
医者に必要なスキルは多様であり、またさまざまであると思います。
総合的なプランニング能力が、まずは必要でしょうか。


【まとめ】
具体的なアクションプランにつながらない目標は、
スローガンになってしまいがちなのは、他と同様。
また、高校までは「医者になる」というのは、一つのアイデンティティとして
成り立ちますが、医学部に入ったら、周りはみんな「医者になりたい」
人たちです。その中で、アイデンティティを確立できないと、
モチベーションは下がっていくと思われます。


★間違い5: 先生になる!


【意味】
先生というのは、請われてなるもので、
立候補してなるものとはちょっと違う気が、ぼくはしています。。。
【結果に対する評価】
どんな先生になるかのイメージは少なくとも必要でしょう
【アクションへのつながり】
友達でも兄弟でも、近所の子でも、場合によっては両親でも、
明日からでも、教えることは出来るはずです


【まとめ】
いろんな経験をして、自分という人間がよくわかってからでも
十分だと思います。(逆にそうでないと、困る気もします)
お金もうけや自己実現が目的なら、周りの誰かが止めてあげてください。
家庭教師についてもらって、何とかそれなりの大学を出て、
といったパターンが、一番社会に出て、どーだかなーって人になりがちです。
ぼくの知る限り。
(小手先、口だけ、変なこだわり)




最後は変な話になってしまいましたが、

傾向としては、

☆ 結果目標よりは、行動目標の方が、
将来まで活きる「習慣」の育成に役立ちそうです
   (もちろん、「単にやりました」というのは、
☆ 何になるかよりは、どんな○○になるかの方が、
いつまでもモチベーションを維持できそうです


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