選択肢が多すぎる不幸
自律自習指導塾の青山プレップスクールです。
現行の受験システムが、良いのか悪いのか、
そういった議論も必要ですが、
目の前に現実的に受験を控えている生徒さんや保護者さまには、
あまり意味がないですね。
そして、もう合格してしまった人にも基本的には関係がない。
つまりは、制度を作る側と、従わざるを得ない側という構図は、なかなか変えられそうにないのです。。。
受験指導として、当塾が一番心がけているのは、「第一志望主義」です。
以前は、塾講師経験のある先生に授業をやってもらったこともあるのですが、
彼らは自分たちの知識を披露したいためなのか、さまざまな選択肢を出してきます。
それが、その子その子に、どのくらい消化できるかも考えずに。
彼らなりのリスクヘッジでもあるのでしょう。
もちろん、適切な情報を処理して、最適な選択肢を選ぶことができれば、
よりよい方法が見つかるかもしれません。
でもそれを、突然中高生に投げかけたところで、
彼らが適切な意思決定や状況判断をできるとは限りません。
もっと言えば、それができないから相談を受けているのだとも思っています。
小手先のテクニックや、安易に入る道を探す時間があるなら、
「目の前の勉強に集中すること」
を指導しています。
なぜなら、情報に振り回される生き方は、とても迷いの多い道なのです。
もっと良い方法があるのではないか?もっと楽な道があるのではないか?
常にそういうことを考える習慣がつく、
周りばかり気にして、本当の実力を養う絶好の機会を逃す
そちらの方が問題だと考えるからです。
情報、選択肢が多すぎると、人間反って不幸になる場合もあるのではないか?
そんなことを考えています。