情報を伝えること、感情を伝えること

一人ひとりの未来のために、青山プレップスクールです。


塾というのは、基本的に先生から生徒さんに、「ものを伝える」仕事です。

「ものを伝える」という意味では、ぼくの前職である、コンサルタントも同じですし、
広告、報道、出版、、、に限らず、あらゆる職場・家庭・遊び場・・・で日常的に
行われていることです。
生まれたばかりの赤ちゃんでも、2,3カ月もすれば、お母さんとコミュニケーションを始めます。

そんな人間にとって普通のことですが、
伝わらない
誤って伝わる
解釈が異なる
ということもまた、日常茶飯事で、
世の中の問題の大半は、この意思の不疎通にあると思います。


さて、前置きが長くなってしまいました。
人間のコミュニケーションにおいて、伝えたいもの、もしくは伝わるものは、
大別すると、
・ 情報の中身
・ 発信者の感情
の2種類と考えられます。

そして、
・ 情報の中身については、主に前頭前野で
・ 発信者の感情(特に受信者の恐怖や危険と絡むもの)は、主に大脳辺縁系で
処理されるそうです。

さらに、
「恐怖」という感情が起こった後は、前頭前野はほとんど働かなくなってしまう
そうです。


お母さんや先生が、一生懸命怒れば怒るほど、
その内容は子どもには伝わらず、「怒られた」という感情しか残らない


実生活でも、思い当たることがちらほら。


人間の脳のことなど、所詮はわかりませんが、
うちで実践しているのは、以下のような授業の流れです。

1.(導入) 生徒さんと同じ目線、気持ちになるために、ざっくばらんなお話しを聞き、
基本的には同調する
<5分>

2.(授業) 主客を入れ変えつつも、同一目線で、
あくまで、「一緒にチャレンジしている」
そして、「それを楽しんでいる」というスタンス

3.(帰還) 2人の旅は終わり、次回までにそれぞれの課題を確認し合い、
また、次回予告をして別れる

1回の授業を、 安心できる環境の中で、1つの物語のように
そんなイメージでやっています。

参考になる方がいらっしゃいましたら、お試しください。



ポチっとお願いします。

blogramランキング参加中!

このブログの人気の投稿

「間違ってる」って言わないよ(「先生」にならないための対話)

はじめにの読書会(219)『子どもの絵の見方、育て方』

見る子は育つ(紫金山アトラス彗星を観察会)