双曲線の物語(母と子編)



旅立ちに言寄せて
で、たびたび保護者さまのご協力についてお礼を述べました。

それについて、「具体的にはどういったサポートが有効なのか?」というご質問を頂戴いたしました。
その回答を書いているうちに閃いたことがありますので、今日はそのこと。


双曲線という曲線を覚えていらっしゃるでしょうか。
反比例のグラフですよね。

ぼくは最近、この双曲線が好きです。

左の方から見ていきましょう。
双曲線のグラフは漸近線(この場合はx軸)に限りなく近づいていきます。
x軸を時間軸と見ると、限りなく過去においては、漸近線と双曲線はほぼ同一であった。

時間が経過して 、半ばまで来たとき、この2本の線は急激に離れ始める。
いったん離れ始めれば、ますます離れていく。
ついには、無限遠の彼方(y=-∞)へと消えてしまう。。。 (x<0)

ところが、消えてしまったと思った次の瞬間から、実は全く反対側 (y=∞)から、
その線は帰って来ていて、ものすごい速さで近づいてきて、
限りなく漸近線に寄り添ってくる。

2本の線は、決して交わることはないが、それだけに遠ざかることももうない。


これは、母と子の関係と似ているのではないかと思いました。
最初はほぼ同一であったものが、徐々に離れて行き、決して昔のような関係に戻ることはない。
むしろその関係は、永遠の彼方に消え去ってしまう。

でも、消え去ったと思った次の瞬間から、まったく別の新たな関係が、実は生まれていて、
気がつくとその関係は、限りなく近づいていく。

誕生→少しずつのベクトルのずれ→永遠の決別→新たな関係の誕生→発見→永遠に近づき続ける

そういう物語を書くことができたらなあ。



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