賢い子だからこそ、考えて欲しいこと

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。


青山プレップスクールに、唯一指導方針があるとすれば、

それは、

『生徒さんに合わせること』



とても賢い子がいます。

彼はゆくゆくは、良い学校に行って、社会の重責を担う立場になるのでしょう。

今の勉強で、特に切実に困っていることはありません。

もちろん勉強については、より高度な問題に取り組んでもらっていますが、

それ以上に気を使っていることがあります。


賢く育ってしまった子には、その子なりの責任がある


そうぼくは考えます。

幅広く物事を考え、他人の弱みに付け込むのではなく、

他人を思いやれる、それがまた自分を広げることにもつながる、

より複雑で総合的な問題を考えるように、

対話を通じて伝えています。



一方では、勉強で苦労している子もいます。


勉強で苦労している子には、やはりその子なりの責任がある。


そういう子には、

自分よりも、できない友達、できる友達のことをあれこれ気にするのではなく、

自分のできることを、やらなければならないことを

きちんとやっていこう。

自分のことがしっかりできないのに、他人のことを気にしている余裕はないよ。

とお話ししています。



ある子に言っていることと

別の子に言っていることが

まったく逆であることもしばしばあります。



集団教育の中では、手が届いていないんじゃないかなと感じます。

A. とにかく、良い学校に行ってくれれば良い

B. 思いやりのある人間に育ってほしい

そういうことは、一先生の個人的なものが反映されているだけで、

生徒さん中心に、その成熟度に合わせて、全体のバランスを考えるのは、

昔は、家族や親族や地域だったのかもしれませんが、

その機能が失われつつあるのではないかなと。



自分の当たり前を、つくっていく

自分の当たり前を、絶対視しない

自分の当たり前を、壊して、またつくりなおす





時には、強烈な反発も食らいますが。。。(笑)



まさに、『バカの壁』のようなことは、あっさりと起こるのですが、








相手の言い分を認めつつ、

でも、こういう見方もできるよね。


「しなやかさ」、「したたかさ」


尖鋭の度合いを強める時代において、

大切なキーワードになってくるのではないかと思います。





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