青山プレップスクールの歴史Vol.3

第三期: オペレーションの変更~行列のできる。。。

  2007年11月から、ぼく自身が本格的に塾の中身にタッチするようにしました。

  結局は家庭教師や個別指導で行われていることは、
  とても属人的で一過性のもので、
  人間がやることである以上、うまくいくときもあれば、そうでないときもある。

  それをきちんとチェックして、生徒さんや先生にアドバイスをするようにしました。

    ・ 正しい方向に向かっているのか?

    ・ ただ、「わかった」と言わされているだけではないのか?

    ・ 単に時間が経過しているだけになっていないか?

  あわせて、生徒さんの様子を保護者さまに、毎回レポートし始めたのもこのときからです。

  このレポートは大変評判が良く、またぼく自身も大変勉強になるものでした。

    これには、前職の経験が大変活きました。
    コンピュータのお仕事というと、ひたすらコンピュータに向かって何かを打ち込んでいる
    姿を想像されるかもしれませんが、個人で仕事をするならともかく、大きな仕事となると、
    如何にコミュニケーションをしっかりとって、意識を目標に向けてあわせるのか、
    といったことが重要になります。
    その際に、注意すべきポイントはやはりあって、もっと突き詰めてしまえば、
    ・ 現状を正確に、できるだけ客観的に把握すること
    ・ 過去にこだわらずに、未来志向で総合的・本質的に考えること
    ということになってしまいます。
    そういうトレーニングは随分とさせてもらったので、ぼくにとっては当たり前なのですが、
    生徒さんや保護者さまのお話を伺っていると、現状の学校や塾が必ずしもそういう
    コミュニケーションのとり方をしている(もしくはできる)わけではないようで、
    いろいろな問題の根源はそこにあるのだと思うようになりました。

    そして、ぼくにとっての「未来」とは、生徒さんの次のテストの点数や、
    受験の結果ではなく、「どんな大人になっていくのかな~」と考えるところから
    スタートしています。
    受験屋さんのように煽ってお金をつぎ込ませよう、なんてのは、まったく本質から
    はずれることで、むしろ日本の未来を危ういものにしているのではないか?
    とすら、感じてしまいます。。。

  とにかく、授業を見るようになり、レポートを書くようになって、ぼく自身がかなり
  いろいろなことがわかり始めて、
  同時に生徒さんがどんどん増える状態になってきました。

  そして、1年経った、2008年11月。ついに新規の生徒さんを受け入れられない
  状態になってしまいました。

  ただ、面談だけは何とか続けておりまして、面談だけでもかなり生徒さんの
  気持ちを動かすことが出来るようになってきたと感じています。


  とはいえ、実際のサービスが出来ないというのは、やはり問題ですので、
  何とか、今の限界を超えて、より充実したサービスを、多くの方に提供できるように
  もっと考えていかなければなりません。

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