親が行かせる中学生時代の塾代はムダ?
親が行かせる中学生時代の塾代はムダ?
塾に行ってはいたものの、授業中もその当時流行していたポケットゲームで遊んでいたそうだ。塾が言うのはおかしいと思いますが(実はおかしくないのですが)、
英語は途中でついていけなくなり、数学も予習や復習をする気もなく、ただ行っていただけだった
なぜなら、「ただ来てるだけ」の素振りが見られたら、「来なくていいよ」とはっきり申し上げていますし、だんだんと自分で勉強できる姿勢が出てくれば、通う頻度を減らすことを薦めています。こんな時代だからこそ、何に対してどのようなお金をかけるのか?
しっかりとした考えが必要だと思います。
・ みんな行っているから?
・ 友達のお母さんが良いと言っていたから?
・ テレビで宣伝していたから?
・ ○○大学に何人も合格者を出しているから?
勉強の目的はいろいろあるでしょうが、あえて1つ挙げるとすれば、
「昨日出来なかった事が、今日出来る」という経験をたくさんすること
だと、ぼくは思っています。
実際に大学で研究するにしても、社会に出るとしても、
目の前にある問題は、初めて見る正解のない問題です。
誰か先生が答えを知っていたり、
google を検索すれば、答えがそのまま出ているような問題ではありません。
この問題に、どのような糸口を見つけて、どのようにアプローチしていくか?
困難(無理難題)に、どのように立ち向かうか?
その時に出来ることは、「知っていること/わかっていることを整理して、
問題の本質を見出し、解決策を論理的に構成していくこと」です。
知識、経験、直感。。。すべてを動員して、より良い答えを探っていく。
そんな経験を、若いうちからたくさん出来ることが、これからの時代に必要なのではないかと思います。
座っているだけの塾は論外ですが、
「三角関数を教えるのがうまい」先生がいたとしても、so what?
先生にとっては、三角関数を教えることが人生の重きを占めていますが、
生徒さん一人ひとりの人生にとっての、三角関数の重さはどのくらいあるのでしょう?
・ 何がわかっているのか
・ 何をするべきなのか
・ 足りないものを埋めるには、どのようにしたら良いのか
・ どのくらい深くわかっていると、どのくらい応用が利くのか
そういうことを、常に考える癖こそ、身に付けるべきだと思います。
これはぼく自身、これまでの仕事から学んだことであり、
今の仕事において、保護者さまや生徒さんとのお話を通して、
学び続けていることでもあります。
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