(授業風景)テスト技術のインストール

すべては20年後の未来のために。


国語の読解問題が苦手、という生徒さんは少なくないと思います。
ぼく自身も、作文などは時々頑張りましたが、
国語のテスト(読解)となると、なかなかうまくありませんでした。


今の生徒さんの中にも、国語が苦手な生徒さんはいるのですが、
かつての自分を見るようです。


小学生の場合ですと、
そもそも「テスト」とは何か?
が、よくわかっていないと思われるケースもあります。

□ クイズ感覚(知識を問われている)
□ くじ引き感覚(当たればラッキー)
□ アンケート感覚(答えやすいものだけ答えます)


現実世界には、「テスト」というものがある以上、
テストとは何か、ということを、
学校でもっとちゃんと教えられないものかなあと思います。


テストとは、その時の自分の実力をすべて表現するもの


いつしか、そんな風にぼくは考えるようになったのですが、
それはもしかしたら、大学受験で浪人という恐怖を意識し出してからかもしれません。。。


=★★テストの技法★★================

前置きが長くなってしまいましたが、

自然に身に付けた方も多くいらっしゃると思いますが、

テストというのは、ある種、技法です。

制限時間内に、最大限の実力を表現するには、

それなりの技法が、あった方が有利です。


どうしても、今時点で、テストの点数が欲しい生徒さん、

また、受験を控えた生徒さんには、

その「技法」を直接お伝えすることもあります。





=★★教えるのではなく、インストール★★=========




敢えて、「教える」といわずに、「お伝えする」と表現したのか。

それは、「教える」わけではないからです。

ではどのように伝えるか。


それは、

一緒に解きながら、『タイムキーピング』、『ペースメイキング』をしてあげる

ということです。

50分のテストなら、50分という時間内で、

大問がいくつあって、だから、1大問あたり、何分で。。。

とういことを、まずは割り算して求め (その場合に、余裕を見て割り算しておく)

それを目標に、解き始めていきます。

1問に時間がかかり過ぎていたら、それは後回しにする、

そのタイミングは、こちらで指示していきます。


傾向としては、『急かせる』ことになることが大半です。
(つまり、自然に解いたのでは、のんびりしすぎ)


テンポを作って、ペースを守って、制限時間内に解いていく、

そして、最後余った時間で、

飛ばしてしまった問題に優先順位をつけ、

優先度の高いものから、時間ぎりぎりまで使って、対処していきます。



=★★狙いと効果★★=========

狙いはもちろん、

50分なら50分という、

『テスト時間を体に染み込ませる』

ことです。

全部やるには、どのくらいのスピードでやらなければならないか。

どのくらい時間を使ったら、使い過ぎと判断して見切りをつけるべきか。


こういった感覚は、口頭で伝えても、実践につながりにくいものです。

ですから、スピード感を体に叩き込む、体内時計をメトロノームを、ちょっとアップテンポにする。

そういった感覚を、感覚のまま伝える、

ということです。


また、ある程度急いでやった方が、集中力が増す、という効果もあります。



受験生は今、過去問に取り組んでいる頃でしょうか。

もし、お父さま、お母さまが、隣について上げることができるなら、

このペースメイキングをしてあげてください。



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^^

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