(学びの五輪書)八双の構え
20年後の未来のために、青山プレップスクールです。
5つの構えをより具体的に。
前々々回は、上段の構えについて。
(これは、普通に勉強しててもできる)
前々回は、中段の構えについて。
(これは、問題の核心をズバッとつけたら、気持ちいいですよね)
前回は、下段の構えについて。
(これは、結論から逆算する思考)
今日はいよいよ、八双の構えです。
暴れん坊将軍でおなじみの構え。
真剣を用いた多対一、或いは多対多の乱戦や、野外や市街地、もしかしたら廃墟などの障害物の多い場所でのゲリラ戦で、真剣を、しかも抜刀したまま全力で走り回ったり飛び回ったりする必要がある状況では役立つであろう構えである。いつ終わるとも知れぬ戦闘では余計な体力を使えないし、そもそも単純に重い武器を何時間も構え続けるのは難しい。また、乱戦においては仲間の位置との兼ね合いで、他の構えを取るスペースが無い場合も大いにあり得る。そんな状況が頻発する環境に限れば、習得はほぼ必須といえるだろう。
(Wikipediaより)『五行の構え』
現代の剣道において、乱戦ということはなくなりましたが、
実生活や、仕事、そして入試問題などは、ある意味乱戦状態であると言えます。
いつ何が聞かれるかわからない。
とすると、この構えは有効なんですね。
この構えは、上段から変化したと考えられており、
数学においても、上段からの変化と見ることが出来ます。
------------------------------------------------
問題を一読して、状況がよくわからなかった時、
できるだけ労力を使わない、単純なモデルを用意し、
相手の本質を見極める。
見極めたうえで、上中下段に変化して、問題を斬る
------------------------------------------------
実際にやってみましょう。
今日は、GMATのData Sufficiency という独特の出題形式の問題から。
いきなり、見慣れない記号が出てきましたね。
でもこれは、denotes と書いてあるので、以下に定義されているわけです。
zより大きいか、等しい最小の整数
これでぱっとイメージできる人は良いですが、
ぼくはそんなに頭良くないので、少し具体的に考えます。
4.3だったら、、、[4.3]は、4.3より大きいか、等しい最小の整数、、、5か。
5だったら、、、[5]は、5より大きいか、等しい最小の整数、、、5か。
あー、なるほど、切り上げればいいのね。
で、ここまでわかれば、後は簡単だと思います。
[X]=0かどうか知りたいということは、
Xが、-0.xxx かまたは、0という値であればいいわけですよね。
(1) -1 < x < -0.1
あー、そのまんま。 OK。
(2) [X+0.5] = 1
Xに、0.5を足したら、1.xxxか2になる。
といっても、Xがー0.xxxとは限らないですよね。
ということで、答えは(A)になります。
状況がわからない時、
ちょっと試しに具体例を持ち出してみる。
*ただし、あくまでそれは具体例に過ぎない
*大事なことは、その具体例から、さらにもう一度抽象化して
*本質をつかむこと
とても有効な方法です。
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5つの構えをより具体的に。
前々々回は、上段の構えについて。
(これは、普通に勉強しててもできる)
前々回は、中段の構えについて。
(これは、問題の核心をズバッとつけたら、気持ちいいですよね)
前回は、下段の構えについて。
(これは、結論から逆算する思考)
今日はいよいよ、八双の構えです。
暴れん坊将軍でおなじみの構え。
真剣を用いた多対一、或いは多対多の乱戦や、野外や市街地、もしかしたら廃墟などの障害物の多い場所でのゲリラ戦で、真剣を、しかも抜刀したまま全力で走り回ったり飛び回ったりする必要がある状況では役立つであろう構えである。いつ終わるとも知れぬ戦闘では余計な体力を使えないし、そもそも単純に重い武器を何時間も構え続けるのは難しい。また、乱戦においては仲間の位置との兼ね合いで、他の構えを取るスペースが無い場合も大いにあり得る。そんな状況が頻発する環境に限れば、習得はほぼ必須といえるだろう。
(Wikipediaより)『五行の構え』
現代の剣道において、乱戦ということはなくなりましたが、
実生活や、仕事、そして入試問題などは、ある意味乱戦状態であると言えます。
いつ何が聞かれるかわからない。
とすると、この構えは有効なんですね。
この構えは、上段から変化したと考えられており、
数学においても、上段からの変化と見ることが出来ます。
------------------------------------------------
問題を一読して、状況がよくわからなかった時、
できるだけ労力を使わない、単純なモデルを用意し、
相手の本質を見極める。
見極めたうえで、上中下段に変化して、問題を斬る
------------------------------------------------
実際にやってみましょう。
今日は、GMATのData Sufficiency という独特の出題形式の問題から。
96. For all z, [z] denotes the least integer greater than or equal to z. Is [x] = 0 ?
(1) -1 < x < -0.1
(2) [x+0.5] = 1
(A) Statement (1) ALONE is sufficient, but statement (2) alone is not sufficient to answer the question asked;
(B) Statement (2) ALONE is sufficient, but statement (1) alone is not sufficient to answer the question asked;
(C) BOTH statement (1) and (2) TOGETHER are sufficient to answer the question asked, but NEITHER statement ALONE is sufficient;
(D) EACH statement ALONE is sufficient to answer the question asked;
(E) Statement (1) and (2) TOGETHER are NOT sufficient to answer the question asked, and additional data are needed.
いきなり、見慣れない記号が出てきましたね。
でもこれは、denotes と書いてあるので、以下に定義されているわけです。
zより大きいか、等しい最小の整数
これでぱっとイメージできる人は良いですが、
ぼくはそんなに頭良くないので、少し具体的に考えます。
4.3だったら、、、[4.3]は、4.3より大きいか、等しい最小の整数、、、5か。
5だったら、、、[5]は、5より大きいか、等しい最小の整数、、、5か。
あー、なるほど、切り上げればいいのね。
で、ここまでわかれば、後は簡単だと思います。
[X]=0かどうか知りたいということは、
Xが、-0.xxx かまたは、0という値であればいいわけですよね。
(1) -1 < x < -0.1
あー、そのまんま。 OK。
(2) [X+0.5] = 1
Xに、0.5を足したら、1.xxxか2になる。
といっても、Xがー0.xxxとは限らないですよね。
ということで、答えは(A)になります。
状況がわからない時、
ちょっと試しに具体例を持ち出してみる。
*ただし、あくまでそれは具体例に過ぎない
*大事なことは、その具体例から、さらにもう一度抽象化して
*本質をつかむこと
とても有効な方法です。
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