(学びの五輪書)そんな数学の勉強の仕方じゃ、、、もったいない
20年後の未来のために、青山プレップスクールです。
昨日の記事 『数学の問題を解くプロセスと、仕事のプロセスの類似性』に書いた
問題を解くための標準的なプロセス。
1.問題文の状況を正確に把握する
2.1つの問題を、細かないくつかの部分に分割する (漏れなく、重複なく)
3.この分割を、処理できる単位になるまで繰り返す
4.個々の処理単位を、規則に従って処理する
5.その結果を統合する
6.妥当性を確認し、答えとする
=======================
この中で、ぼくが特に大切だと思うのは、
(特に、これからの人たちが鍛えておくべきだと思うのが)
1~3の工程(上流工程)です。
ところが、学校では、単元ごとにその習熟を確認するので、
例えばですが、割り算を習っている時には、割り算の問題しかテストに出ません。
子どもでもそんなことはわかっていますから、
どうせ割り算でしょ。
適当な数字を拾って、大きい方を、小さい方で割ってみる。
ほら、できた!
割合あたりで算数が苦手になってしまう小学生(これは後々尾を引きます)は、
たいてい、このように勉強してしまったのですね。
*足し算は、順番関係ないですし
*引き算は、大きい方から小さい方を引けばOK。
*掛け算も順番関係ない
*割り算も、最初のうちは、大きい方を小さい方で割ればよい
*小数倍という考えが出てくるあたりから、
*単位当たりの量という考えが出てくるあたりから、
*しっかり対応関係を見つける癖をつけていかなければなりません
=======================
大抵の塾でも、状況は変わらず、
いや、もっと極端かも。
とにかく、同じ問題を繰り返して、パターンを覚えこませるという手法が、
今流行りのようです。
たしかに、パターンにはまった時には、ものすごく速く解くことが出来ます。
でも、やっぱり問題を読まないんですね。
だから、引っ掛けには弱くなるし、
知らないパターンだと、解けなくなってしまう。
社会に出たら、ほとんど知らないことなのに、、、
「習ってないからできませんでした」
と、さも当然の顔をするのは、、、
=======================
いずれにせよ、学校でも塾でも、
方針が示された後の下流工程ばかりを、一生懸命練習することになる。
それで、数学が得意だとか、苦手だとか思わされることになる。
それが、上手にできたとしても、言葉は悪いですが、【優秀な作業者】であるにすぎません。
マニュアル通りに作業が出来ることはもちろん大切ですが、
これから彼らに必要になるのは、
【自ら方針を立てて、実行計画に落とす】
ということなのではないかと思うのです。
=======================
作業ができることは、もちろん大切です。それは、これからも。
しかし、大きな目的は別にあるわけですから、他の人の力を借りたっていいのです。
これまでの世の中は、優秀な作業者を求めていましたし、
企業に余力があれば、じっくり育成することもできました。
しかし、事務作業の多くは、コンピュータに代用され、
マニュアル化される仕事も、海外、パート・アルバイト、外国人労働者、、、
企業も海外との熾烈な競争の中で、余力を失っています。
これからの人たちに期待されているのは、
作業者としての優秀さではなく、
自ら問題意識を持ち、ビジョンを描き、実行プロセスに落とせる能力
それを、学校の勉強をしながら見につけるとしたら、
数学が一番適しています。
=======================
数学を通して、別に数学でなくても、
(*宣伝ですが、『2030年デザイン事務所』は、そういう機会を得られる場所)
【自ら方針を立てて、実行計画に落とす】
経験を、たくさんすることで、
自分の技量を磨いていくべきだと思うのです。
とはいえ、では具体的にどういう練習をすればよいのか、
問題があった時に、どのような構えで挑むべきかについては、
【5つの構え】がある、とぼくは定義しています。
この【5つの構え】を、よくよく習熟すれば、どんな状況(問題)にも対応できるのではないか
今のところそう思っています。
5つを少ないと見るか、多いと見るか。
大抵の人は、2、3の構えしか使っていないように見えます。
だから、ちょっと多くはあるのですが、
だけど、その5つでほとんどの場面(問題)に対応できるのではないかと思います。
次回は、その【5つの構え】について。
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昨日の記事 『数学の問題を解くプロセスと、仕事のプロセスの類似性』に書いた
問題を解くための標準的なプロセス。
1.問題文の状況を正確に把握する
2.1つの問題を、細かないくつかの部分に分割する (漏れなく、重複なく)
3.この分割を、処理できる単位になるまで繰り返す
4.個々の処理単位を、規則に従って処理する
5.その結果を統合する
6.妥当性を確認し、答えとする
=======================
この中で、ぼくが特に大切だと思うのは、
(特に、これからの人たちが鍛えておくべきだと思うのが)
1~3の工程(上流工程)です。
ところが、学校では、単元ごとにその習熟を確認するので、
例えばですが、割り算を習っている時には、割り算の問題しかテストに出ません。
子どもでもそんなことはわかっていますから、
どうせ割り算でしょ。
適当な数字を拾って、大きい方を、小さい方で割ってみる。
ほら、できた!
割合あたりで算数が苦手になってしまう小学生(これは後々尾を引きます)は、
たいてい、このように勉強してしまったのですね。
*足し算は、順番関係ないですし
*引き算は、大きい方から小さい方を引けばOK。
*掛け算も順番関係ない
*割り算も、最初のうちは、大きい方を小さい方で割ればよい
*小数倍という考えが出てくるあたりから、
*単位当たりの量という考えが出てくるあたりから、
*しっかり対応関係を見つける癖をつけていかなければなりません
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大抵の塾でも、状況は変わらず、
いや、もっと極端かも。
とにかく、同じ問題を繰り返して、パターンを覚えこませるという手法が、
今流行りのようです。
たしかに、パターンにはまった時には、ものすごく速く解くことが出来ます。
でも、やっぱり問題を読まないんですね。
だから、引っ掛けには弱くなるし、
知らないパターンだと、解けなくなってしまう。
社会に出たら、ほとんど知らないことなのに、、、
「習ってないからできませんでした」
と、さも当然の顔をするのは、、、
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いずれにせよ、学校でも塾でも、
方針が示された後の下流工程ばかりを、一生懸命練習することになる。
それで、数学が得意だとか、苦手だとか思わされることになる。
それが、上手にできたとしても、言葉は悪いですが、【優秀な作業者】であるにすぎません。
マニュアル通りに作業が出来ることはもちろん大切ですが、
これから彼らに必要になるのは、
【自ら方針を立てて、実行計画に落とす】
ということなのではないかと思うのです。
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作業ができることは、もちろん大切です。それは、これからも。
しかし、大きな目的は別にあるわけですから、他の人の力を借りたっていいのです。
これまでの世の中は、優秀な作業者を求めていましたし、
企業に余力があれば、じっくり育成することもできました。
しかし、事務作業の多くは、コンピュータに代用され、
マニュアル化される仕事も、海外、パート・アルバイト、外国人労働者、、、
企業も海外との熾烈な競争の中で、余力を失っています。
これからの人たちに期待されているのは、
作業者としての優秀さではなく、
自ら問題意識を持ち、ビジョンを描き、実行プロセスに落とせる能力
それを、学校の勉強をしながら見につけるとしたら、
数学が一番適しています。
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数学を通して、別に数学でなくても、
(*宣伝ですが、『2030年デザイン事務所』は、そういう機会を得られる場所)
【自ら方針を立てて、実行計画に落とす】
経験を、たくさんすることで、
自分の技量を磨いていくべきだと思うのです。
とはいえ、では具体的にどういう練習をすればよいのか、
問題があった時に、どのような構えで挑むべきかについては、
【5つの構え】がある、とぼくは定義しています。
この【5つの構え】を、よくよく習熟すれば、どんな状況(問題)にも対応できるのではないか
今のところそう思っています。
5つを少ないと見るか、多いと見るか。
大抵の人は、2、3の構えしか使っていないように見えます。
だから、ちょっと多くはあるのですが、
だけど、その5つでほとんどの場面(問題)に対応できるのではないかと思います。
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