(学びの五輪書)5つの構え
20年後の未来のために、青山プレップスクールです。
さて、少し間が空いてしまいましたので、
ここまでのおさらい。
1.問題を解く工程は、3つに分けられる
□ 上流工程 (状況を把握し、情報の取り出し、言い換え、分解を行う)
□ 中流工程 (決まった処理を正確かつ迅速に行う)
□ 下流工程 (問いに答える形で、整える)
2.現状の問題点
中流工程ばかりを練習する
最も難しいのは、上流工程
下流工程も、仕上げなので、大切
3.もっとも難しい上流工程は、実は、5つのパターンに分類できる
『問題に向き合う5つの構え』
=================================================
というお話まで、しました。
いよいよ、その5つの構えについて。
『問題に向き合う5つの構え』
1.上段の構え
2.中段の構え
3.下段の構え
4.八双の構え
5.脇構え
(剣道用語から拾ってみました(笑))
以下に、詳しく書いていきますね。
=================================================
1.上段の構え
問題文(数学の場合は、横書き)を読んで、
その流れに沿って、上から下へ、ざくっと斬っていきます。
流れに従って、式を立て、答えを導く。
上から下への流れになるので、上段の構えとしました。
2.中段の構え
問題文を読んで、その核心を一気に突きます。
まったく無駄のない、理想的な形と言えます。
3.下段の構え
剣道の場合は、「使えない構え」だそうですが、
数学においては、大変有効な構えです。
問題文(数学の場合は、横書き)を読んで、
その流れとは逆に、
『結論』から、逆算して考えて行きます。
4.八双の構え
こちらも、競技化された剣道においては「使えない構え」だそうですが。。。
数学においては、また実社会では、大変有効な構えです。
(ぼくは、5つの中で、最も大切だと思っています)
八双の構えは、剣道というよりは、実戦で剣を使う際に、
□ なるべく、余計な力を使わない
□ 乱戦での使用
□ 他の構えへの変化
を意図しているそうですが、その点は、数学の場合も同様です。
問題文を読んで、何をしたらいいかわからない時、
状況を把握するために、単純なモデルを作って、問題を突いてみます。
ちょうどジャブを打つようなイメージ。
それで問題の本質がわかったら、
一気に、上段、中段、下段に変化して、勝負をつけます。
5.脇構え
ここまでくると、かなりこじつけなのですが。。。(笑)
脇構えとは、こちらの剣を相手から見えないようにして、
遠い間合いから、相手に損傷を与えることを意図した構えだそうです。
数学に当てはめるならば、
暗記による解答が、これに当てはまると思います。
わかっていようが、どうであろうが、構わない。
やったことがって、覚えていれば、どんなに(本質的な理解から)遠くからでも、
問題を解くことが出来ます。
=================================================
さて、
ここで、今ぼくが、小学生~社会人まで、
いろいろな勉強についてのサポートをしながら感じること。
□ 上段の構え(問題文の流れに従って解答する)は、
できる人が多いです。
□ 中段の構え(問題の核心を一気に突く)は、
相当数学が得意な人でないと出来ません。
□ 下段の構え(結論から逆算)は、
仕事(ビジネス)をやるうえでは常識だと思いますが、
数学になると(?)、出来ない人がとても多いと感じます。
□ 八双の構え(状況を把握してから、後で変化)
これも、仕事(ビジネス)では、常識ですが、
簡単なモデルを作って実験し、その裏にある『法則』を読み解く。
これが数学では出来てない!
□ 脇構え(暗記による解法)は、
学校の定期テストでは、威力を発揮します。
逆に、そのことが弊害を生んでいるような気がします。
ただし、場合によっては、やはりかなり有効。
使いどころを絞れば、これもありだと思います。
つまり、
特に、下段の構えと、八双の構えを、重点的に練習することが、
単に数学力を伸ばすだけでなく、
他の科目に対しても、
また、社会に出てからも、大変役に立つと考えています。
=================================================
ちなみに、ぼくの掲げる理想形は、(ここまで来てしまった以上)
二刀流 (中段と、八双に構えておく)
です。
=================================================
ただここまで。
とても、抽象的な話で、わかったような、わからんような、、、
ということで、次回は、
実際の数学の問題を取り上げながら、
それぞれの構えでは、どのようなアプローチになるか、
具体的に見て行くことにします。
ポチっとお願いします。
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^^
さて、少し間が空いてしまいましたので、
ここまでのおさらい。
1.問題を解く工程は、3つに分けられる
□ 上流工程 (状況を把握し、情報の取り出し、言い換え、分解を行う)
□ 中流工程 (決まった処理を正確かつ迅速に行う)
□ 下流工程 (問いに答える形で、整える)
2.現状の問題点
中流工程ばかりを練習する
最も難しいのは、上流工程
下流工程も、仕上げなので、大切
3.もっとも難しい上流工程は、実は、5つのパターンに分類できる
『問題に向き合う5つの構え』
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というお話まで、しました。
いよいよ、その5つの構えについて。
『問題に向き合う5つの構え』
1.上段の構え
2.中段の構え
3.下段の構え
4.八双の構え
5.脇構え
(剣道用語から拾ってみました(笑))
以下に、詳しく書いていきますね。
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1.上段の構え
問題文(数学の場合は、横書き)を読んで、
その流れに沿って、上から下へ、ざくっと斬っていきます。
流れに従って、式を立て、答えを導く。
上から下への流れになるので、上段の構えとしました。
2.中段の構え
問題文を読んで、その核心を一気に突きます。
まったく無駄のない、理想的な形と言えます。
3.下段の構え
剣道の場合は、「使えない構え」だそうですが、
数学においては、大変有効な構えです。
問題文(数学の場合は、横書き)を読んで、
その流れとは逆に、
『結論』から、逆算して考えて行きます。
4.八双の構え
こちらも、競技化された剣道においては「使えない構え」だそうですが。。。
数学においては、また実社会では、大変有効な構えです。
(ぼくは、5つの中で、最も大切だと思っています)
八双の構えは、剣道というよりは、実戦で剣を使う際に、
□ なるべく、余計な力を使わない
□ 乱戦での使用
□ 他の構えへの変化
を意図しているそうですが、その点は、数学の場合も同様です。
問題文を読んで、何をしたらいいかわからない時、
状況を把握するために、単純なモデルを作って、問題を突いてみます。
ちょうどジャブを打つようなイメージ。
それで問題の本質がわかったら、
一気に、上段、中段、下段に変化して、勝負をつけます。
5.脇構え
ここまでくると、かなりこじつけなのですが。。。(笑)
脇構えとは、こちらの剣を相手から見えないようにして、
遠い間合いから、相手に損傷を与えることを意図した構えだそうです。
数学に当てはめるならば、
暗記による解答が、これに当てはまると思います。
わかっていようが、どうであろうが、構わない。
やったことがって、覚えていれば、どんなに(本質的な理解から)遠くからでも、
問題を解くことが出来ます。
=================================================
さて、
ここで、今ぼくが、小学生~社会人まで、
いろいろな勉強についてのサポートをしながら感じること。
□ 上段の構え(問題文の流れに従って解答する)は、
できる人が多いです。
□ 中段の構え(問題の核心を一気に突く)は、
相当数学が得意な人でないと出来ません。
□ 下段の構え(結論から逆算)は、
仕事(ビジネス)をやるうえでは常識だと思いますが、
数学になると(?)、出来ない人がとても多いと感じます。
□ 八双の構え(状況を把握してから、後で変化)
これも、仕事(ビジネス)では、常識ですが、
簡単なモデルを作って実験し、その裏にある『法則』を読み解く。
これが数学では出来てない!
□ 脇構え(暗記による解法)は、
学校の定期テストでは、威力を発揮します。
逆に、そのことが弊害を生んでいるような気がします。
ただし、場合によっては、やはりかなり有効。
使いどころを絞れば、これもありだと思います。
つまり、
特に、下段の構えと、八双の構えを、重点的に練習することが、
単に数学力を伸ばすだけでなく、
他の科目に対しても、
また、社会に出てからも、大変役に立つと考えています。
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ちなみに、ぼくの掲げる理想形は、(ここまで来てしまった以上)
二刀流 (中段と、八双に構えておく)
です。
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ただここまで。
とても、抽象的な話で、わかったような、わからんような、、、
ということで、次回は、
実際の数学の問題を取り上げながら、
それぞれの構えでは、どのようなアプローチになるか、
具体的に見て行くことにします。
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