Because I love you

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。

中学生と、英語の勉強。

(教科書本文より)
One day, Mother Teresa found a dying man.
No one would go near him because he was very sick.
Mother Teresa and her friends took care of him. 
The man asked,
"Why are you helping me?"
Mother Teresa answered,
"Because I love you."

最後、、、


訳せないですよね。

訳さなくていいですよね。






(以下、授業風景)



(ぼくが、インドに行った時のことを思い出しながら。。。)

インドの、スラム街ってわかる? はっきり言って、汚っいのね。
道端には、いーろんな人が、人かどうかさえもわからないくらい、
汚れた毛布にくるまって、
生きてるか、死んでるか、わからないような人が、たっくさんいるのね。

そういう人たちの中には、もちろん、病気の人もたくさんいて、
本当は伝染らないんだけど、でも、見た目けっこうすごい病気とか、
中には、伝染る病気もあるし。
まだまだ名前もわからないような病気って、たっくさんあるのね。名前があるだけましというか。

ある日、マザー・テレサは、 一人の死にかけの人をみつけた。みつけちゃったね。
dying って、die の進行形だね。

見ず知らずの、
見るからに重病で、
(言い方悪いけど、)どうせもうすぐ死んでしまいそうな人
どんな処置をしても、助かりそうもない人
ね。


だーれも、その人に近寄ろうとしなかった。
この would 、will の過去形だね。でも would は後々、いろいろ面白いよ。

なぜなら、その人はとっても重い病気だったから。
そりゃそうだよね。
悪いと思うけど、やっぱり何というか、怖いよね。


でも、
マザー・テレサと、その友達は、彼を介抱してあげたんだね。
すごいね。


その男の人は、言った。「どうして、私を助けてくれるの?」
そりゃそうだよね。
みんなが、自分を避けているのは、この人もわかってるんだろうしね。 
だから、それに慣れるって言うか、それが普通だって、
自分でも、悲しいだろうけど、自覚してたんだろうね。
だから、「どうして?」って思ったんだろうね。
戸惑ったんだろうね。

マザー・テレサは、答えたよ。

"Because I love you."




(え・・・)



(びっくりしたのは、ぼくでした)


え・・・
訳さなくていいよね。

え・・・
わかるよね。

え・・・
こんなこと、言えないよね。。。

○○さんだったら、言える?

言えないよね。
いや、言う必要もないというか。



こんなに、短くて、簡単で、力強い言葉、、、



立派ですね〜、みなさんも、こんな人になってくださいね〜、
とかさえ言えないよね。
言っちゃダメだよね。

他の誰にも、言えないよね。
いや、言うだけなら、言えるんだけどね。。。いくらでも

この状況で、この行動で、この言葉。
まず、やっぱり近寄れないよね。
近寄れたとして、介抱なんてやっぱりできないよね。
だけど、仮にそこまでできたとして、
Because I love you.

言えないよね。
 「それが、私の務めです」とか、言っちゃうかな。
でも、そんなこと、、、
言われた方は、もしかしたら、その方が、納得できるかもね。


でも、この言葉って、納得はできないよね。
きっと。
わけわかんないよね。
一語一語は、とっても簡単なのに。

だけど、力強いよね。

人間が、人間を信じてもいいんだ、
そんな人がいるんだってだけでも、、、あー、言葉にならないね。


(しばし、考え中、考え中、考え中。。。)


もちろん、
みんながみんなそうであるわけではないし、
そうであるべきだとも言わないし。。。




でも、
だからこそ、

自分の生き方は、やっぱり自分で決めるべきなんだろうね。




自分しか生きられない、生き方。
自分しか発せられない、ことば。

そんな人生にして欲しいと思うし、
実は、自分の人生は、結局自分のものだからね。(望むと望まざるとに関わらず)


普通の生き方とか、平凡な人生とか、つまらない人生とか、おもしろい人生とか、
そんなの、、、ないからね。


奇を衒うことはなくって、
自分の道を、地に足つけて、ね。


もちろん、周りには流されるんだけど、
その、流されるってのも、自分なんだけど、
でも、だからこそ、
なんて言ったら良いんだろうね。
だからこそ、敢えて、
踏ん張るってことも、あってもいいんだろうね。
踏ん張りきれなかった、ってことも、あるだろうね。



○○さんは、○○さんの人生。

他の人は、他の人の人生。

すごいとか、すごくないとか、
価値があるとか、ないとか、
良い学校に行ったからいいとか、そうでないからダメだとか。
あの子の方が、かわいいとか、頭が良いとか、お金持ちだとか、、、


そもそも、他人と比べるもんじゃないしね。




まだ、教科書本文は、続きはあったのですが、
ぼくが、半泣き(笑)だったので、そこで終わってしまいました。


学校の授業は、割とさらっと過ぎてしまったそうですが、
(学校の先生は、何回も読んでるから、飽きてる?)
教科書に載せてくれたことを感謝。

今後、何十年と心のどこかに、しまっておいて欲しいと思いました。



それにしても、、、

Mother ですね。




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^^

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