子どもの気持ちを思い出す、とても勉強になる。SPYxFAMILY
高校生からぜひ読んでほしいと言われ、嫌な予感はしていたのだが、案の定はまった。
完全にはまったのは、第1話の30ページ目ほどにおける、アーニャ(娘)のセリフ。
『ちちすごいみつけてくる たのしい』
すごいみつけてくる、というのはもちろん文法的にはおかしいが、そのおかしい具合がいかにも本当に子どもが言いそうなセリフ。
そして、子どもってこういうことが一番楽しいということ。そうだよな。
読み進めるうちに、子どもだっていろいろなことを考えているし、必ずしも本心を話しているわけではない。そのうえで、ちょっとした勘違いが事件を起こしたり、解決させたり。
カオス状態の学校。わかりやすく「いい子」「悪い子」というのがいるわけではない。伝統校の教育、参考になる。
とにかく、いろいろ勉強になるので、何度も読み返している。