A Hero:『英雄の証明』
先月ふらっと。
「ソーシャルメディア時代の云々」と言われているが
それに限った話ではなく、何とも感慨深く、
心が痛くなる、印象深い映画でした。
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大したことないだろうとあまり考えずに行動したこと、
周りに促されてそんなものかと選択したこと、
小さな嘘や悪が許せなくて言ったこと、
そんなちょっとしたことは、よくあったように思いますし、今でもよくあるように思います。
それが、たまたま巡り合わせが悪いと、どうしようもなく大きな問題に発展したりする。
諸行無常というか、バタフライ効果というか、人生の不確実性を感じざるを得ない。
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邦題は『英雄の証明』。なんともおもしろくなさそうなタイトルですが、
英語では『A Hero』。こちらの方がしっくりくるように思いますが、では邦題を考えろと言われると難しいですね。
元々のペルシャ語は読むことも、意味も分からないのが残念です。
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今起こっている、誤送金問題は、いろいろと違うのですが、
ニュースを見ていてこの映画のことを想起してしまうのは、
やはり「ソーシャルメディア時代の・・・」という説明は、的を射ていたのか。