(算数実験教室) 単位の変換(かさ、リットル)

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。


単位の変換は、

つまづきやすいポイントの一つ。



特に、小学生にとって難しいのが、「かさ(量)」と「面積」です。

今日は、「かさ(量)」について。



そもそも、「かさ」なんて言葉を、日常で使う機会はほとんどありません。
(*「水かさが増した」くらいではないでしょうか)


そして、量という概念も、なかなか難しい。

幼稚園くらいですと、容器の太さに関わらず、
高さが高い(深さが深い)方を、多いと見做してしまうそうです。






今日は、「かさ」について、実験してみましょう。



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わかっている人には、わかっている状態が当たり前で、


わかっていない人には、わかっていない状態が当たり前。

わかっていることを、一旦は出来る限り忘れてしまって、

一緒に楽しんでください。

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お風呂でやるのが、良いんじゃないかと思います。


≪準備するもの≫

   1.お風呂に持ち込める、小さめのサイズの容器(以下、容器Aとします)

   2.計量カップ

   3.お風呂で使っている、手桶やたらい


≪準備すること≫

   1.容器Aを、よく洗います

   2.容器Aを、水でいっぱいにします

   3.その水を、計量カップに移して、容器A1杯分の量を、計量しましょう

   準備完了!


≪実験開始≫

≪≪移し替えの実験≫≫


   1.容器Aを水(またはお湯)でいっぱいにし、

     手桶やたらいに移しましょう。

     大きい容器に入れれば、水深は浅くなるね。


   2.じゃあ、その水を、もう一度容器Aに戻してみましょう。

     何度も何度も、移し替えてみましょう



≪≪実験終了≫≫  楽しかったね!




≪≪比べる実験≫≫


   1.手桶とたらいに、それぞれ適当な量の水を入れます。

     どっちが多い?

     どうやって比べたらいい?


   2.容器Aに何杯分か、それぞれ数えてみよう!


≪≪実験終了≫≫  楽しかったね!





≪≪何杯分?の実験≫≫



   1.手桶を空にしましょう。

   2.容器Aをいっぱいにして、手桶に水を移しましょう。

   3.それを繰り返して、容器A何杯分で、手桶がいっぱいになる?

   4.じゃあ、手桶のかさ(量)は、いくらだろう?

     (容器Aが、仮に100mLだとしたら、それで15杯分だとすれば。。。)

   5.いろんな容器のかさを量ってみよう


   *最初は、「1杯、2杯・・・」と数えますが、慣れてきたら、

     「1dL、2dL、・・・」や、「100mL、200mL・・・」と。

≪≪実験終了≫≫  楽しかったね!


≪≪お風呂は、何L?の実験≫≫


   1.はじめは、小さい容器(容器A)で汲みだそうとします

   2.でも、なかなか減らないね。。。どうしたらいい?

   3.大きい容器を使えば、少ない回数で済むね!


≪≪実験終了≫≫  楽しかったね!


≪すべての実験終了≫  楽しかったね!


とっても単純なことですが、

★ 一緒にやれば、きっと楽しいです

★ 水の量が同じでも、容器が変わると、違って見える

★ 比べるときはどうしたらいい?

★ 同じ量を量る時に、小さい 枡で量ると。。。大きい 枡で量ると。。。

ちょっとだけ、おさらいしてあげてください。


◎ 量という概念の把握


◎ 単位という概念の導入


◎ 確かめるという姿勢の導入


容積の問題は、5,6年になると、

かなり複雑なものも出てきます。


学校で習う前に、習った直後に、

原風景を持っているかどうか? 原風景を作れるかどうか?

大きいですよ。



*商業的に考えるなら、透明な立方体で、
1L枡にちょうど10個収まる1dL枡をセットにして、
そういう教材が、もしかしたらあるのかもしれません。




だけど、ぼくの好みは、


手近なありものを工夫して、楽しみながら、トライ&エラーするのが、


良いんじゃないかと思います!







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