きのうの質問:何しに上智大学に行ってきたんですか?


きのうの質問
「何しに上智大学に行ってきたんですか?」

「日仏文化シンポジウム:アートと文化の歩む新たな道」というのがありまして。
○○くんは文化とか興味ありますか? そうだよね。私はそういう人こそ文化に触れるのがいいと思いますよ。今、自分が興味のあることって、所詮は自分のこれまでの環境がそう思わせているだけ。つまり自分の意志で獲得したものではない。だけど興味がないんだけどおもしろがることができたら、自分の意志で獲得したと言っていいんじゃないかな。
○○くんには、そういう力強い人生を送ってほしいと思っていますよ。

ついでに言うと、アートは誰のためにあるのかね? 私の考えですが、アートは子どもたちや持たざる者にとって必要なものだと思います(あればいい、というレベル以上に)。子どものうちに、アートと自然になるべく触れるようにしよう。アートは人間の技術の集合であり、自然は人間には作れないものの集合。色と色、音と音、言葉と言葉、色と形、形と匂い、音と言葉と味・・・さまざまな組み合わせについて実験しながら感覚を身につけていくよ。1つの組み合わせを深めもいいし、新しい組み合わせを考えてもいい。そういうことが将来、目に見えない大きな力(個性)につながっていくと思いますよ。

そういえば、開高健の『裸の王様』という小説があって、昔とても感銘を受けたのを思い出しました。難しくないし短い話ですよ。読んでみませんか? 1Fの本棚のどこかにもあるよ。


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