高校生には読ませない。贅沢な読書
『失われたいくつかの物の目録』
翻訳の細井直子さんがラジオ番組で話しているのを聞き、即買い、即読み。
素敵な装丁、15ページずつきっちりと区切られた話と仕切りの黒紙(でも黒じゃない)、現実とは離れた遠い時間の中に漂うような文章。贅沢だ。
「これはね、きみたちにはまだ早い。R-18とかそういう意味じゃなくて、贅沢すぎるから」
とぼくだけの愉しみとして読んでいるのですが。
逆に興味を惹いてしまうらしく、勝手に読まれてしまいます。
いつも一生懸命勧めても読んでくれないのに・・・(泣)
まあ、そんな読書体験もいいかな。