どうしてわざわざ夏期講習でびっしり予定を埋めてしまうのか?


夏休みも、青山プレップスクールは「自由」です。

いま何が必要で、そのために何をどんなペースで進めるのがもっとも効率が良いかな?

自分で考えることに慣れていない子の場合は一緒に考えるところから、はじめます。

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ときどき保護者さまから、「毎日でも来させたい」、「他の塾の夏期講習の空いてる日程をできるだけ埋めたい」といったご相談を受けることがあります。

頼りにされることはありがたいですし、こちらの経営や私の「楽」さを考えれば助かることなのですが、よくご説明させていただいた上であまりお勧めしていません。

その理由は、

◆ 一定のペースを保っていく方が、効率は上がる

◆ 夏休みには、やはり夏休みにしかできないことをしてほしい(それが何か考えてほしい)

◆ 自分で考えて行動すること、ただ時間を過ごすことに価値を置かないこと

学校だけ夏休みになっても、ご家族の方がお仕事等のために、『お預かり機能』としてのニーズがあることも理解しています。(スペースが許す限りですが)自習という形で、たとえば3・11の時も、コロナ休校中も、その機能を提供してきました。

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話を戻して、どうして夏期講習は効率が悪いのでしょうか。
「何もしてないよりまし」「みんなやってるから」「夏休みに差をつけろ!」
いろいろな理由はあるでしょうが、ぼくには「やってる感」が得られるだけのように思えます。そのために、貴重な貴重な時間やお金を費やすことは、バランスあってるのでしょうか。

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人間には「休み(OFF)」が必要です。
たとえば食事で考えてみたら? いくら栄養があるものだからと摂取し続けるでしょうか?
消化や吸収の時間が必要ではないでしょうか?
たとえば筋トレで考えてみたら? いくら効果的なトレーニングでも、休みなくし続けるでしょうか?
そんなはずはありません。

消化吸収のため、そしてしっかりと回復するための休息があってこそ、身体の一部や力となっていくのではないでしょうか。

頭や心も同じこと。
たとえ良質なインプットであったとしても、それを消化吸収し、また新しいインプットを受け入れられるだけの十分な回復がないと、脳としてはただただ疲弊するだけではないでしょうか。

さらにそのうえ、「今日は疲れたから、ちょっと休憩!」なんて言って、ゲームをしてしまったら・・・ゲームは脳にとっては大変負荷の高いものであると考えられます。
夏期講習でヘトヘトなところに、音楽等でドーパミンを発せられ、さらに過度な負荷を掛けられる・・・そこに睡眠不足まで重なったら・・・
夏期講習中が、彼らの脳にとっての「休息」の時間となるでしょう。
それでも、ずっとがんばったから偉い! というのは、何か「昭和」な精神主義の香りがします。

大人も子どもも、「こういうもの」と思考停止に陥らず、面倒くさがらず、
「To be or not to be?(これまで通りでいいのか、いけないのか)」

新・碧山Fプレップスクールは、天然知能を応援しています。

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