週1,2時間でも「結果」を残す、当たり前(その1)

 自分でも変なことをやっているなと思います。

私に与えられている時間は、多くの場合、週に1,2時間。
その中で全教科に対応しながら、「結果」を出しながら、だけどそれは目的ではない。
目的は、ひとりひとりが自分の才能と時代の流れのマッチングを考えて、自分の居場所を見つけ、変化に対応しながら自分の人生を目いっぱい
たのしんでもらうこと。

みんなに共通に必要なこと
1.阻害要因を取り除き、全体のバランスを考えること
2.バラバラにして、組み換えること
3.長期的な視点、流れのパターンを見ること
4.意味に注目する、意味を離れて形に注目する

短い時間の中で、目の前の「問題」の解法や
テストのための対策などを示しつつも、
本当に伝えたいことは、もっともっと小さなこと。

1.阻害要因を取り除き、全体のバランスを考えること
□ その問題が解けない原因となっているものは何か?(どういう情報が足りないか)
□ 予定通り進められない原因となっているものは何か?

ちょっとしたことで、全体のバランスは大きく変わります。
ショック療法的に強い手を打っても、そのバランスが悪ければ
結局元に戻るか、場合によってはより悪い事態を招く。
(解法を暗記するとか、ほとんど意味がない)

コントロールできる範囲で、少しだけ変えてみるよ。
そしてその結果がどのように表れてくるか。
微妙な違いに気づける観察力、センスを磨いていくと、バランスが良くなる。


バランスなんか気にしなくて
「好きなことをとことんやったらよい」
という意見もよくありまして、私もそのレベルでは大賛成です。
ここで私が言いたいのはもっと細かなこと。
好きなことをやっているときでも、そうでないときでも、
すこしの違いが、結果として大きな違いを生む、
ということを自然に感じとってもらいたい、ということです。

うまくいかないとき、
何か少しでも小さな変化を起こして、状況の成り行きを観察しましょう。


もちろん、大きな手を打つことも必要な場合もあります。
□ 問題を最初から考え直してみる
□ 志望校を変えてみる
□ 環境を変える


その場合でも、大きな手を打ったから安心なわけではなく、
その後の経過を注意深く観察すること。
しずかーに、観察する。
*小さい子がしずかーにしているときって、
*危険ですよね。何かにすごく集中して、良くないことをしている 笑
*でも、そのときの集中力を思い出してほしいのです。


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