野球が、ぼくに教えてくれたこと(本題=自分の感覚を信じよう)
20年後の未来のために、青山プレップスクールです。
野球が、ぼくに教えてくれたこと(導入)
本当にたくさんのことを教えてもらったと思いますが、
一番に挙げるとすれば、
『自分の感覚に素直になる、そして怖いけどそれを信じること』
でしょうか。
始めの頃は、ただただ、ボールを投げるのが楽しくて、
夢中でそれをやっていただけなのですが、
いつもいつも、思い通りにできるわけではありません。
思い通りに行かない場合、当時のぼくは、
『現実はそうだったけど、本当はこうあるべきだ』
という思いの方が強すぎた気がしています。
あるべき姿 (それも本当かどうかわからない) という幻に縛られて、
だんだん現実が怖くなってきました。
正確に言えば、怖いと認めることすらできなくなって。。。
本当は緊張して、体のいろんなところに力が入りすぎているのに、
その状態で、ただ闇雲に力いっぱい投げているから、だからバラバラになっているのに、
そのことに気づかず、気づいていてもそれを認められず、、、
結局、それが幻想にすぎないことがわかったのは、
ぼくにとって、最後の試合となった草野球の時でした。
逆言えば、それがわかったから、
やっと野球を辞められたのかもしれません。
正確に言えば、辞めたつもりもないのですが、、、
それまでの「執着」のようなものは、無くなっていきました。
カッコつけようとせずに、それまでやってきた練習を信じて、
観念で肉体を束縛するようなことはせずに、
むしろ肉体を解放してあげる方向に持っていけばよかったんだな。
固定観念の恐ろしさを、
一生懸命教えてくれていたのに、
10年以上もわからずに、、、
本当に、出来の悪い生徒でした(笑)。