もう一歩歩けないか?と自問自答する

自学自習の青山プレップスクールです。

学習計画の立て方は、その子その子にあったものでなければ、
うまく回りません。

・ 高めのハードル設定にして、それに向けてがんばれる子

・ ハードルが高いと、やる気を失ってしまう子

やる気が続かない子でも、何か他の事にがんばっている子なら、
ぼくは、まずは次のようにアドバイスしています。

「一日の目標量は、少なめにしておくけど、
これをやり終えたときに、必ず自問自答してください。
『もうちょっとなら、もう1問なら、がんばれるか?』
そして、もしYESなら、1問だけ余計にやってみてください」

ぼく自身の昔話になります。

中学の頃の野球部の練習は、本当にきつくて、
特に夏場の長距離走は、苦しくて仕方ありませんでした。

何度も、「もう限界だ」と思いました。「もう走るのやめて歩こう」
でも、その時に、「次の角まで行ったら、本当にやめよう」とか、
「あと一歩行ったらやめよう」そんな風に、目標をものすごく近くにおいていました。

すると、あと一歩くらいは走れるんですよね。

そして、一歩走った後にまた、「もう一歩走れる?」と自問自答するんです。


バカみたいですが、そんな繰り返しで、ついには3年間走り続けたように記憶していますが、
間違っているかもしれません。。。が、少なくとも自分の限界を切り開けたと思っています。


その経験があったから、大学受験の時も、
「あと1問やったら寝よう」
と、常に予定よりも先行する形を作ることができました。

こうなればしめたもので、予定よりも早く終わらせることが、
だんだん快感になってきます。
そして自分の中での基準が生まれてくるのです。

「計画立てたら、少しでもいいから予定よりも先に進めておくんだ」


後々の事を考えているとか、リスク管理をしているとか、
そんな意識は本人にはありません。

ただ、それが快感だからやっていただけ。


これ、本当は自分でそれに気づくのが一番いいと思うんですよね。
だから、厳しい部活の子とか、家の手伝いをがんばっている子には
いつも特に期待しています。


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