小さきものに (マイクロソフト社とは関係のない、細かくて、柔らかくて、、、広大な世界)
20年後の未来へ向けて、青山プレップスクールです。
次の世代に、よい未来を引き渡したい。
それが、ぼくが今の仕事を始めた理由。
それはもちろん、
子どもたちのためになるかもしれませんが、
言ってしまえば、単に結果に過ぎず、
究極的に言ってしまえば、
ぼくが勝手に、
自分の興味のあることをしているだけ。
ということも、できます。
それがたまたま、「人が賢くなってもらわないと困る!」 という仕事であっただけです。
たくさんの生徒さん、保護者さま、先生(大学生)方、ご近所の方々、友人・知人、、、に
ご支援、ご協力、ご指導、数々のヒントを頂戴して、
おかげさまで、6年が経とうとしています。
==========
それまでは、大きな世界の人でした。
◆ 誰もが使いやすい仕組みの設計
◆ 誰がやっても、ミスが生じない仕組みの構築
◆ メンバーが働きやすいチーム運営
◆ 知的活動を、どうやって工業化するか?
そういうお仕事でした。
人並み以上に一生懸命、楽しく仕事をしてきたと思います。
今でも大切な仕事だと思いますし、
それを支えている以前の先輩方、同僚、後輩たちには、
本当に頭が下がります。
==========
その時ヒントになったのが、【消化の話】。
ひとは、牛肉を食べたからって、牛にはなりません。 (ひとに限らず)
体に取り入れた肉を、そのまま使うのではなく、
たんぱく質を利用するのでもなく、
アミノ酸にまで分解して、
そこからまたたんぱく質をつくり直す。
生命の仕組みは、これに限らず、
とても小さくて、精密で、まだまだ謎に満ちています。
小さな細胞が60兆も集まって、人間になっていて、
その小さな細胞も、小さな小さなたくさんのたんぱく質や何かでできていて、
その小さな小さなたんぱく質も、小さな小さな小さなたくさんのアミノ酸でできていて、
その小さな小さな小さなアミノ酸も、小さな小さな小さな小さなたくさんの分子が集まって出来ていて、、、
それで、
「腹減った」 とか 「最近いいことないな~」 とか 「政治が悪い」 「経済がどうたら」 とか、
思っている。。。らしい。。。ほんとに???
次の世代に、よい未来を引き渡したい。
それが、ぼくが今の仕事を始めた理由。
それはもちろん、
子どもたちのためになるかもしれませんが、
言ってしまえば、単に結果に過ぎず、
究極的に言ってしまえば、
ぼくが勝手に、
自分の興味のあることをしているだけ。
ということも、できます。
それがたまたま、「人が賢くなってもらわないと困る!」 という仕事であっただけです。
たくさんの生徒さん、保護者さま、先生(大学生)方、ご近所の方々、友人・知人、、、に
ご支援、ご協力、ご指導、数々のヒントを頂戴して、
おかげさまで、6年が経とうとしています。
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それまでは、大きな世界の人でした。
◆ 誰もが使いやすい仕組みの設計
◆ 誰がやっても、ミスが生じない仕組みの構築
◆ メンバーが働きやすいチーム運営
◆ 知的活動を、どうやって工業化するか?
そういうお仕事でした。
人並み以上に一生懸命、楽しく仕事をしてきたと思います。
今でも大切な仕事だと思いますし、
それを支えている以前の先輩方、同僚、後輩たちには、
本当に頭が下がります。
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しかし、最初から、そしてやればやるほど、
自分の中の違和感が、
解消されるどころか、むしろ大きくなっていったのです。
それは、端的に言ってしまえば、
『 いい仕組みを作れば、
いいサービスを提供すれば、
いい社会を実現すれば、
ひとは、いい人間になるの? より高度な人間になるの?
今よりも良い未来を、次の世代に引き渡せるの?』
ということ。
たしかに、
便利になるでしょう。苦痛は減るでしょう。
不平等は減るかもしれませんし、
もっと贅沢ができるようになるかもしれません。
どこに行っても、高層ビルと大きな道路、
均質なサービスを、統一料金で、
便利で安全で、清潔で快適で・・・・
そういうのって、あんまり好きになれないな、と。
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ぼくの好みは、(単なる好みです)
環境最悪でも、仕組みが全くなってなくっても、
不便でも、困難でも、
それを楽しむ気持ちと、かしこさを、一人一人が持っていて、
「とにかく、何とかする!」
そういう方が、おもしろいんじゃないかなと、
いうのが、ぼくの好み。
だから、社会(や会社やサービスや製品)を、どうこうしよう
というよりは、
何があっても、何とかできるようになるためにはどうしたらいいのか?
という、まあバカげたことを、真剣に考えています。
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問題がわかっているなら、そのための対策を練ればよい。
いいや、もっといえば、答えを覚えてしまえばよい。
* おそらくは、普通の学校とか塾・予備校は、そうしますよね。
* 定期テストにせよ、受験にせよ、各種資格試験にせよ、
* 相手がわかれば、対策はできますから。
だけど、ぼくには (いえ、ぼくが勝手に縛りを入れているのですが)
そもそも、問題すらわかっていない。
何が出るかわからない。
想像もできないようなことが起こる (可能性は十分にある)
くらいしか、わかっていないのです。
あー、大変だ。
* あんな津波が来る
* まさかという大企業が、大幅なリストラをする、他企業に吸収合併される
* この子に野球をさせれば、将来イチローになる
とわかってれば、対処は出来ます。
問題は、
ひとりひとりが、将来において直面する問題が、不可知であること。
もしかしたら、過去のさまざまな問題に対する、対処と結果が全部わかっていたら、
適用できるケースがあるかもしれません。
だけど、それをやろうとすると、一生以上かかってしまうでしょう。
さらには、1つとして同じ問題は起こらないし、
過去に起こったことのない問題だって、じゅうぶん起こり得ます。
きゃー、どうしましょう。
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その時ヒントになったのが、【消化の話】。
ひとは、牛肉を食べたからって、牛にはなりません。 (ひとに限らず)
体に取り入れた肉を、そのまま使うのではなく、
たんぱく質を利用するのでもなく、
アミノ酸にまで分解して、
そこからまたたんぱく質をつくり直す。
生命の仕組みは、これに限らず、
とても小さくて、精密で、まだまだ謎に満ちています。
小さな細胞が60兆も集まって、人間になっていて、
その小さな細胞も、小さな小さなたくさんのたんぱく質や何かでできていて、
その小さな小さなたんぱく質も、小さな小さな小さなたくさんのアミノ酸でできていて、
その小さな小さな小さなアミノ酸も、小さな小さな小さな小さなたくさんの分子が集まって出来ていて、、、
それで、
「腹減った」 とか 「最近いいことないな~」 とか 「政治が悪い」 「経済がどうたら」 とか、
思っている。。。らしい。。。ほんとに???
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ちょっと飛躍しますが、
生物の反応、生命活動って、こんなもんなんだろうと思ったのです。
膨大な、膨大な、
小さな小さな基礎知識が集中して、
1つの、1+1を理解したり、言葉を覚えたり。
そして、
応用力があるとか、地頭が良いとかって、
膨大な基礎知識が、有機的に活動している状態なんじゃないかなと思うんです。
1つ1つの問題を、そのまま覚えても意味がない。
それを、咀嚼して咀嚼して、目に見えないくらい小さなものにまで分解して頭に入れておく。
そして、それを高速に組み立てる練習をする。
そういう頭をつくることが、
何がきても、何とかできるようにする
ということじゃないかなと。
そして、もうひとつ。
頭の働きは、心の働きと密接に連動している。
心は気持ちとも繋がっている。
だけど、頭を働かせるには、自分の気持ち(感情)はいったんおいておいて、
深いところの心をどうやって動かすか。
心の中に、その小さな小さな膨大な基礎が詰まってるんじゃないかな。
そんなことを日々考えながら、
子どもたちに接しているのですが、
そろそろ、みんな来てしまう時間になり、
最後相当尻切れ気味です。。。