「あなたの宝ものは何ですか?」_(授業風景_中学生_自由英作文)_自分で考える型
20年後の未来へ向けて、青山プレップスクールです。
「あなたの宝ものは何ですか?」
ある中学校の課題(自由英作文)です。
==============
中: 宝ものなんてないんですけど。。。
ぼ: あれ、それは困ったね。
中: 普通なくないですか? 中学生で。
ぼ: うーん、何が普通かってのは、なかなか難しい問題だよ。
本当にないなら、「ありません」 って答えでもいいと思うよ。
『ぼくには宝ものはありません』 それで書けるでしょ!
それで行くか。具体的に、話の流れを考えてみよう。
*問題意識を共有して、今の思いつきレベルのものでも、具体的にする。
*具体的に考えれば、道は見えてくる。
**<ただ、残念ながら今回はそのようには進みませんでしたが>
中: いや、何か書かないといけないと思う。
ぼ: そうか~。 マジメだね。いいよ。
じゃあ、何か探してみよう。
ところで、「宝もの」って何?
*いつもいつも、「問い」が大切だよ。
*困ったら、「問い」に戻って問いの意味を問う。
中: え! 宝って、宝じゃないですか。
ぼ: うん、だからその「宝」ってのが何なのかわかってなくて、答えられる?
中: え~! だって、宝は宝だし・・・。
ぼ: じゃあ、具体的に考えてみよう。
一般的に、みんなが宝ものとしてイメージするものは、どんなもの?
*わからなかったら、少し具体的に考えてみよう。常套手段。
中: 宝石とか、金貨とか、、、思い出とか、友達とか。。。
「あなたの宝ものは何ですか?」
ある中学校の課題(自由英作文)です。
==============
中: 宝ものなんてないんですけど。。。
ぼ: あれ、それは困ったね。
中: 普通なくないですか? 中学生で。
ぼ: うーん、何が普通かってのは、なかなか難しい問題だよ。
自分が、自分の周りが、普通とは限らないからね。
まあ、それは今度また考えることにして、
本当にないなら、「ありません」 って答えでもいいと思うよ。
『ぼくには宝ものはありません』 それで書けるでしょ!
それで行くか。具体的に、話の流れを考えてみよう。
*問題意識を共有して、今の思いつきレベルのものでも、具体的にする。
*具体的に考えれば、道は見えてくる。
**<ただ、残念ながら今回はそのようには進みませんでしたが>
中: いや、何か書かないといけないと思う。
ぼ: そうか~。 マジメだね。いいよ。
じゃあ、何か探してみよう。
ところで、「宝もの」って何?
*いつもいつも、「問い」が大切だよ。
*困ったら、「問い」に戻って問いの意味を問う。
ぼ: うん、だからその「宝」ってのが何なのかわかってなくて、答えられる?
中: え~! だって、宝は宝だし・・・。
一般的に、みんなが宝ものとしてイメージするものは、どんなもの?
*わからなかったら、少し具体的に考えてみよう。常套手段。
*具体例は、普通の一般的な、みんなが考えそうなものでいいよ。
中: 宝石とか、金貨とか、、、思い出とか、友達とか。。。
ぼ: そうだね!
ところで、今挙げたものたちに共通するもの/性質って何だろう?
ところで、今挙げたものたちに共通するもの/性質って何だろう?
*具体例を挙げて終わりにしないよ。必ず、抽象化する。
*具体と抽象を、行ったり来たりするよ。
中: えー、高いもの、価値のあるもの。。。キラキラしてるもの
ぼ: そうだね! 特に、「キラキラしてるもの」ってのが、おもしろいね!
じゃあ、辞書で調べてみようか。
*たまたま出てきた、良い言葉には、『マーク』してあげよう。
じゃあ、辞書で調べてみようか。
*調べることは大事。
*辞書は大事。
*すぐに調べることは大事。
中: 元々は、希少性があり、価値の高いもの・・・・
ぼ: なるほどね! 元々は宝石や貴金属で、
きれいで珍しいから、みんなが欲しがるから、価値が高まったのかな。
きれいで珍しいから、みんなが欲しがるから、価値が高まったのかな。
その意味が広がって、「もの」でなくても、
価値があるものを宝ものというように
なったのかな。比喩の一種かもね。
色でいうとどんな色かな? 形でいうとどう? 重さはどう?
音は?においは?触った感じは?
中: 色は、金色とか。形は、丸いものでも、とがったものでも。重さは重い。
音は、深くて丸い音、においは、、、しないかも。
さわった感じは、ずっしり、しっとり、なめらか、、、
ぼ: だいぶんイメージできてきたね!
ところで、「価値がある」って、どういうことだろう?
誰にとっての価値なんだろう?
価値があるものを宝ものというように
なったのかな。比喩の一種かもね。
*ルーツを、そこからどのように転じてきたか、物語をイメージする。
色でいうとどんな色かな? 形でいうとどう? 重さはどう?
音は?においは?触った感じは?
*できるだけ、五感を使って、「腹から」イメージするように。
音は、深くて丸い音、においは、、、しないかも。
さわった感じは、ずっしり、しっとり、なめらか、、、
ぼ: だいぶんイメージできてきたね!
ところで、「価値がある」って、どういうことだろう?
誰にとっての価値なんだろう?
*どこから光を当てているか、意識すること。(意識できれば、変えることもできる)
中: それは持ってる人じゃないですか?
ぼ: だけど、本当の価値はわからなくても、
お金たくさん使って集めまくってる人もいるよ。
その人にとっての価値って何なんだろうね?
その人が、本当に欲しいものって何なんだろうね?
お金たくさん使って集めまくってる人もいるよ。
その人にとっての価値って何なんだろうね?
その人が、本当に欲しいものって何なんだろうね?
*客観的なもの? 主観的なもの? も、よく使う分類法。
中: その人は、みんなから、『すごいですね!』って言われることが、
宝ものなのでは?
宝ものなのでは?
ぼ: そうだね、そうかもしれないね。
本当のところは聞いてみないと (聞いてみても) わからないけど、
十分ありえそうな話だね。
本当のところは聞いてみないと (聞いてみても) わからないけど、
十分ありえそうな話だね。
*決めつけはしない。「確からしさ」くらいまで。
だいぶん話が散らかってきたから、少し整理してみよう。
宝ものとは?
*話を散らかってきたら、ストップ。
*そこまでを整理。
中: その人にとって価値があるもので、
形のあるもの、高価なものであることもあるが、
形のないものでもあることもあり、
また他人から見て価値のないものであることもある。
形のあるもの、高価なものであることもあるが、
形のないものでもあることもあり、
また他人から見て価値のないものであることもある。
*よくまとめたね!すごい。
ぼ: そうだね。だから、個人的な思い出を思い出させるもの
なんてことも多いね。
なんてことも多いね。
じゃあ、改めて、「あなたにとっての宝物」とは、なんだろう?
*抽象化したら、具体化。
中: うーん、思い出はあるけど、ものはそんなに大事にしてこなかったなあ(笑)。
ぼ: そうか〜。
そんな風に、日頃からものと接しられたらいいね。
何も考えないと、結構雑に扱っていたりするよね。
■ 具体化する、抽象化する
自分なりの考える「型」、「スタイル」、「流儀」をつくっていきましょう。
。
ぼ: そうか〜。
そんな風に、日頃からものと接しられたらいいね。
何も考えないと、結構雑に扱っていたりするよね。
*日常の振り返りも。
じゃあ、時間を変えてみようか。
中学生が高価なものを持っていて、自慢することも、まあ変だし、
中学生が高価なものを持っていて、自慢することも、まあ変だし、
そうすると、みんな思い出がらみのことをいうだろうから、
ちょっとがんばって、人と違うことを考えてみよう。
ちょっとがんばって、人と違うことを考えてみよう。
*「正解」をつくることが大事じゃない。
*ちょっと「がんばって」、自分で考える練習。
*ルールの中で、考える練習。
「思い出」が、過去の自分に関連する価値の高いものだとすれば、
同等に価値をあるものって、どこを探したらいいかな?
中: 未来
*時間をずらす。
*他には、空間をずらす、という手も。
ぼ: そうだね。未来において、
未来の自分にとって、(おそらく)価値があるだろう
と思えるものってなんだろう?
==============
そうやって、書くイメージがしっかりできた後は、
すんなり書けていましたし、
内容も、とてもおもしろいものになりました。
やるではないか!
と思えるものってなんだろう?
==============
そうやって、書くイメージがしっかりできた後は、
すんなり書けていましたし、
内容も、とてもおもしろいものになりました。
やるではないか!
「問い」の世界を、心の中の風景として、
しっかりと描くことができれば、
たいていの問題には、対処できるよ。
イメージができれば、「勘」が働きだすからね。
しっかりと描くことができれば、
たいていの問題には、対処できるよ。
イメージができれば、「勘」が働きだすからね。
それは何なの? 何を聞かれているの? を糸口として、
■ 分割する、統合する
■ 時間をずらす、空間をずらす、
■ 大きくする、小さくする
■ 言い換える、喩える、見立てる
・・・
「頭」で覚えることも、必要ではあるけれど、
「体」に染み込ませるための訓練も、必要ではあるけれど、
「心」の作用を自分の中に感じ取って、自分の心と対話すること
それがぼくにとっては勉強です。
そのために、何をやるでも、
すっと心を落ち着かせて、
さっとやってしまう。
目に見えないような細かいことですが、
ぼくは、そうやって物事を考えます。
「頭」で覚えることも、必要ではあるけれど、
「体」に染み込ませるための訓練も、必要ではあるけれど、
「心」の作用を自分の中に感じ取って、自分の心と対話すること
それがぼくにとっては勉強です。
そのために、何をやるでも、
すっと心を落ち着かせて、
さっとやってしまう。
目に見えないような細かいことですが、
ぼくは、そうやって物事を考えます。
自分なりの考える「型」、「スタイル」、「流儀」をつくっていきましょう。
。