国語力、読解力を養うための読み聞かせのコツ
20年後の未来のために、青山プレップスクールです。
読解力がないことが、国語だけでなく、
英語、数学、理科、社会。。。
すべてに影響してしまっている子は、
ぼくの知る限りでも少なくありません。
そういう生徒さんには、なるべくきちんとした文を、
まずは聞かせるために、
とても丁寧に(というのはつまり、
◆ 主語や文末を省略せずに
◆ 助詞、助動詞を正しく使って、そこに少しアクセントを置いて協調しながら)
普段から会話をしています。
そして、書き言葉に慣れるために、
その子がたとえ高校生であっても、
『読み聞かせ』をできるだけしています。
ぼくが、読み聞かせをする際に心がけているポイントを紹介いたします。
*おうちでも、お試しください。
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【大切なのは、流し読みをしないことを、身につけること!】
というのは、ちょっと言い方が変ですが、
「。」で、しっかり休む
ということです。
流れるように読むのではなく、1文1文意味を把握しながら読む。
*子どもたちは、ついつい急いで読んで、文末や助詞をおろそかにしがちです
時折、(頻繁に?)
立ち止まって、それまでの状況を整理したり、
その時の登場人物の気持ちを考えてみたり。。。
自分も参加して、考えながら読む訓練です。
この先どうなると思う?
物語であっても、説明文であっても、
それまでのくだりから、先が予測できることがあります(非常によくあります)。
結局先読みができているかどうか、で、読みの深さが変わってきます。
予測が、あっていても、あっていなくても、どっちでもいいのです。
でも、話なんだから、次は当然こういう流れになるだろう。。。
そう考える癖をつけることが大切。
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ちょっと例題。 (とても簡単な例ですが、難しい話になっても基本は同じ)
『ライオンとウサギ』
ライオンが眠っているウサギを見つけました。
→≪STOP!≫→ ライオンは、今、どう思ってるかな?
なんと運がいいんでしょう。
→≪STOP!≫→ 先ほどの問いの、答え合わせ、というか、レビュー
狩りをする手間が省けたライオンは、さっそくウサギを食べようとしました。
→≪STOP!≫→ あれー、この先どうなる?
するとそこへ
→≪STOP!≫→ あー、やっぱり、「食べました。おしまい」とは、ならないよね!
シカが通りかかりました。
→≪STOP!≫→ どうなる?どうなる?
ライオンは、ウサギをそのままにしてシカを追いかけました。
その物音に気づいて目を覚ましたウサギは、驚いて逃げ出しました。
→≪STOP!≫→ あれあれ? ウサギはどうなる?シカはどうなる?ライオンはどうなる?
つづく。。。
このくらい、しょっちゅう立ち止まっていいと思います。
状況をしっかりイメージしながら、参加型で、
つまり、頭も心も働かせながら読む。
読むって、機械的な作業じゃないよ。
頭も心もちゃんと働かせれば、「当たり前」のことだからね。
これは、算数の文章題などでも同様 (むしろ如実に効果が出る) です。
読解力がないことが、国語だけでなく、
英語、数学、理科、社会。。。
すべてに影響してしまっている子は、
ぼくの知る限りでも少なくありません。
そういう生徒さんには、なるべくきちんとした文を、
まずは聞かせるために、
とても丁寧に(というのはつまり、
◆ 主語や文末を省略せずに
◆ 助詞、助動詞を正しく使って、そこに少しアクセントを置いて協調しながら)
普段から会話をしています。
そして、書き言葉に慣れるために、
その子がたとえ高校生であっても、
『読み聞かせ』をできるだけしています。
ぼくが、読み聞かせをする際に心がけているポイントを紹介いたします。
*おうちでも、お試しください。
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【大切なのは、流し読みをしないことを、身につけること!】
1.スラスラ読まない
というのは、ちょっと言い方が変ですが、
「。」で、しっかり休む
ということです。
流れるように読むのではなく、1文1文意味を把握しながら読む。
*子どもたちは、ついつい急いで読んで、文末や助詞をおろそかにしがちです
2.参加型で読む
時折、(頻繁に?)
立ち止まって、それまでの状況を整理したり、
その時の登場人物の気持ちを考えてみたり。。。
自分も参加して、考えながら読む訓練です。
3.先の展開を予測する
この先どうなると思う?
物語であっても、説明文であっても、
それまでのくだりから、先が予測できることがあります(非常によくあります)。
結局先読みができているかどうか、で、読みの深さが変わってきます。
予測が、あっていても、あっていなくても、どっちでもいいのです。
でも、話なんだから、次は当然こういう流れになるだろう。。。
そう考える癖をつけることが大切。
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ちょっと例題。 (とても簡単な例ですが、難しい話になっても基本は同じ)
『ライオンとウサギ』
ライオンが眠っているウサギを見つけました。
→≪STOP!≫→ ライオンは、今、どう思ってるかな?
なんと運がいいんでしょう。
→≪STOP!≫→ 先ほどの問いの、答え合わせ、というか、レビュー
狩りをする手間が省けたライオンは、さっそくウサギを食べようとしました。
→≪STOP!≫→ あれー、この先どうなる?
するとそこへ
→≪STOP!≫→ あー、やっぱり、「食べました。おしまい」とは、ならないよね!
シカが通りかかりました。
→≪STOP!≫→ どうなる?どうなる?
ライオンは、ウサギをそのままにしてシカを追いかけました。
その物音に気づいて目を覚ましたウサギは、驚いて逃げ出しました。
→≪STOP!≫→ あれあれ? ウサギはどうなる?シカはどうなる?ライオンはどうなる?
つづく。。。
このくらい、しょっちゅう立ち止まっていいと思います。
状況をしっかりイメージしながら、参加型で、
つまり、頭も心も働かせながら読む。
読むって、機械的な作業じゃないよ。
頭も心もちゃんと働かせれば、「当たり前」のことだからね。
これは、算数の文章題などでも同様 (むしろ如実に効果が出る) です。