コロナ時代の6歳前後
新・碧山Fプレップスクールです。
コロナの影響なのか、今年になって小学1年生前後の生徒さんが増えています。
そしてその子たちの傾向として、これまでとは(言葉を選ばずに言えば)レベルの違いのようなものを感じています。
3~6歳くらいの子どもたちは、本当に好奇心いっぱい。「なぜ?」「どうして?」の嵐が吹き荒れます。これまででしたら、近くにいる大人(主にお母さんや幼稚園の先生)が教えてくれたり、一緒に調べたり、だったと思います。
ところが、いまの6歳前後の子(コロナの影響で自宅時間が長かったのでしょう)は、自分で調べられる!
自分で調べて、どんどん勝手に興味を広げていく。それも「子ども向け」の情報に限らず、大学やそれ以上のレベルの知識をものすごいスピードで獲得していっている、ということが今起こっているように見えます。
Sense of Wonder
いや、英語としてはおかしいかもしれないけれど、Senses of Wonders と呼びたくなるような。
(バラバラ、デコボコ、ハチャメチャです(笑))
うわ、これ、全然違う! この子たちの未来は、どうなっていくんだろう?
というのが、率直な今のぼくの気持ちです。
彼ら・彼女らに、必死についていかなくては!!!
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一方で、「学校」というシステムは彼ら・彼女らにとってどんな場所なのだろう。
もちろん、集団行動の大切さ、自分と違う他者の存在を体感することは大切なことです。
しかし、みんなが同じ向きに座って、決められた同じことをする、ということに耐えられるのか・・・
□ すごく(今までの枠組みでは)いびつな知識を持っている、そして差が激しい
□ ひとりひとりバラバラ
□ 好きなことにのめり込むけれど、そうでないことは一切やりたくない
□ 同年代よりも、大人とのコミュニケーションを好む
□ 外に行くより、おうち時間が好き
□ 実経験は乏しい
□ 乱雑なインプットが主
こういう子たちが、ドンといっぺんに増えているように思います。
この子たちがうまく嵌まるような社会を用意しつつ、子どもたちも、ただ野放図に突っ走るのではなく、うまく地べたのある社会にも接続してあげることが、今まで以上に必要だと感じております。
おそらく、アカデミックな世界とは親和性が高いと思うので、
しかし、いわゆる型にはまった受験勉強とは親和性は低いと思うので、
大変だとは思いますが、
それ以上に、ワクワクのほうが大きいです。