ミカンはリンゴより3個多くイチゴより5個少なくて、6個です。

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。


突然ですが、問題です。

小学1年生用の問題集からです。
(小1以上みなさん、がんばってください!)


行きますよ!

白い色紙が12枚あります。赤い色紙は青い色紙より7枚多く、黄色い色紙より9枚少ないそうです。また、青い色紙は白い色紙より13枚多いそうです。赤い色紙と青い色紙と黄色い色紙を合わせると何枚になりますか?

注意:
   読みやすさのために、漢字にできるところは漢字にしていますが、
   句読点は、原文のままです。




答え: 98枚

簡単ですね。



うそです。

簡単じゃないですよね。 小学1年生用です!



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はっきり言って、この問題集は難しすぎるので、
ぼくは、小学1年生を対象としては、ほとんど使いません。

小学高学年~中学生で、文章題をレベルアップしたい子や、
社会人の方で、MBA留学などのために、算数を基礎からやり直したい人向けに
使用しています。





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今日は、

「中学1年生で、方程式の文章題でつまづきかけている活発な(落ち着きのない)男の子」
向けだと思って、解説していきますね。


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ぼ: 「問題文を一回、黙読してみて」

中: 「白い色紙が・・・・」

ぼ: 「わかった?」

中: 「ううん・・・」

ぼ: 「こんなの、大人でもさっとはわからないよ。
     でも、きちんと考えれば絶対できるの。

     でも、こんな問題みんな嫌だから、
     できない子は、たくさんいる。大抵できない。

     だから、ちょっとがんばって、できておいたらすごいんだな」

    (↑ 活発な子は、競争心も強いことが多いです)

ぼ: 「こういう問題は、コツがあるんですよ。

     最初から答えを出そうとせずに、

     【問題文は、最初から2回読むつもりで】

     ★ 一回目は、さっと読んで全体像を把握するだけ

     ★ 二回目に読むときに、必要な情報を拾いながら、図を書いていくよ」



← (最初から書いてあってはダメです。

    その場で書くという臨場感とともに、

    図ができていく過程を見せてあげることが大切)


ぼ: 「白が、12枚だね。

     線の長さは適当ね(実際後で訂正している)。

     次に、赤は、青より7枚多い。

    多いのはどっち? 赤?青?」

中: 「赤」

ぼ: 「そうだね、じゃあ、赤の方の線を長くして、、、差が7ね」

ぼ: 「黄色より9枚少ない、これ何と何を比べてる?どっちが長い?」

中: 「・・・」

ぼ: 「こういう時は、直前の主語を探す!

     主語ってのは結局は、【何の話ですよ】ってことだから、

     今何の話をしているのかを知りたかったら、主語を探す。

     すると?」

中: 「赤は」

ぼ: 「そうだね、これずっと、赤の話なんだね。

     つまり、赤は、黄より9枚少ない。つまり、言い替えると?」

    (↑ すぐに言い換えをしてもらうことは、大変重要)

中: 「黄は、赤より9枚多い」

ぼ: 「そう! だから、黄の方が多いよね!

     で、赤と比べてるんだから、赤の隣に書くようにしよう。

     ちょっと狭いけど、絶対に!

     そのために、ちょっと広めにスペースとって書いてるんだよ」

ぼ: 「で?」

中: 「青は白より13枚多い」


ぼ: 「これで、図は完成したね。

     図が完成すると、状況はすべてわかるよね。

     計算なんかは、後でゆっくりやればいいけど、

     必要な情報が全部そろってそうかだけ確認しよう」

中: 「大丈夫そうです」

ぼ: 「じゃあ、答えを求めに行くね。

     で、ここでもう一回問題文に戻る。

     逆に言うと、ここまでは図に全部書いてあったから、

     問題文に戻る必要はなかったんだよね。

     だけど、何答えるかだけは、間違えるわけにはいかないから、

     念のために確認」

中: 「赤+黄+青」

ぼ: 「そうだね、じゃあ必要なところをまた、図に書き込んで、、、

     こうやって、マークしておけば絶対に間違えないでしょ。

     で、後は足し算」




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ほぼ再現であったため、かなり長くなってしまいました。。。


次回こそ、

「AはBより大きくて、Cより小さい」

を読み解かせるポイントを解説していきます。





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