読んで良かった、大変だ。『収容所のプルースト』

最近読んで、人に(子どもたちも含めて)薦めまくっている本です。


『収容所のプルースト』(ジョゼフ・チャプスキ)




読みどころは2つあります。

1.極寒の収容所。文字通り一寸先は闇の中で、捕虜たちの取った行動は?

   ポーランド人画家であったチャプスキは、1939年、
   ドイツとソ連による相次ぐポーランド侵攻によって、捕虜となる。
   収容されたのは、ソ連領。破壊された教会跡が収容所となり、
   零下40度の極寒の地で、昼間は強制労働、夜は南京虫だらけの毛布。

   肉体と精神の極限、絶望の中、
   捕虜たちは、人間性を保つ最後の方法として、
   何の道具も要しない、記憶だけを頼りにある知的作業に取りかかった。
   毎回、誰かが自分が一番よく知っていることを他のみんなの前で講義をする。
   軍事、政治、文学・・・
   目の前の現実とはあまりにかけ離れたテーマについて、耳を傾ける。

   著者は、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』
   (A la recherche du temps perdu)の連続講義を行う。

   本書は、その連続講義の再現したものです。

2.『失われた時を求めて』の解説本である

   さっそく、原書を買ってみました。
   ただ、ぼくが読むと200年くらい掛かりそうだな。。。
   ということで。
   



   英語版も買ってみました。
   
   



   ついでに、日本語版も。
   
   

ぼくとしては、岩波版の方が読みやすいです。


興味を持ってくれた中学生、高校生がいるので、
一緒に少しずつ読んでいこうと思います。






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