1+1=2、とは言えないよね。 (算数を見直そう。まずはたし算から)
20年後の未来のために、青山プレップスクールです。
1+1は、3にも4にもなるよね、
っていう、ビジネス本的な話ではありません。
2進法を使ったりという、難しい話でもありません。
小学生が、普通に、ふつーに経験すること。
============
言ってしまえば、なんだ、と言われますが、
問。 1Lの牛乳と、1dLの牛乳があります。
あわせて何dLでしょう。
あ、バカにしないでくださいね。
これ(単位変換)って、つまづきやすいポイントです。
その話は今回は置いておいて、
単に数字を足し算すればいい、ということじゃないという例として、
もう少し、別の問題を。
問。 リンゴが1つあります。みかんが1つあります。
あわせていくつでしょう。
小学校1年生の教科書に出ていそうな問題ですよね。
でも、この問題おかしい!と思うのはぼくだけでしょうか。
この辺から、ちゃんと考え直して、問題を作るべきだと思うんです。
もう少し極端な例にしていきますね。
問。 アリが1匹います。クジラが1匹います。あわせて何匹でしょう。
問。 アリが1匹います。折り紙が1枚あります。あわせていくつでしょう。
問。 あきらくんは、身長130cm、体重30kgです。あわせていくつでしょう。
もうここまで来れば、明らかにおかしいですよね。
「足せない」 もしくは、「合わせても意味がない」。
戻ります。
問。 リンゴが1つあります。みかんが1つあります。あわせていくつでしょう。
りんご1つ、みかん1つ。
数字上、足し合わせれば、2つになるけど、
それで何がしたいのでしょう?
何がわかるというのでしょう?
みかんなんて、剥けばたくさんになっちゃうし・・・
意味を考えると、逆にわからなくなる。
むしろ、意味を考えない方が、算数はできることになってしまう。
足す、合わせるという操作は、
同等のもの、同種のもので、
その後、同じように扱っていいもの、扱いたいものに対してのみ為される。
そんなこと、誰も教えてくれないのですが、
それが当たり前として、自然に身についているか、
わからないけど、計算はできるからそれでよしとするか。
子どもたちが、心の中でどう感じているか、
それは、眼で見ることはできません。
数値で測ることも、おそらくできないでしょう。
しかし、
あとあとまでも、勉強の好き嫌いを左右しているように思います。
意味としっかりつながっていること、
数字や計算は、必要であるか、または有効であると思えること、
納得しながら進めらえること
(できることなら、隠された意味にまで、想像を広げること)
基礎を作っている段階では、
意味とのつながり、身体感覚とのつながりを、
切らさない教え方ってどうしたらいいんだろう。
子どもたちが、本当に腹から、心から、わかったって、
どうやって判断したらいいんだろう。
要領悪いですが、いまのところは、
たくさんいろんな角度から話をしながら、
100%わかるってことは、ない (ぼく自身も100%ではきっとない)
その子がわかっているところから、
枝を伸ばし、羽を伸ばし、、、
っていう、ビジネス本的な話ではありません。
2進法を使ったりという、難しい話でもありません。
小学生が、普通に、ふつーに経験すること。
============
言ってしまえば、なんだ、と言われますが、
問。 1Lの牛乳と、1dLの牛乳があります。
あわせて何dLでしょう。
あ、バカにしないでくださいね。
これ(単位変換)って、つまづきやすいポイントです。
その話は今回は置いておいて、
単に数字を足し算すればいい、ということじゃないという例として、
もう少し、別の問題を。
問。 リンゴが1つあります。みかんが1つあります。
あわせていくつでしょう。
小学校1年生の教科書に出ていそうな問題ですよね。
でも、この問題おかしい!と思うのはぼくだけでしょうか。
この辺から、ちゃんと考え直して、問題を作るべきだと思うんです。
もう少し極端な例にしていきますね。
問。 アリが1匹います。クジラが1匹います。あわせて何匹でしょう。
問。 アリが1匹います。折り紙が1枚あります。あわせていくつでしょう。
問。 あきらくんは、身長130cm、体重30kgです。あわせていくつでしょう。
もうここまで来れば、明らかにおかしいですよね。
「足せない」 もしくは、「合わせても意味がない」。
戻ります。
問。 リンゴが1つあります。みかんが1つあります。あわせていくつでしょう。
数字上、足し合わせれば、2つになるけど、
それで何がしたいのでしょう?
何がわかるというのでしょう?
みかんなんて、剥けばたくさんになっちゃうし・・・
意味を考えると、逆にわからなくなる。
むしろ、意味を考えない方が、算数はできることになってしまう。
足す、合わせるという操作は、
同等のもの、同種のもので、
その後、同じように扱っていいもの、扱いたいものに対してのみ為される。
そんなこと、誰も教えてくれないのですが、
それが当たり前として、自然に身についているか、
わからないけど、計算はできるからそれでよしとするか。
子どもたちが、心の中でどう感じているか、
それは、眼で見ることはできません。
数値で測ることも、おそらくできないでしょう。
しかし、
あとあとまでも、勉強の好き嫌いを左右しているように思います。
意味としっかりつながっていること、
数字や計算は、必要であるか、または有効であると思えること、
納得しながら進めらえること
(できることなら、隠された意味にまで、想像を広げること)
基礎を作っている段階では、
意味とのつながり、身体感覚とのつながりを、
切らさない教え方ってどうしたらいいんだろう。
子どもたちが、本当に腹から、心から、わかったって、
どうやって判断したらいいんだろう。
要領悪いですが、いまのところは、
たくさんいろんな角度から話をしながら、
100%わかるってことは、ない (ぼく自身も100%ではきっとない)
その子がわかっているところから、
枝を伸ばし、羽を伸ばし、、、