(授業風景) 高校生と『IQ84』

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。


授業内容は、本当にみなさんそれぞれ。

*特徴的なものの方が、紹介しやすいので、
*授業風景は、変わったものが多いですが、
*いわゆる普通の授業もやっています


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ぼくは、常々学校の英語の教え方には、不満があります。

誰しもが不満を感じていることですが、

学校の英語が出来るようになっても、実際使えない。。。

とはいえ、定期テストや入試がありますので、

それを意識した勉強というのは、ある一定以上はせざるを得ないと諦めてはいますが。




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ただ、内容がすべて悪いわけではなく、

また、昔に比べてどんどん改善されているとも思います。

(そういう意味では、数学の方が、むしろ古式整然としており。。。)


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少し余裕のある高校生と一緒にやっているのが、

『IQ84』 を一緒に読むことです。



例えばこんな感じ。

With his mouth clamped shut,  he stared straight ahead at the endless line of cars stretching out on the elevated expressway,  like a veteran fisherman standing in the bow of his boat,  reading the ominous confluence of two currents.

村上春樹ですので(笑)、こんな文が延々と続くわけですが、

いちいち辞書を調べたり、訳したりせずに、

頭から、文構造(主語/動詞、修飾/被修飾の関係)を意識して、

読み砕いていきます。


日本語の場合は、ぼくらは、文構造というのは、自然と叩き込まれているので、
意識する必要はありません。
多少知らない単語があっても、文構造と、前後の文脈で、ずんずんと読み進めることが出来ます。


同じことを、英語でやるわけです。




難解な文を読み解くことが出来た時、

ものすごく達成感はあるようですが、



じゃあ、一人で読んで来て!

と宿題にすると、やっぱり尻込みしてしまう。



まあ、仕方ないか。






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