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7月, 2025の投稿を表示しています

褒めないでください(意味がないので)

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  足の痛みが引いたので(まだ末梢神経はダメですが)、一日も早い退院を目指してリハビリを始めています。  理学療法士さんも、とても親切でわかりやすく教えてくださり、まさに日進月歩の勢いで、昨日より今日、今日より明日。できることが増えていっています。 が、しかし、実は 困ったなーと思っていることがあります。 それは、 とても褒められること! 「いいですね!」、「すごいですね」、「そこまでできるんですね」、「何でもバランスよく、うまくできてますね!」…… どうしてこれらが、困るのか。 それは、私が、 スムーズに歩けるようになりたいから そのためには、まだまだうまくいっていないところがたくさんある(2か月歩かないと、こんなに歩けないか!) ⭐️ どこがおかしいか ⭐️ それはなぜか ⭐️ どうすれば、改善できるか そういう情報が欲しいのです。 褒められても、自分でも知ってることか、口癖のように褒められてるだけか。どちらにしても、情報量はゼロです。 また当然ですが、褒められるためにやってるわけでもありません (小学生ならいざ知らず。大人でも褒められることを目標にしている人が少なからずいますが、少なくとも今の私は違う) 世間では、「褒めて育てる」みたいのが流行りすぎて、また最近ではすぐに、◯◯ハラスメントと言われてしまうためなのか、 表面的な優しさばかりが溢れてる。 一方で、 本当に良くなりたい/上達したい人のための情報は減っている ように思います。 青山プレップスクールは、上達するための道場みたいなところです。 私のする授業では、もちろん年齢や性格、その日のコンディションや、やっていることの難しさは関係しますが、 少なくとも、ただ口先だけで褒めることはしません。 それよりは、その子が できるようになるためのアドバイス をしたいと思っています。 そのために、いつも細かく確認しているのは、 ⭐️  できるようになりたいよね ⭐️ 褒めが必要なときはするけれど、 褒められることを目標にしないでね ⭐️ 何でも、上達のコツを掴めば、 人の何倍ものスピードで上達できる ⭐️ 何でも上達して、じゃあそのあと、何がしたいのか? しょぼい目標じゃあ、せこい話になっちゃう よ! 自分のことは心配しなくていいから(だって何でも上達するから)、想像力を限界まで広げて、 おもしろ...

はじめにの読書会は、お休み中 (泣)

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病院のベッドの上とは思えないほど、本に埋もれています(横にどさっともう一山)。 それもこれも、「はじめにの読書会」をなんとか再開したくて。 2020年5月。 コロナで全世界が凍りついていた頃(私は忘れない)、 なんとか子どもたちの心を、少しでも晴らすような、広げるような、ほっとできるような、そんなことができないか? それがさらに、コロナ後の未来に繋がるようなものになるなら尚良い。子どもたちを勇気づけるようなものであれば尚良い。 誰一人外出をしていない青山にて、真夜中、春の月を眺めながら企画したのが、 ・ コロナ下の中学生日記   (小学生/高校生/大学生) ・ はじめにの読書会 ・ はじめてのコロナ歌会 でした。 あまりに意義高く、歴史的価値のある企画であったため、大手出版社の一番くらいに偉い人に話したりしたのですが、あれ? まあまあ、勝手にうちだけで始めました。 はじめにの読書会は、コロナが収束したあとも毎週継続して、最近250回を超えました。5年近く続けたことになります。 花火大会と重なっても、正月でも、構わず続けてきたのですが、準備するのが私一人の体制だったので、私の緊急入院とともに、お休みせざるを得なくなってしまいました。 (まさか、こんな形で止まるとは…) 改めて、「はじめにの読書会」とは、 名前の通り、「はじめに」を読む読書会です。 (それと、目次も読みます) それを読むだけでも(私の補足説明は少しありますが)、だいたい何が書いてあるかが理解でき、どこを読めば詳しくわかるかもわかるものです。 1週間で1冊として、1年に52、3冊。 では何を読むのか? それは、【興味のない本】 !!! 興味のない本からは、ほぼ確実に、新しい知見を手に入れることができます。 興味のない、さまざまな分野の本を年間50冊! そこまでいかなくても、騙されたと思ってまずは3か月=12冊読んでみましょう。世界が違って見えますよ。新しいものに対する抵抗感がなくなり、より自由に本が読め、より自由に考えられるようになります。 それを、これから体感できるなんて、羨ましいです! なるべく早く、再開できるようにがんばります!

投票だけが政治参加なの? (一緒に考えよう)

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  参院選が終わると、ニュースは政局の話題になり、SNSは通常に、つまり飯と趣味とビジネスに、戻りましたね。 選挙権が18歳以上に引き下げられて以来、子どもたちの選挙への関心は高まっています(学校はかなり積極的に投票行動を促しています)。 私にも、小学生から高校生まで、いろいろな質問をしてくれます。特に、具体的にどの政党がどうとか、わかりにくいですね! どのおじさんおばさんを選ぶのか、ということはもちろん政治の一部だけれど、それ(投票)が政治参加のすべてではありませんよ。むしろ、投票そのものなんて政治参加のごくごく一部の表面的なことに過ぎません。 (デモ行進や、ストライキ、署名集めなんかを言いたいわけではない) 人が2人いるだけで、政治は始まります。私たちは常に、「政治参加」しています。 政治の問題は個人の問題であり、個人の問題は政治の問題でもある。 学校でも、部活でも、友だち同士でも、休み時間でも、家族でも、親戚でも、ご近所さんでも、電車の中でも、会社でも、飲み会でも、 そしてもちろん、今、この場(私との授業中)も、私たちは「政治」をしていますし、相手の「政治」に参加しています。 今、この瞬間、授業中ですが、政治中です 今、この場(zoom内)には、◯◯さんと私がいますね。2人だけ。だけどここにも政治がありますよ。 まず、この1時間を実り豊かなものにしたいという共通の目標があります。 ◯◯さんにとっては、受験に役立つ情報や、何かおもしろい話ができれば…くらいだと思います。 私としては◯◯さんが10年後、20年後に思い出しても色褪せていない、むしろ価値を増しているような、そんな1時間にしたいと思っています。 2人の目標は、概ね同じ向きを向いています。 (またもっと大前提には、私は◯◯さんが素敵な大人になって、大切にされ、必要とされて、それに応えることが喜びであってほしいと願っていますし、そうなることが、私の人生の一部だと思っています) 今ここで、一つの事件、イベント、予定外の出来事が発生しました! ◯◯さんが、政治の話題を提示してくれたことです。 さて、どうするか? 不測の事態に対して、どのように対処すると、この時間で得られる未来資産をより増大させることができるか? この場合、事実として、圧倒的に私の方に知識やビジョンがあるので、私のほうで候補を出します。そ...

医師も間違う(その1:初期診断編)

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今から考えると、始まりは3月20日。木曜日。春分の日。 子どもたちの受験や学年末テストも終わり、 また私事ですが、16日に父の四十九日の法要を終え、日常を少しずつ取り戻しつつあった頃。 祝日のほうが忙しい朝。起き上がって普通に歩くことに失敗。なにごと? 左足の人差し指の付け根がとても痛い。赤く腫れてもいる。右足も同じ場所が少し痛い。 「捻挫かな? 何もしてないけど……唾でも付けとけば治るよね!」 ポイント1:最初、軽く見てるんですが、そんなもんですよね。この時点で大事だと捉えていると、逆に日常生活や仕事に支障をきたしそう 子どもたちには話を盛って、骨折したと言って、いつも通り授業は行います。 唾をたくさん付けたのですが、その日の夕方、翌日、翌々日と、どんどん腫れてくる。どんどん痛くなる。もう歩くのも困難……となったのが、23日。日曜の夜。 ポイント2:日曜の夜に救急で、とも考えたのですが、命にかかわる話ではないと思い自重しました。後から考えれば、血管炎は悪くすると命に関わることもある。一方で、救急医療でそこまで調べられたかもわからない その時の写真が、これ。 左足は感覚もなく、熱を持った棒状の物体と化していました。腫れの位置がどんどん上がってきて、足首までポンポンです。 3月23日 なんとか這うようにして、外苑前の整形外科クリニックに辿り着くことができました。助かった…のかな? ポイント3:近くのクリニックで良かったのかな? 最初にざっと見てもらう。その後も通いやすいという意味で、間違いではなかったと思います 先生に、現在の症状とこれまでの経緯を説明し、患部と過去の写真を手際よく見てもらいました。 「レントゲンと血液検査しましょう。とりあえず痛み止めを出しておきます。血液検査の結果は、明日の10時以降になります」 え、それだけ? 這うように会社に戻り、普通に授業をし、その日は会社に泊まって、翌日10時、また這いながらクリニックへ。 「レントゲンは綺麗ですね。異常なし。血液検査の結果は、炎症反応が出ていて、あとは尿酸値が少し高いですね。他の数値はどれも素晴らしい。問題ないです。高尿酸血症(所謂痛風)の可能性が高いですね。腫れの部位が典型的なものとは異なりますが、そういう事例もありますし、何より他の可能性が低いので」 「とりあえず痛み止めを続けてもらって、2〜3週間する...