夏休みの学習、ただこなすだけでいいの?
夏休みですね。
海だ、山だ、スイカだ、昆虫採集だ、高校野球だ、、、
大好きなものがてんこ盛りの夏休みですね。
しかし、最近の子どもたちは少し事情が違うのかもしれません。
夏期講習だ、家族旅行だ、キャンプだ、○○教室だ、夏合宿だ、、、空いている日が2日しかないよ、という子もかつていました。
「今日何しようかなー」とぼんやりすることもないでしょうね。何の予定も入っていないから、なんか楽しいことをしよう!そんなことを考えないでクリエイティブな人間は育つのでしょうか?
小学校の低学年のうちから、夏期講習として何時間も勉強している子もいるそうです。勉強はもちろんした方がいいと思います。ただし、勉強って何でしょうね。何時間も机に向かって、ドリルを進めることが勉強なのでしょうか。みんなのために用意された問題を、誰が早くできるか!と競うことが勉強なのでしょうか。テストでいい点数を取ることが勉強なのでしょうか?
結果として、「ただ、こなすだけ」になってしまっている子も多くいるようです。
「いろいろやっているけれど、少し前にやったことは忘れてしまっている」
という兆候があったら、それは黄色信号です。もちろん一度やってすべてが身につくわけではないのですが、だからこそ根本の理解が大切です。
派手な問題がおもしろくて印象に残る、ということは確かにあります。しかしすべてが派手でおもしろいわけでもありません。むしろ地道に考えを進めなければならないことの方が多いはずです。
夏休みの勉強の注意点として私自身が心がけているのは、
- とにかく短時間
- 問題の流れを観察すること
- 簡単な問題を、早く正確に
- 簡単な問題を、どうしてそうなるのは、説明してもらう
- 大事なポイントだけ確認して、スッキリ終わる
あくまで私の経験上ですが、根本がわかっている子は後からいくらでも伸ばすことができます。何より勉強が嫌いになることはありません。勉強に対する変な先入観がないので、難しい問題に出会ったとしても、何とかする方向で考え始めます。
夏休みが大好きな子が増えるといいなと思っています。