若手社員の育成に悩む卒業生(A君)からの相談
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「その子(B君)、悪い子じゃないんですけど、なんでそうなるの?ってことが多くて」
詳しく話を聞いていくと、
『「指示通り」ができない人たち』にある事例とそっくりでした。
「指示通り」ができない、わからない
常識が通じない
話を聞いてない
説明がわかりにくい
アドバイスを意地悪と受け止める
ウソをつく
すぐヤケになる
感情の起伏が大きい
効率が悪い
一方的なA君の言い分ではありますが、高校生の時から知ってる彼の思考パターンから考えれば、それほどは事実とは違わないのだろうと思います。
その後、本の内容について。私が出会ってきた子どもたちの話。A君を教えていた時に私が考えていたこと。A君が今頑張っていること。などなど、たくさんお話ししました。私もとても勉強になりました。
話題は主に、
読解力、インプットの質と量(結局、インプット大事だよね)
記憶力は先天的か後天的か
思考力、情報の整理と理解にはパターンがあるのにね
メタ認知、再帰あたりが肝でしょうね
非認知能力
育った環境、培ってきた受験特化の「成功体験」
少子化、コロナ、ネットゲーム、親ガチャ
褒め方、注意の仕方、個性、部下を何と捉えるか
モチベーションや習慣は、表層にすぎない
A君が勉強を通じて学んできたこと(私が背景として重視していたこと)
1対1で、噛み合った対話
相手も人間であるということ
読書の習慣
未知の情報をどのように捌いて理解するか
記憶、スピード、正確さの磨き方
目的に対する合理的思考、問題解決のアプローチ
穴がないか、どうチェックするか、どこまでチェックするか、ミスが出にくい工夫
環境、時間の利用法(これらはとても個別的なこと)
話を聞くこと、書いてあることを読むこと
他者視点、目的を疑う、相手に合わせて改変する
精神的安定、回復力、感情のコントロール
ついでにちょっとだけ、私が今取り組んでいること
・くえるか!(興味のないことを楽しむ練習)
・あのねなぬーく(君たちはどうアンパンマンになるか)
若い人と、静かにちゃんと話ができるっていいものです。
最後に私から。
「もちろん、仕事と割り切って付き合う、もしくは切ることことはできるし、もしかしたらその方が安全かもしれないけれど、
まあでも、出会ってしまったんだよね。
B君を、会社からも評価される人にするために頑張ってもいいんじゃない?A君だって、たまたま恵まれていただけ。B君はたまたま、あまり恵まれていなかっただけ。今度、B君も連れてきたらいいよ。私も話を聞いてしまったからね」
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