爆発的成長の環境整備:阻害要因を取り除く
こんな時代に天然知能の話かよ。
前回は、成長を促進する人間関係について書きましたが、
今回は、成長を妨げる阻害要因について。
条件をいくら整えても、爆発的成長が発動されないことがあります。
(どうしてなのだろう)
経験として感じることは、
人はアクセルよりもブレーキのほうがよく効くのではないか、ということです。
(嫌だ、嫌い、怖い、不安だ、疲れた・・・)
といったマイナス要因があった場合、心にブレーキがかかってうまく動けなくなってしまう。ストッパーになってしまう。そのストッパーを外さないと、やる気スイッチもへったくれもない。
心のブレーキはどこから生まれるのか。
□ 身体的経験
たまたま少し体が小さかった、運動で初めに少し失敗した、
ケンカ(力勝負)で負けた、容姿などでからかわれた、体力的に限界・・・
□ 思考的経験
遊び(特に失敗)等の経験で「こうすればこうなるはず」という論理の構築が不足、
筋が通らないことがまかり通った、内容よりも感情が優先されすぎた、
過度に高度なことを無理やり納得させられた、能力に比して量が多い・・・
□ 感情的経験
うまくできなくて怒られた、好き・嫌い偏重思考、
嫌なことを強制されて結果も出なかった、気持ちをうまく伝えられなかった、
人間関係が複雑すぎた・・・
誰しも大なり小なり経験があることだと思いますが、
その記憶をなるべく想起されないように、今やっていることから連想されないように。
そして、もし思い出してしまったら、
とりあえずできることはその記憶との関連を断つこと。
(過去の記憶の修復となると、もはやそれはぼくでは力不足だ)
難しいのは、
マイナス要因・阻害要因を本人が自覚していない場合もあるということ。長年、マイナス要因に囲まれた環境で過ごしてしまうと、心が縮こまったまま順応してしまうケースがあるように思います。
さらに難しいのは、
記憶に関することは、ON/OFFと明確なわけではなく、程度の問題、グラデーションであり、またその時のコンディション等にも大きく左右されるということ。
考え始めるととても手に追いえないように感じることではあるのですが、
少なくとも視点として、
「阻害要因」から考えてみる、ことは何かヒントになると思っています。