その勉強で、何を学んだ? (努力にもコツがある r>g )
その先へ。 20年後の未来のために、新・青山Fプレップスクールです。
勉強すること ≠ 学ぶこと
勉強 ⇒ 学び ⇒ 知識や思考力のストック
ちょっと功利主義的過ぎるかなとも思いますが、
最近、まじめな子が多いので、ちょっと刺激を与えようかと。
【努力は報われる】
っていうけど、みなさまはどのようにお考えでしょうか。
もちろん、努力がとても大切なことは、ぼく自身痛みを伴って実感しています。
しかし一方では、こういうものの言い方って、ちょっとずるいなあと、ぼくはと思います。
結果が出なかったら、『努力が足りなかった』 と言われるのが落ちだからです。
それは過度な【自己責任論】に発展する危険性を孕んでいます。
ぼくが、生徒さんたちに伝えたいのは、
★ 努力にも、方向性があるよ。(高校生以上なら、スカラーでなく、ベクトルなんじゃないかな)
★ せっかく努力するなら、そこから何か学び取れるといいね
今日はその、後者についてのお話です。
今年になって、『21世紀の資本』 を読みました。
貧富の格差が広がっている → これは歴史的な事実である ⇒ これから私たちはどうするか
そういう本です。
しかしぼくは、少し違った読み方をしてみました。
なぜ、格差は広がるのか。
むしろ、今うちに通っている生徒さんたちにとっては、
格差を維持・拡張することを考えるべきではないか。
それを、私利私欲のためでなく、より高いレベルでの知性を備え、
人間らしい生き方をしてくれればいい。
ぼくは極論すれば、そんな風に考えています。
さて、この本で有名になった式が、
r > g
です。
資本の収益率の方が、経済成長率よりも、
歴史的に高かった。
と言っています。
これは、勉強でも同じことです。
勉強でいえば、
r ⇒ 持っている知識、読解力、思考力、記述力によって
得られる、まあテストでいえば、得点。
g ⇒ 「勉強」によって、得られる得点。
△ 宿題を片付けて終わり!
△ テストのために必死に勉強して、テストが終わったから、良かった!
やらないよりは、全然いいです。
だけど、もったいないよ、と。
その勉強を通じて学んだことを、自分の資産として積み重ねていきましょう。
自分が何を学んだのかな?と、ひと手間、考えるともっと良いと思います。
さらに考えると、資産価値のある資産とは、時代とともに変わるということも、重要な点です。
産業革命以前は、何と言っても農地が資産の大半を占めていましたが、
現代では、住宅や企業が資産の大半を占めます。
たとえば、受験勉強をして、○○中学(高校、大学)に入ったとして、
その時点でそれは確かに、資産価値を持ちます。
しかし、その資産を寝かせたままにしておくと、、、
おとなになって、 「おれは、中学受験で難関校に合格したぞ!」 と、
いくらいばってみたところで、、、、となってしまいます。
今資産価値があるものであっても、それが永久に価値を持つわけではありません。
その時その時に応じて、自分の資産を入れ替えておく必要が出てきます。
同じ努力をするのであれば、
この2点に気を付けて、努力してもらえるといいかなと思います。
勉強すること ≠ 学ぶこと
勉強 ⇒ 学び ⇒ 知識や思考力のストック
ちょっと功利主義的過ぎるかなとも思いますが、
最近、まじめな子が多いので、ちょっと刺激を与えようかと。
【努力は報われる】
っていうけど、みなさまはどのようにお考えでしょうか。
もちろん、努力がとても大切なことは、ぼく自身痛みを伴って実感しています。
しかし一方では、こういうものの言い方って、ちょっとずるいなあと、ぼくはと思います。
結果が出なかったら、『努力が足りなかった』 と言われるのが落ちだからです。
それは過度な【自己責任論】に発展する危険性を孕んでいます。
ぼくが、生徒さんたちに伝えたいのは、
★ 努力にも、方向性があるよ。(高校生以上なら、スカラーでなく、ベクトルなんじゃないかな)
★ せっかく努力するなら、そこから何か学び取れるといいね
今日はその、後者についてのお話です。
今年になって、『21世紀の資本』 を読みました。
貧富の格差が広がっている → これは歴史的な事実である ⇒ これから私たちはどうするか
そういう本です。
しかしぼくは、少し違った読み方をしてみました。
なぜ、格差は広がるのか。
むしろ、今うちに通っている生徒さんたちにとっては、
格差を維持・拡張することを考えるべきではないか。
それを、私利私欲のためでなく、より高いレベルでの知性を備え、
人間らしい生き方をしてくれればいい。
ぼくは極論すれば、そんな風に考えています。
さて、この本で有名になった式が、
r > g
です。
資本の収益率の方が、経済成長率よりも、
歴史的に高かった。
と言っています。
これは、勉強でも同じことです。
勉強でいえば、
r ⇒ 持っている知識、読解力、思考力、記述力によって
得られる、まあテストでいえば、得点。
g ⇒ 「勉強」によって、得られる得点。
△ 宿題を片付けて終わり!
△ テストのために必死に勉強して、テストが終わったから、良かった!
やらないよりは、全然いいです。
だけど、もったいないよ、と。
その勉強を通じて学んだことを、自分の資産として積み重ねていきましょう。
自分が何を学んだのかな?と、ひと手間、考えるともっと良いと思います。
さらに考えると、資産価値のある資産とは、時代とともに変わるということも、重要な点です。
産業革命以前は、何と言っても農地が資産の大半を占めていましたが、
現代では、住宅や企業が資産の大半を占めます。
たとえば、受験勉強をして、○○中学(高校、大学)に入ったとして、
その時点でそれは確かに、資産価値を持ちます。
しかし、その資産を寝かせたままにしておくと、、、
おとなになって、 「おれは、中学受験で難関校に合格したぞ!」 と、
いくらいばってみたところで、、、、となってしまいます。
今資産価値があるものであっても、それが永久に価値を持つわけではありません。
その時その時に応じて、自分の資産を入れ替えておく必要が出てきます。
同じ努力をするのであれば、
この2点に気を付けて、努力してもらえるといいかなと思います。