(授業風景) 小学生男子に、やる気を出させる、授業の工夫 【オレは持っている】

20年後の未来のために、青山プレップスクールです。

夏休みももうすぐ終わりですね。
そんなころに、塾で飼っているクワガタが羽化しました。
遅くないか?このまま越冬準備です。



お母さんにとっては、特に男の子って、
謎の生き物なんだなと、感じます。

特にお母さん自身が、女ばかりの姉妹だったり、
女子校出身だったり、いとこたちもあまりいなかったりすると。

→ たとえば、こんな虫飼ったりするのも、理解不能だと思います。



もちろんその子その子で違いますが、
一般的に、男の子という生き物は、以下のような性質があると感じます。

□ じっとしていられない (体を動かすこと大好き)

□ 競争好き (勝った負けたというわかりやすいもの)

□ ふざけること大好き (バカなことをする=すごい)

□ 先のことを考えない (何か集めるのは良いんだけど、集めてどうするの?)

□ ギャンブル好き (【オレは持ってる】)


などなど



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こういう一般的な性質を、利用しない手はありません。


今日は、一番最後の、【オレは持ってる】を使ってみましょう。



【用意するもの】

   ・ サイコロ

     できれば、10面サイコロ
     10面サイコロ(amazon)

     なければ、普通のサイコロでも大丈夫です。


   ・ 問題集

     何でもいいです。



【どうするか】


     問題集を1冊丸々やって欲しいのはやまやまですが、
     結局、3日坊主で終わってしまうことも多いでしょう。

     はじめからきちんとやろうとし過ぎると、
     単元の始めばかりをやって、
     後の方は、ほとんどできないことが、よくあります。


     で、どうするかというと、
     サイコロの出た目の問題だけをやるようにするのです。


     単純に言うと、1/10しか問題をできないことになりますが、
     2周目、3周目と、繰り返していけばOKです。


【重要な点】

     この時重要なのは、

     ★ 「当たり」を設ける

       10面サイコロならば、0の目が出たら、その時点でOKとします。

     ★ 昇段システムを設ける

       問題に3連勝したら、より難しい問題に挑戦できる!

       (「もの」などのご褒美でない方がいいです)


たったこれだけ。

後は、楽しい感じで始めれば、

一生懸命、『0の目を出そう』とがんばります。

0の目が出なかった時は、じゃあ今の問題は早くやってしまって、

もう一回、サイコロを振りたい!


0の目が出ると、【オレはやっぱり持っている!】

どんどん、難しい問題にも挑戦するようになります。




小学生男子は、ほとんどこれで、ノリノリになって勉強してくれます。


あんまり教えたくはなかったですが、

夏休み終了記念として。


(夏休みの宿題をやる前がよかったですか?

 夏休みの宿題は、全部やらなければならないので、

 これは、使いづらいと思います)


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